ゆったり山登り

北海道で暮らす自然が好きで、山登りやカヌーを楽しんでいるのんびり者です。
日々の自然や人との触合いを書いて行きます。

似た人

2012-06-03 10:43:55 | 思い出
 世界には自分に似た人が3人いると云われています。誰でも自分に似た人に会ったとか見たことがあると聞いたとかの話はあると思います。
そんな出来事を旭川に向かう途中で塩狩峠を通過する時にふと、思いだしたものですから。

私は以前勤めていた会社でセールスが開発したお得意を引き継ぎルートに乗せる迄のフォローを仕事としていたことがあります。
既に先発のセールが5、6人位でしたか旭川に入って仕事をしていました。
私は遅れて一人だけみんなが宿泊している宿に入りました。

恐らく季節は初冬だったかもしれません。
短歌の好きな人がいて窓を開けままで降ってくる雪を眺めるのを付き合って寒い思いだけの雪見酒と洒落たのを思い出します。
この宿の主人は女性で当時、短大に行っている双子の綺麗な娘さんが居ました。
当然、私は興味を引かれましたが女将が何やら恐ろしげで近寄りがたいものがありました。
それに何故かは分かりませんが先発の連中が女将に嫌われていたようでとても近づく気持ちになれませんでした。

そんな日を過ごしている内に函館に行くように私に要請がありました。
そこで車を使用していたので駐車場から車を移動させて玄関に置いた荷物を取りに戻りました。
宿の入り口は道路からは少し入り込んでいるので少し歩く距離があります。
私が荷物を持とうとすると女将が出てきて車まで荷物を持っていくと言います。
その様なことをする格式のある宿ではありません。先発の連中が安宿を見つけ挙げ句に値切った様な宿に違いありませんから。
ですから不思議な面持ちで車まで歩きました。
車に乗った私を見つめながら何か言いたげな様子でした。(これが娘さんなら嬉しいのにと心の中で思いました)

やっと見送る気になった理由を話してくれました。
それは彼女の兄が若い時にあの三浦綾子氏と恋中でありその後、亡くなった方でどうやら私がその方に似ていたらしい。

その後、塩狩峠の三浦綾子記念館を見に行く機会がありその元恋人の方の写真も飾ってありました。
写真を見る限り似ているようには見えませんでしたが雰囲気だったのでしょうか。
それでも素晴らしい人物に似ていると言われたのは嬉しい出来事には違いありません。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
似ている人を (スー)
2012-06-04 06:50:51
あっけさん
きっとこれから何処かで逢うと思いますよ。
どうせなら、劇的な出会いが良いですね。
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似ている人を (あっけ)
2012-06-03 18:46:43
自分の思い入れのある人に似た人を見かけたら、人はなにかしら、その人に特別な思いを持つのではないでしょうかね?うーん、私にも似た人がいるのでしょうかね?もしいるのなら、会ってみたい気がします。
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