オヤジの朝は早い。
今日は、仕事が休みだというのに、いつもより早く自宅をでる。
昨日、メンテナンスをしていたのも、そのためだろう。
今日は、人が一人歩けるほどの登山道をゆく。
あらかじめ準備した、地形図と照らし合わせ、道を確認する。
事前に迷いやすいと情報を得た道は、反対側から探す。
その道は、途中で行き止まりだったのだ。
たぶん地図上に記された道はなくなっている。
山の向こう側に、富士山が見えた!
そして、本日のメインとなる登山道をゆく。
すぐに道は林に囲まれ薄暗くなる。
山道の為、地面はやわらかく急な斜面にタイヤをとられながら、どうにか進む。
予想以上に走りづらい、タイヤはズルズル谷方向へ滑り落ちようとする。
降りて後輪を修正し、バイクをアシストしながら、細い道を行く。
途中で分岐があらわれる。
幸い案内があったので、進路に不安はない。
倒木や、予想以上にグリップしないタイヤに降りて押す場面もあり、
石神峠に抜けるまでの、1キロ強に、かなりの時間と体力を消耗した。
歩くのが嫌で、バイクで進入したのに、
汗だくで服とヘルメットが湿ったほどだ。
オヤジは体力の消耗も早い。
石神峠では、天子湖にそって林道が整備されていた。
私は、天子湖に下りてゆきたいので、汗を拭い、
しばらく休憩した後、林道をゆく。
走りだしてしばらくすると、本来目指すべき場所が、はるか先に見えた。
道を間違えた。
今、走る道はどうやら、湖にそっているのはわかるので、
反対側からアプローチすることに決めて、林道をゆくことに決めた。
この林道自体は、地形図に載っていなかった。
比較的新しい道だろうか、3キロほど走ったところで、
町道に合流した。
その道を南下するように、柿本ダムをめざす。
峠を越えた時点で、山梨県に入っている。
しかしながら、林道にはそのような標識はない。
石神峠から、湖に沿うように8キロ、ダムについた。
登山道は、峠から、下るようにこの場所にでるはずだった。
バイクを近くにとめて、歩きでダムを渡り、そのまま登山道をのぼっていく。
15分ほどで石神峠に着いた。
私は、この道を見逃していた。
先程に比べたら、広くバイクでも登れただろう。
警戒心が働いていた為、この選択は失敗した。
峠で折り返し戻ることにした。
再び、バイクで湖岸沿いの林道を石神峠に向かって走らせる。
6キロほど走ると、石神峠に到着し、
ここから先は、登山道ではなく、このまま続く林道を走る。
砂利道から、舗装に切り替わるまで、さほど走らなかった。
轍も浅い自動車でも走りやすい林道だ。
このまま道なりにいくとやがて、
落合集落のバス停をすぎ、
天子湖入口のバス停に辿り着く。
ここまで、24キロの道程。
気になる所も調査したので、正午を前にして帰路につく。
オヤジは行動が早い!
腹が減った。
らーめんでも食べて帰ろう…
付近の百番に立ち寄る。
今日の走行距離90キロ、燃費45キロ/L
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