腰下作業は完成し、最終仕上げは、バルブタペットの隙間調整。
シクネスゲージが活躍します。
IN(吸気)側
EX(排気)側
IN、EXとも指定値の0.08ミリに調整して、ロックナットで固定します。
バルブタイミングは、
ピストン上死点(ピストンが一番上がった所)のときに
カムスプロケットの刻印とシリンダーヘッドのマークを合わせた状態で、
カムチェーンを張ってあればオッケー。
作業も簡単です。
最後に、キックアームを仮付けして、
エンジンをクランキングして、スムーズに作動するかを確認。
ギヤを変えたりしつつ、
エンジンオイルが各部に回すようにキックしていると
しばらくしてトラブル発生。
左クランクケースのミッションカウンターシャフト部分のシールが脱落。
あれっ?と思い確認したところ、
入るべきベアリングが、取り外したノーマルミッションに残っており、
取り付けるのを忘れていました。
しまった。(笑)
全部を分解しなくても、ベアリングを組み込めるのか、
サービスマニュアルを眺めながら、考えている自分。
助かった。
クラッチカバー側のパーツは分解せずに、作業ができる。
しかし、ヘッドやシリンダーは、再度取り外さなければいけない。
でもね、
組み付けされたばかりのパーツやカバーなどは、
固着もなく、さっと外れてくれます。
作業的にはありがたい。
最初の組み付け時とは違って、左のクランクケースを取り外す。
写真左側のベアリングはカウンターシャフトを支えている。
重要な部品なのに・・・
まあ、時間的にも一時間かからずに、
無事ベアリングを収め、再組み付けができました。
一度エンジンオイルを充填したので、各部にオイルが回っており、
ケースを開くと床に垂れてしまいましたがね。
やっぱり作業は、それほど大変じゃなかった。
すごくシンプルなエンジンですね!
これで、メインのエンジンは組み上がりました!!
ノーマル49cc→ボア&ストロークアップの106ccに、
パワーは4倍になりました。
| Trackback ( 0 )
|
俺にも悪いウイルスが移りそう(笑)
それにしても雑誌さながら!記事の出来にあっぱれ!!
で、だんだんステップアップしていくんだよ。
今回の記事は、レストアのメイン作業のひとつ。
とにかくトラブルも大したことなくできました。
あとはエンジンがしっかり始動するかな