ゆったり山登り

北海道で暮らす自然が好きで、山登りやカヌーを楽しんでいるのんびり者です。
日々の自然や人との触合いを書いて行きます。

三代目豊国画「七代目?市川團十郎」

2010-12-14 11:42:58 | 浮世絵
今話題の海老蔵のこと。市川家の家系の話は今、彼方此方で話されています。
名門を継ぐというどのような気持ちなのでしょうね。自慢をすることなのでしょうか?
たまたまその家系に生まれただけで、本人の努力によるわけではないでしょう。しかし、明らかにそれを自慢していた節があります。
親の教育の問題でしょうか。師匠として技術は教えたのでしょうね、だけれども人間としての心を教えたとはどうしても思えません。
昔はと言って一番下の身分でした。それを心の内に秘めているから初期の歌舞伎役者にはそれなりの心構えがあったようです。ただそれだけに、芸人は一般常識を離れたところに芸の肥やしになる物があるとも考えていたようです。その辺の考えが正しいかどうか私にはわかりません。しかし、それはその世界の中だけで許されることだと思います。

世の中にはそれぞれの世界があります、暴力の世界もそうです、彼らは普段は一般の社会との間に一線を引いて生活しているようです。それを海老蔵は、はき違えたようです。
喧嘩の後始末もいけません。奥さんに逃げ込み、喧嘩とは言わず、親の庇護に逃げ込み、男としては格好の悪いことをしていることにも気付かない有様には腹立たしい思いです。

自分で人生を選べなかったせいなのでしょうか。
どういう道を選ぶべきか迷いながらふらふらと歩いて来た私の人生は誉められたものではありませんが、自己の判断で決めてきたことなのでですから後悔はありません。
自分の考えで生きていけることが一番の幸せなのかもしれません。