そんな訳でまたまたぶり返すFender Rhodesのお話
内蔵プリアンプに付いているVibrato(Pan,Tremolo効果)スイッチをONにすると
何にも弾いていない状態でも
2チャンネル側(R)の方にサァッ.サァッと言うノイズが聴こえていたのが
ずっと気にはなっていたんですが、、、
原因が分からなかったので諦め放置していたんです。
でもずっと気になっていたしちょっとストレスになっていたので原因究明大作戦開始なのだ
回路図と現物基板を睨めっこしながら抵抗、ケミコンなど測ってみましたが問題なし。念のために5個のツェナーダイオードも交換するも変わらずにサァッ.サァッ
ふと交換していなかったトランジスタ2N3391A いくつかデッドストック品があったので交換したものの、まだ4個程オリジナルのままでした。
回路の流れを見てトランジスタ足に触れてみた時、サァッサァッのR側に反応したのでそのトランジスタを交換しようと思いましたがもうストックがない!
調べて手持ちの2N5088がピンの向きが違うものの使えそうなので交換してノイズをチェック
やったよビンゴ!
でノイズがぴたりと収まりました! ついでに未交換の2N3391Aも全て交換したらジーなどのノイズも相当収まりこれまた大成功
本当はノンポーラ5uf 25Vコンデンサも交換したらもっとオリジナルなコンディションに戻せるのかも知れませんがそうなると抵抗も新しくしたいとか、欲が出てキリがなくなってしまう。
現状、ヘッドホンモニターしながらストレスなくRhodesが弾けるまともな状態に戻りとても嬉しい。
電球の光をフォトカプラで検知して音を揺らす効果やそのスピードも調整出来ます。
intensityで効果の深さ調整できて
最大にすると左〜右と音が見事に優しくPanします。かけすぎると酔いそうかも。
その後気になっていたプリアンプからスピーカーボックスへの4pinコードに触れるとバサバサ!!と凄まじいノイズが出ていた不具合
これには根本のコネクタをバラし、コードを切って被膜を剥き、新たに可能な限り丁寧に半田付け これでノイズが収まりました。
何かと直せないとすぐ諦めモードに入ってしまう悪い癖があるけど、一度や二度とわからなく悩んでも気にしない。少し時間を置いて新たにチャレンジしてみるとまた閃きが来る時もある。そんな事学べました。
あくまで自分との闘い
いつまでも弾いていたくなるRhodesピアノ 本物ならではの鍵盤タッチも弾き込む事に愛情が増しこれにて一件落着(たぶん)
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