癒しの泉

もともとは映画好き、最近は舞台好き(特に宝塚♪)の趣味ブログ★宝塚の中では宙組の真風涼帆さんにハマってます!

エリザを求めて、いざ東京へ by姉

2014-11-09 11:37:29 | 花組

姉から完全に エリザ>仕事 だろっ! っていう熱いレポが届きました( ̄▽ ̄)

今、仕事がめっちゃ忙しいんよね~ って言ってたくせに!w

とにかく、お待たせしました~♪ ご堪能ください!!!

 

 

↓↓↓

 

 

行ってきました、東京。11/6夜・7昼公演観劇。6日はDVD発売日だった。

劇場に入るや、ブルーレイを求めてキャトルへ走る。その胸の内は・・・遡ること、2ヶ月前。

私と妹は、家族旅行にエリザ観劇を組み込む計画を実行し、父は宝塚デビューを飾った。

そして数週間後、花總シシィを見たいという母の意向で、実家にて初演雪組の上映会を行う。

開始直後から一路トート・高嶺フランツ・轟ルキーニの御三方に圧倒される我が家。

そして花總シシィをひたすら愛でる母と私。

すると、しばらく黙っていた父が、「・・・明日海さんのはないの?こないだ見たやつ」と、ぽつり。

思えば、観劇当日から、

幕間になると、「明日海りおさん。美形で、歌もいいし演技もいい。」と父。

パンフの稽古場写真を眺めながら、「素も綺麗じゃないか。」と父。

観劇日以降、家のパソコンで「明日海りお」と検索をかけた父。

そして6日の発売日、私は何やらよく分からない使命感に駆られて、レジに並んでいた。

もうすぐ持って帰るからね、待っててね、父!!

 

その明日海トート。

2か月ぶりに観る明日海トートは、やはり絶品だった。

多分、永遠に眺めていられる。その位、魅せられる。圧倒的な美。

ただ顔が美しいだけだったら、ここまで引き込まれないのかもしれない。

死神の陰りを帯びた立ち姿がまとう妖艶さに、滲み出てくる気品、背負う華の大きさが相まって、

極上のトートを見せてくれた。

中でも美しいのは、少し黄色いライトに照らされた時。

「死ねばいい!」の後、「今こそ~出かけよう~」と寝椅子の上から立ちはだかる場面は、

白いモヤの中で輪郭が際立って、発光して見える。寒気が走る程、美しかった。

 

お芝居も好きだなぁ。

シシィに一目惚れする時、拒絶される時。死を望まれるも、自分を愛しているからではないと分かった時。

いつも余裕感たっぷりのトートが、想定外の事が起きた時に、動揺を見せる表情がたまらない。

あと、シシィが「私だけに」を歌い上げて倒れた後、背後から近づき、手からそっとナイフを抜き取るまでの、

トートの表情が好き。愛する人を見つめて、少し優しいような、辛いような、複雑な表情に見える。

起きてるシシィの前では絶対に見せない顔で、キュンとくる。

「死が人を愛する」・・それはとても切なくて、その人の愛を得ようと、何年も何十年も一途に思い続ける

トートに、こちらも感情移入してしまった。

 

蘭ちゃんエリザベート

ムラより歌がレベルアップしていて驚く。

中低音が聴かせる感じでよく響いていて、トートやフランツとの掛け合いが心地よかった。

高音も伸びのある声。裏返ることもなく、のどを潰すこともなく。

なにより、歌から気持ちが伝わってきた。特に病院訪問の場面。

ヴィンディッシュ嬢に「あなたの方が自由」と語りかける所、エリザベートの苦しさが表れていて、胸が痛かった。

また、少女の時代から、鏡の間~私が踊る時~霊廟(ルドルフの死)~夜のボートと、年齢を重ねながら

皇后としての威厳と孤独感が増していくのがよく分かった。

まさに集大成という感じ。蘭ちゃんすごい。

 

みっさまフランツ

トートと張るレベルで一途に妻を愛する人。黒の皇帝がトートなら、こちらは白の皇帝。正反対の魅力がある。

優しくて包容力があって、エエ声で。お髭とガウンが、とても素敵。

最終答弁で、トートを追い詰める様子は非常にシビれる。フランツ最強である。大好きなシーン。

そこから頭を抱え、死者の渦の中に引きずりこまれる瞬間は、毎回鳥肌。

そして歌。α波の量が他と違う気がする。心地良くて、ずっと浸っていたい。

 

だいもんルキーニ

ストーリーテーラーとして場面を繋いだり、荷運び人・ウェイター・売り子等色んな役に扮しているのが

どれも自然に存在していて、でもどこか不気味で。エリザの世界観を象徴する人物だった。

終始客観的に、トートとシシィの関係や、世の中の流れを見ているけれど、

暗殺前、ナイフを受け取ってからは、狂気が爆発。これが本来のルキーニか。

あそこだけは、語っていた歴史の中に入って、自分自身として動いていて面白い。

あとは変幻自在の歌声。「ウィ~ンの~、カフェ~にゃ~」の歌とか、不協和音の連続なのに、

気持ち悪いほど完璧に音を捉えていて、唸る。

 

花組のコーラスも綺麗で、歌詞が聞き取りやすかった。たくさんの音が何層にも重なりあう所とか、耳が幸せ。全体としても、本当に面白い作品。楽曲と演出が惹き込む力がすごい。

魅力的な楽曲に載せて、迫力ある場面から静かな場面まで、集中力を途切れさせず見せてくれる。

観劇後の充実感が半端ない。再演されるのが分かる。

 

とりとめもなく書いてしまいましたが、エリザはかぶれますね。

一度観ると、独特の世界にズブズブとはまって、抜け出すのに時間がかかります。

そしてDVDを手にした今、非常にまずい状況にあります。(社会人として。)

恐ろしいです、エリザベート。

 

 

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