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【映画】ダンボ…ジャック・ニコルソンも出てくれば気が利いていた

2019-08-18 21:47:25 | 映画
本日2019年8月18日(日曜日)二度目の更新。
映画鑑賞記録です



「ダンボ」🎪
監督:ティム・バートン
出演:コリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート
制作年:2019年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題:Dumbo



TSUTAYA DISCASから「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」と一緒に届いた1本。
2019年7月30日(火曜日)の夜までに鑑賞しました(ブルーレイ)。



概要🐘
1941年のアニメーション映画「ダンボ」の実写りメイク作品。
1919年サーカス団「メディチ・ブラザーズ・サーカス」に、従軍していた第一次世界大戦から戻ったホルト・ファリア(コリン・ファレル)は、従軍中に妻をインフルエンザで失い、残された二人の子供ミリー(ニコ・パーカー)とジョー(フィンリー・ホビンス)に再開する。かつてサーカス団の乗馬ショーで花形スターだったホルトだが、戦争で左腕を失いかつてのショーもすぐにはできないことから、妊娠した雌のアジアゾウのジャンボ🐘の世話を任せられる。経営の傾くメディチ・ブラザーズ・サーカスの団長マックス・メディチ(ダニー・デヴィート)は、サーカス人気復活の要として生まれてくる子象に期待していたが、生まれてきた子象ダンボは、異常に大きな耳を持っていた。



感想🐘
あんまり面白くはなかった

冷静に考えると、耳の大きな象が飛ぶ話ってなんだよとなる映画。
もちろん原作のダンボは知っているわけだけど、
それがなければ、この謎の突飛な設定には付いていけないし💦
知っているけど、思い入れはない😅

原作の時(モノのない時代)ならば、耳のでかい子象を書いたアニメーター()が、
「これおもろいんじゃない、アニメにしてみようよ
と、なるのは理解もできるが☺️、
現代においてこの映画が必要かと言われれば否💦💦
現代の色々な凄い(作り物の)映像を観させれた我々からすれば、CGで飛ぶ象など面白い映像にはなりそうもなく、実際そうでもなかった

そんなものを、それなりの映画監督と、それなりの予算をかけて作っちゃうのだから、ディズニーが自分らのブランド力を過信しすぎている感さえもある。

これ、興行的に当たったんかなぁ
(映画の内容も興行当てるかどうかの話だけど😅)
ダメだったんじゃないかと思うのだけど、それは作り手の技量なのではなくて、コンテンツが弱い結果だど思うのだけど。

個人的には、歴史的コンテンツとして昔のアニメだけあれば十分だった。


で、映画のコンセプト云、余計なお世話はこれぐらいにして、
以下は今回のストーリーその他について(映画を見た素直な感想部分)

原作のアニメの方は子供の頃に観ただけで全然ストーリーを覚えていないのだけど、今回の話は全然知らない話だったので、多分全然違う話に膨らませているのだと思う。
(昔のダンボをWikipedia調べたら、やはり全然違いました)

人間がらみの部分は、ほぼ全部がオリジナル。
時代背景を鑑みて、第一次世界大戦からの帰還兵(かつ傷病兵)の父親や、当時流行ったインフルエンザで亡くなったという設定の母親の話を追加(というか人間キャラ自体追加)
徴兵逃れをした男をバチが当たって死ぬ悪役にしているのは、なんとなく(この描き方は現代において)良いのかなぁとも思うけど、まぁ古い映画の雰囲気。

で、マイケル・キートン演じる大物興行師で心のない男がダンボを狙って暗躍、
ピンクの象のオマージュ(原作と設定は違うけど同じように思えるシーン)とか、
空中ブランコのネットが広げられないくだり、
ここはハラハラさせるつもり、もしくマイケル・キートンがひどいやつって言いたい描写なのだろうけど、そのためなら弱い
誰か落ちたりして怪我でもさせるとか、マイケル・キートン含む悪役の誰かが、ネットないが故に死んじゃうというような伏線かと思いきや、結局そうでもない。
そもそも、当時のサーカス事情はわからないけど、割とネット無しとかでやっていたんじゃないかとも想像😅

CGの話さない象🐘の親子愛にも特に涙する部分はない。

良いところでは、ドリームランドの描写🔥はちょびっとだけ面白かった
あのパビリオン(未来館みたいなやつ)は時代背景的に合っているのだろうか
(同じようなやつをトムとジェリーの真ん中の話で観た記憶が蘇りました😁)


あとは、役者の話。

エヴァ・グリーンは、この映画では若作りで多少無理している役にも感じイマイチ。
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」の年相応風味の方が良かった。

コリン・ファレルは、この映画の中では一言もそんなことは言っていないけど、作り手や本人からすれば、やや男前ヒーローのつもりだと思う。
で、私からすればそんなことはない😅
いぜれにせよ日本語吹き替え版の西島秀俊はNG

コリン・ファレルの二人の子供役、
男の子の方は、あんまり覚えていないというか普通なのだけど、
女の子の方が、いかにもティム・バートン風味の子役の顔で、申し訳ないが気持ち悪いと思わされた😰(いい意味でだけどね😅)。

マイケル・キートンダニー・デヴィートがティム・バートン映画🦇で共演というのも意図的な配役なのかもしれない😅
ダニー・デヴィートが、金持ちのマイケル・キートンに逆襲する話😁だったので、
最後の方でダニー・デヴィートが意気投合するアラン・アーキン演じる融資する銀行の人みたいな権力者の配役が(アラン・アーキンには悪いが)ジャック・ニコルソンだったらもっと気が利いていたのだが💦…交渉ぐらいは行われたのかもしれない


ここまでのキャスティングの話の中で、ティム・バートン風味の話をしたついでに、
この映画全体ではティム・バートン風味は薄め(例えばディズニーサイドから)何か制限でもかかったのだろうとも思う「アリス・イン・ワンダーランド」もこんな感じだっただろうか
というかこの脚本自体がなんとなく、金にモノを言わせてコンテンツを買い上げていくディズニーへの批判にも感じられたりしている部分もあり😅、影では何か面白い攻防が繰り返された映画なのかもしれない


と、後半の「裏読み」以外は、私にはまらなかった映画
だめじゃないし、ちゃんとできているけど、最初に書いている通り、特に楽しくもなかった映画です。
点数は3点強(5点満点中)です。



蛇足🐘
戦争
原作アニメが作られた1941年って太平洋戦争の始まった年。
当時のアメリカは本邦に比較して、何倍も余裕がある国だったんだと、こういうの紐解いていくと感じさせられてしまいますね。


バイストン・ウェル
大昔に読んだ「リーンの翼」だか「オーラバトラー戦記」の小説に、バイストン・ウェルにはダンボもいるって書いてあった。
らしいです。




では、このあたりで



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