コトありで考えたこと

日々の生活の中で考えたことを書き綴った共同作成ブログです。

♪今日の料理♪

2024-07-05 18:00:00 | kuu

今年もフキがたくさん採れました。

雪が溶け始めた頃
土の間から「春がきたよ」と
フキノトウがモコモコと顔を出します。

いつの間にか大人になった?フキの茎が
すぅっと伸びてきて
葉っぱがゆらゆらと風に揺れる

ある日
「食べ頃だよ」とささやきました。

採りたてのフキはいい香りがふんわりして
ふるさとを思い出させます。

食卓に煮物が並ぶまでは下ごしらえに
手間ひまかかりますが
季節を教えてくれるうれしい料理です。

半分煮物を楽しんだら半分は
甘辛キャラブキにして保存します。

 

 

もうすぐミョウガの季節がやってきます。

草の間に隠れるようにひっそりとピンクの頭が
見え始めたら見逃さず掘り起こしましょう。

ミョウガはタイミング。

そうめんの薬味として活躍した後は
味噌に漬けたり酢漬けに変身したり。

我が家の庭の自然成長の2大食材

フキとミョウガは自給自足

どんどん伸びてくるので庭作りの苦手な私に
とってはピッタリなんです。

(7月4日 kuu記)


ふるさと秋田では・・・

2024-05-22 18:00:00 | kuu

秋田の千秋公園のお堀にはモネの絵のような
美しい睡蓮が咲いています。

そこにあきた芸術劇場「ミルハス」が昨年オープン。
https://www.youtube.com/watch?v=TrY2W0VQi6s

「ミルハス」はフランス語で「千」を意味するmille(ミル)と、
千秋公園のハスを組み合わせた「千のハス」。

でもこの一見オシャレに仕上がった建物の名前に疑惑が浮上…

◯「ミルハス」は(見ようよハス)じゃねー?

実は秋田弁(なまり)はフランス語の発音に
似ているようで市の観光地はなぜかフランス語
まがいのダジャレ的要素が多いのです

人と関わりたくなったら秋田拠点センター

◯「アルヴェ」(ALVE)「そこに行けば何かがあるさ(あるべ~)

動物に会いたくなったら動物園

◯「ミルヴェ」(見るべ~)

秋田市役所の支所、公民館、コミュニティセンター等の
機能を複合化した施設

◯「キタスカ」(来たっすか?)

さすがに秋田市民は「このダジャレの使い放題傾向は
いかがなものか」とひんしゅくをかっているとか…

でも次のフランス風ダジャレは何だろう?と
実は密かに期待しています。

ふるさと秋田弁は意外とかわいいと思うんですが…

 

(5月21日 kuu記)


森のくまさん

2024-04-12 18:00:00 | kuu

雪山登山者がくまの足跡を見つけました。

その先には生きることが出来なかった
痩せこけたくまさんが死んでいました。

そう
去年の夏は暑くて木の実が実のらなかった。

だから山から山里へ…

安心して暮らすことが出来ないから出稼ぎに行きました。

「人間と出会ったら怖いなぁ…」とつぶゆきながら。
人間を脅やかしてしまいました。

出稼ぎに行ったまま戻れなかった仲間
冬に彷徨い歩き
春になっても森にはもう戻れない…

 

 

森を壊したのは誰?
木を伐採し団地やゴルフ場が作られました。
エネルギー開発で地球が汚れました。

森のくまさんだけじゃない。
北極に生きるくまさんだって…

想像してごらん

今この時
北極の白くまさん
地球が暖まり氷が溶け小さくなった氷河のカケラに取り残されて
行き場を失い〝ドボン〟と海に落ちて流され死んじゃうんだって。

くまを森に返そうよ
白くまを氷の国へ戻そうよ

私たちも同じように
食べ物を求めて彷徨い歩く日が近いかもしれない

もっと地球のこと考えよう
今私たちに出来ることだって
きっとあるはず

(4月9日 kuu記)


ふるさと・美味しいもの

2024-02-25 18:00:00 | kuu

ふるさとではごはんのお伴には欠かせない
大好きな食べ物があります。

それはネバネバ食材。

***「ぶりっこ」 はハタハタの卵

ネバネバナンバーワン。

鍋の中てはじけそうに膨らんだぶりっこはブチブチとねっとりが同居。

卵同士で引っ張り合いをしているからなかなか勝負がつきません。
そのまま誰かのお腹の中に着地です。

***「ぎばさ」は海の宝物

あのネバネバはヘルシーで健康にいいという噂で
今やモテモテの食材になりました。

ほんだわらを茹でて包丁でトントントントン

ネバネバが決まった時お醤油と混ぜアチアチご飯に
乗っけていただきます。

“お店で売っているギバサは叩き方が足りない”

母の自家製のギバサは粘りがすごいんです。
何杯もお代わりしたものでした。

***「ワラビ」は春山の宝物

ヒョッコリ顔を出したワラビを摘み取って湯がいたら
これも叩いてみましょう。

ネバネしてきたら味噌と一緒に混ぜおきまりの場所へ。
長い冬が終わり里にも春の味です。

***「みずこぶ」は秋山の宝物

山菜のみずが成長して「みずの実」になったら
これも叩いてみましょう。

透明なネバネバに包まれてしゃきしゃきになってきたら完成です。
目にも美しい“みずこぶ”は秋が来たことを知らせてくれます。

叩くと粘る。

これが私のふるさと秋田の旨いもの作りのポイント。
さあ今日はホカホカご飯に何をのっけようかな。

 


                      
頭や体、心もトントン叩いてみましょう。

粘ってきたら何かが変わっていく…

ひとつ「宝物」が増えているかもしれません。

受験生のみなさん
ちょつと悩んでいる方も
根気よくねば~る。
粘るが勝ちです。

(2月23日 kuu記)


冬・美味しいもの

2024-01-23 18:00:15 | kuu

今年は辛いニュースがあって心が重くなる日々

そんな時、あの頃のふるさとの楽しかった事を
思い出してみませんか。

*冬・美味しいもの*

冬の夜の屋根から降りた水滴が作ったつらら。

つららの先端には薄氷の張った桶があり
そこには“鉈漬け”(なたづげ)が食べ頃に
なって待っていました。

あったかいこたつの上で甘辛く変身し
シャーベット状になった大根をシヤリシヤリ。

まるでアイスデザートです。

その隣のお皿には麹をまとったハタハタ寿司がキラキラ。

 

 

冬の嵐の日の海はハタハタが大漁。
その日のうちに新鮮な魚をバケツで買います。

鍋でたくさん食べた後、残りは酢でしめて
麹を混ぜて保存食にします。

身はピカピカ コキコキ
卵はブリブリ プチプチ
冬のおつまみでは一番人気。

「いえいえ一番は私」

暖かくなって少し溶けだした鉈漬けが
ツヤツヤお肌に変身してどや顔をして言いました。

「シヤキシャキの後はトロトロでスベスベ。二度も楽しめるの」

今まで無口だったお向かいの吟醸酒が自慢顔で言いました。

『君たちは私のツマミだろう?』

『そうよそうよ』いとこの手作り甘酒も囃し立てます。

賑やかな冬の幸せなひととき…
ふるさとのみんなは麹が大好きなんです。

ほ~ら少しだけほっこりする時間が…
あなたもふるさとのこと思い出してね。

*鉈漬け(なたづげ)

使い終えた鉈で大根を斜めにザク切り。
ザラザラの切り口に塩と麹が馴染み
旨味に変わる魔法の漬物。

*鰰(ハタハタ)

消滅の危機を地元の漁師が結集し3年間の我慢で乗り越え
今やブランド品に格上げされて復活した奇跡の魚です。

(1月21日 kuu記)