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【映画】戦と乱…日本人武将が(韓国映画なのに)妙にカッコいい件

2024-12-03 22:23:46 | 映画
本日は、2024年12月3日(火曜日)です。



以下は、映画鑑賞記録



「戦と乱」👃
監督 :キム・サンマン
出演 :カン・ドンウォン、パク・ジョンミン、チョン・ソンイル
制作年:2024年
制作国:韓国🇰🇷
原題 :전,란
英題 :Uprising



2024年11月24日(日曜日)の7:50頃までにかけ数回に分けて「Netflix」日本語吹替版で鑑賞しました。



概要
16世紀末の朝鮮王朝、日本の豊臣秀吉による朝鮮出兵が行われていた時代の朝鮮半島。
奴婢のチョンヨン(カン・ドンウォン)は幼い頃、主人の息子イ・ジョンニョの剣術訓練で息子が失敗すると代わりに折檻を受ける役割だったが、ジョンニョを鍛えることでそれを避けようと、一緒に修行をするうち親友と呼べる間柄になっていた。チョンヨンは、なかなか武挙に受からないジョンニョ(パク・ジョンミン)になりすまして試験を受け、合格の見返りに奴婢の身分から解放される約束を取り付け、見事主席合格する。しかしジョンニョの父は約束を反故にした挙句、部下にチョンヨンを殺す命令を出し、チョンヨンは逃走する。
その後チョンヨンは、結局捕まってしまい屋敷の牢に繋がれる。
この頃、無能かつ浪費癖があり臣民を苦しめていたソンジョ王(チャ・スンウォン)には不満が高まっており、朝鮮各地で反乱が起こっていた。ジョンニョの屋敷でも奴婢たちによる暴動が起こり、ジョンニョ不在の中、ジョンニョ以外の一族は皆殺しにされてしまう。ジョンニョによって縄を解かれていたチョンヨンは逃げ出す途中、ジョンニョの妻と子供を助けようとするが、ジョンニョの妻はチョンヨンを畜生呼ばわりし、自ら燃える屋敷に飛び込んでいった。この事は、チョンヨンが妻子を殺したとしてジョンニョに伝わり、ジョンニョに復讐心が芽生える。
さらにこの頃、豊臣秀吉による朝鮮出兵が行われており、朝鮮人が倭寇と呼ぶ日本軍が進行してきていたが、ソンジョ王は我先逃げ出していた。



感想
予告がなんとなく面白そうだったので観始めた朝鮮の歴史物(韓国映画)
朝鮮の歴史には疎く、これがどこまで史実で、どこからが創作なのかわからないのだけど、豊臣秀吉の朝鮮出兵は勿論史実、あの悪い王様の件も、客観的には史実のようです(Wikipedia調べ)

で、奴婢ながら実力も統率力もあり“青衣剣神”とかカッコいい名前で呼ばれて妙に芝居がかって強い主人公。
彼は反乱分子ではなく、倭寇から祖国を守る戦いを人格者の将軍と一緒に行っているのに、王家から裏切られる展開。
その、仲間に戦いの実力があって個性的な若干名

ライバルの2人…主人公に鍛えられたせいか、結局それなりに実力がついた元親友

“鼻狩り”と呼ばれ、残虐ながらも武士道を重んじていそうな、実力が主人公と拮抗した日本人武将

と、架空の人物たちがマンガっぽい戦いを繰り広げる娯楽作品です。

アクションは上出来
お話の展開は月並みだけど、テンポは悪くない良作でした

日本人の武将が、残虐な悪役ながら、朝鮮人の王族よりもよほど筋の通ったカッコイイ役回り
かつ、賢く、やむを得ず悪王の側に身を寄せるけど、手球にとっている展開。
かつ、彼らが宝物を持っていて、悪王側が、それを掠め取ろうとするんだけど、宝物は略奪品や戦利品なのではなく、戦果の証拠として集めた朝鮮兵の鼻👃という皮肉がオチです。
同じ悪役でも、即物的な朝鮮王族と、そうではない侍たちの対比が描かれています。

この日本人の描写が
“異様な行動をとる日本人”の描写なのか
“当時の悪政を行う王族よりよほど筋が通ったカッコいい敵”の描写なのかは、私が韓国人ではないのでジャッジしづらい部分ですが…
私は後者と認識。
…だとしても、日本も含めた市場を見据えての判断かも知れませんし、当時の王族が韓国でも特に人気がないからなのかも知れません


出演者は、もちろん韓国人俳優ばかりなので知らない方ばかりですが…

主人公のカン・ドンウォンという方は、津田健次郎に似ている気がしました。


ということで点数は3点強(5点満点中)です。



では、また



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