
前回、初めてミッションオイルを交換しましたが、労力が予想以上でした。
今回は、あれから四千キロ走りましたが、オド一万キロの区切りとして作業してみます。
ミッションオイルの汚れ具合も気になるので…

二度目なので、もうすこし少ない手順で、行うべく調査です。
ミッションオイルは、エンジンオイルを使用します。(同時交換で使用したのと同じもの。カストロールパワー1スクーター10W-40)
サイドは、左ロアのスカートのみ取り外しをすれば、
ミッションカバーの奥まったボルトにアクセスできそうなので、フロアマットを外し、
ロアスカートの固定クリップとネジ、サイドステップを固定しているボルトを外します。
これで、サイドステップを手前にずらせば、ミッションカバーを取り外すスペースが稼げそうです。
次に、ミッションカバーの取り外しにかかりますが、
リアフェンダーの固定ネジ、ヘックス4本をはずして、ミッションカバーへの突起をかわすように、

右下からめくるように、リアフェンダーを取り外し、
ミッションカバーの上部に二ヶ所(フェンダーを外すと現れる)、
下部二ヶ所、そしてカバー前部の一ヶ所(このネジが奥まったボルト)を外して、
サイドステップを広げながら、ミッションカバーを取り外して行きます。

そうすると、鋳造されたミッションケースが現れるので、全周と中央のボルトを外して、ケースをあけるのです。
そのボルトは4つのステーを固定しながら、とまっている為に、どの場所かわかるようにして、外してください。
ボルトの長さもそれぞれ違うので、同じ場所に再使用します。
各ステーに二本ずつ計八本、中心を含め三本は、そのままです。
ケースには、スピード検出用のケーブルが固定されている為、コードをたぐり、
まずアクスル側のコネクターを外して、さらに反対側エアクリーナ前方のコネクターを外して、フリーな状態にします。
全て外してもケースにシャフトがはまっているので手で外せません。
アクスル付近に対角線にネジが切ってあるので(M8かな…)、
そこに、スライディングハンマーを使って、衝撃をあたえつつ引き外してみましょう。
ケースを取り外すと、プーリーとベルトが顔をだし、
後方下部のドレンボルトがオイルの排出口、
その上やや右手に『180ml』とある左側のボルトが注入口になります。
古いオイルを排出後、(前回排出したオイルがギヤオイルみたいと書きましたが、排出したオイルはエンジンオイルなのに、ギヤオイルのような緑色でした。)
エンジンほど熱の影響が少ないからでしょう…トップ写真でわかるかな、手前の廃油がミッションから、奥のトレイはエンジンからの廃油です
平地でオイルを注入して、溢れたら規定量となります。
明かりを照らしながら、中をのぞくと、歯車の一部が見えます。
今回は、ミッションカバーを取り外すまでの、外装取り外しが少ないので、作業は、2時間くらいで完了しました。
ミッションオイルは、やはり鉄粉混じりでした。
作業が終了したら、後は取り外したケース、カバー、ロアスカートを取り付け完了。
前回の作業で、大変だった記憶と今回作業で、手順を忘れかけていたので、ほぼ次回の作業の為に詳しく書きました。
やはり中級者以上向けの作業かな。
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