わが家の天使たち

にゃんこ軍団とPoko隊長のブログです。パンやお菓子も焼きます。お花も育てます。

ビー爺さん

2016年04月04日 | ビー爺さん・トムっち・タツ

「爺さん」なんて呼ぶのが不釣り合いなほど

ビーは愛らしくて子どものような猫でした。

 

ある雨の日

「お母さん、はい!」

学校帰りの三男が差し出したその手の中には

小さな灰色のネズミのような生き物がいました。

実際赤ちゃんネズミと間違えたPokoさんは

「キャー!」と絶叫して逃げたのでした。


その日から、朝も昼も夜も2時間おきのミルク作り。

たった10ccのミルクが上手に飲めなくて、口の周りはミルクだらけ(笑)

授乳の後はティッシュでしっことウンチを促し

ビービー鳴くビーを(笑)ウエストバッグの中に入れて

手や声であやしながら家事をしたものでした。

もうヘトヘトで体力も限界でした。


でも、1ヶ月が過ぎる頃には

ヨチヨチと自分の足でトイレまで行き排泄。

目も見えるようになって、随分と楽になりました。


ビー爺さんの想い出を語る上で外すことのできない想い出です。


晩年のビー爺さんは、ほとんど目が見えなかったと思います。


目の見えないビー爺さんを案じて、可哀想で堪らなかったけど

でも、当の本にゃんは何の不便も感じなかったようで

後輩にゃんと何も変わらない生活でした。



ちょっぴり頑固で、ちょっぴり猫付き合いが苦手。

そして、最後はオムツ生活だったビー爺さん。

 

よくここでお昼寝してたね。

ビー爺さんの寝顔の可愛さったら・・・


春のお花が咲き誇り


そのお花を眺めながらの日向ぼっこ


この数日後

ビー爺さんは穏やかに旅立ちました。

19歳でした。



ビー爺さん

大好きだったあのデッキで

今はオーちゃんがお昼寝してるよ。



ビー爺さん

ときどきお空からお庭を眺めていますか?

今年はお花が少なくてごめんなさい。

いつかまた

あの日のように色とりどりのお花を咲かせるね。

約束するよ。

ビー爺さん。