ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

ヒトラー ~最期の12日間~…GWレンタル映画ラストです

2006-05-11 22:34:41 | 映画
前日の記事で「もうテンプレートは戻せない」と言ってる私ですが…
戻す方法発見しました

で、現状は自分では見づらいとも思ってるので、数日経ったら戻すかも。
戻す気まんまんかも

どうなるかは、気分次第です(映画の点数と一緒で


さて、貯めてた記事で恐縮ですが、GWに鑑賞したレンタルDVDのラストいきます



「ヒトラー ~最期の12日間~」
(監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル、出演:ブルーノ・ガンツ 、アレクサンドラ・マリア・ラーラ 、ユリアーネ・ケーラー、2004ドイツ/イタリア)

GWの最後に(二日酔い前~後に分けて5/6~5/7に)鑑賞。
TSUTAYAさんでレンタル。
今回同時に一週間レンタルしたもの(他は「ネバーランド」、「エレクトラ」、「50回目のファースト・キス」)の中では私が選んだ1本です(他はヨメが選択)。


ストーリー
1942年、トラウドゥル・ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)が、アドルフ・ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)の秘書になるところから物語は始まる。
数年後、ドイツ軍は敗戦色が濃くなり、ベルリンに追い詰められていく。
ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、ユンゲも同行する。彼女は追い詰められていくヒトラーを目の当たりにする。
詳しくはこちら(オフィシャルブログらしい)…http://ameblo.jp/hitler/


ピロEK的感想&点数
ドイツでの話題作とのこと。
戦争映画は(特に敗戦国が自国の戦争映画を作る場合)、描きかたによって「戦争賛美」と言われたり、逆に描けば「自虐的」と言われるのは世の常。
この映画もそういう議論をされるのも運命なんだろうし、そういう議論して欲しいんでしょと思われます

だから癪なので、そういうところにはなるべく触れませんが、ちょっとだけ言うと、「戦争賛美」か「自虐的」の点で言えば「中途半端」(無難)と私は感じました。

中立的といえばカッコイイけど、メッセージ性は薄い気がする。仕方ないのかな。

こういったヒトラーものであれば、
手塚治虫先生の「アドルフに告ぐ」という先駆者がいますね。
(ドイツ人は知らないだろうけど…)

「アドルフに告ぐ」(←あんまり憶えても無いけど)とか他の書籍から得られる情報で、こういうヒトラー像(ヒステリックだったり、冷酷だったり、周りの女性に対しては優しいなんて部分)というのは定説だと勝手に思っていましたよ。

ナチが「世界転覆を図る狂人集団」。
ヒトラーが「キレた冷酷無比なる独裁者」。
なんていうのはアメリカの子供向け作品だけのことだと思ってたけど違うんでしょうか。
…だとすると、そう単純な情報を刷り込まれずに、何十年か前に描かれたコミックからこの映画と同等の情報を得られる日本の国というのは公平なのかも。

日本では「東条英機」が主役の映画とかもあるし、「大日本帝国」を美化した作品はたくさんあるから、特にヒトラーを美化しまくった訳でもないこの作品が、ドイツで話題作というのは何だか信じられない感じ。今まで本当に無かったの??とか思う。
配給会社の策略で、そう言ってるだけなのでは??とか勘ぐってしまいます。
大日本帝国はナチと立場がちょっと違うから、日本ではアリ。ドイツではナシ。
なのかもしれませんけどね。

しかし、たとえ自分の思い込みから大量虐殺&戦争犠牲者を出した人物とはいえ、人間性があるのは当たり前じゃん。
「話題の映画」というのは私的には、ヤッパリ納得いかない部分あり。
もっと脚色された問題作を期待しちゃってました。当時の連合国側が怒るような

なんとなくココまで貶した感じの記事になっていますが
「戦争とそれによるヒステリックな状態というのは怖いなぁ」と思わせる部分でいえば、なかなかの作品とは思います。
そういう観かたすれば評価は今以上になるかもですね。
ドイツ映画って(多分)はじめて観たのですが、意外と観やすい映画でもありました

点数は3点(5点満点中)。
今回は3点。同列のスタンスから戦争を描いた映画は(※注)イッパイあるから、私の中でそれらと比較。結果普通。
(※注「フルメタル・ジャケット」「プライベート・ライアン」は同列。「パール・ハーバー」はもちろん違います
オススメ度は微妙ですね。人によるのでは??


補足・蛇足
ゲッペルス、顔怖いよ。



今日はこんな感じですかね





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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
毎度どうも^^ (maximum)
2006-05-12 22:36:26
TBありがとうございました^^

なるほど、ピロEKさんの意見興味深く読ませていただきました。

賛美か自虐かどっちがわにもつかないスタンスは少し監督の意見が見えなくてずるい様にも思えますが、

見る側に考えさせるという点ではよかったと思います。まあ、パールハーバーに比べれば遥かに秀作ですねw

返信する
TB有難うございます。^^ (ルーピーQ)
2006-05-12 23:53:59
ピロEKさん、今晩は☆

自分はヒトラーの人間性が描かれていることに驚いてしまったクチです。^^:

あとはブルーノ・ガンツのなりきりぶりや、子供を毒殺する母親の妄信ぶりが強烈に印象に残っています。

戦争時の狂乱は良く描かれていましたね。

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★★maximumさんへ★★ (ピロEK(maximumさんへ))
2006-05-13 09:25:06


毎度、コメント感謝いたします。



>なるほど、ピロEKさんの意見興味深く読ませていただきました。



私はあんまり深く考えずに色々書いているので、そういうふうに言って頂いてしまうと恐縮至極してしまうのですが…



>パールハーバーに比べれば遥かに秀作ですねw



実は「パールハーバー」はキチンと観たことが無いのですが、バカにされまくってますもんネェあの作品。引き合いに出す作品を間違えました。

では、またいらしてくださいね。
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★★ルーピーQさんへ★★ (ピロEK(ルーピーQさんへ))
2006-05-13 09:26:51


毎度、コメント感謝いたします。



>自分はヒトラーの人間性が描かれていることに驚いてしまったクチです。^^:



私はどこで読んだのか、観たのか、こういうヒトラーはなんとなく知ってました。

ブルーノ・ガンツの演技(手が震えるところとか)は凄いなぁとは思いましたよ。



>子供を毒殺する母親の妄信ぶりが強烈に印象に残っています。



この映画の最もぞっとするところですよね。

自分の命ならまだしも、子どもの命を無くしてまで守る思想というものがあるというのは、人の親としてナンセンスとしか思えません。

では、またいらしてくださいね。
返信する
こんばんわ (PINOKIO)
2006-05-13 23:53:18
監督がこの映画を撮るのによほどの決断が必要だったり

この映画が話題作になるほど、ドイツではタブーなんですねぇ。

パールハーバーはクソ映画ですw お笑いですw

ヒトラーのテーブルトーク、っていう本も面白いですよ~
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★★PINOKIOさんへ★★ (ピロEK(PINOKIOさんへ))
2006-05-16 12:16:06


毎度コメントありがとうございます。

やはりドイツでのヒトラーというのは、ドイツでは慎重に扱わないといけない問題なんですかね。同じ敗戦国でも日本人の感覚からは計れないものがあるんでしょうか?(今、思ったのですが、アメリカが日本に原爆投下する作戦を映画化するようなもの??なのカモ??)。



>ヒトラーのテーブルトーク



ヒトラーが書いた本ですよね。機会があれば読んで見たいです。



では、またきてくださいね。
返信する
TBありがとうございました (can)
2007-04-06 11:34:50
私の中の「ヒトラー像」は「アドルフを告ぐ」が元になっているので、この作品の彼はあまり衝撃的では無かったです

なので、ピロEKさん同様「衝撃的な問題作」を期待していた私もちょっと拍子抜けしちゃいました

それだけ「アドルフ・・・」自体が衝撃的な問題作だった・・・ということなのでしょうかね~?
返信する
★★コメントありがとうございます~その4~★★ (ピロEK(canさんへ))
2007-04-15 14:26:35
★canさんへ★

たくさんのコメントありがとうございます

>私の中の「ヒトラー像」は「アドルフを告ぐ」が元になっているので、この作品の彼はあまり衝撃的では無かったです
>なので、ピロEKさん同様「衝撃的な問題作」を期待していた私もちょっと拍子抜けしちゃいました
>それだけ「アドルフ・・・」自体が衝撃的な問題作だった・・・ということなのでしょうかね~?

何十年か前に日本人が描けているヒトラー像が、衝撃作というのはピンと来ませんよね。
ドイツの方が遅れているというより、手塚治虫が凄いんだろうなぁ。

では、また来てくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。
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