一年生の国語の宿題で「う」と「お」の使い方の
問題が出たことがありました。
その中に「ほうずき」「ほおずき」と、どちらが
正しいかという問題があったのです。
ところが「ほうずき?ほおずき?って何?」と。
ほおずきを見たことのない娘はそれが何かも
分からなかったのでした。
ほおずきは昔一緒に住んでいた祖母が畑に
植えていたので私にとっては日常風景として
見慣れたものの一つでした。
秋になるとプルーンの木の下に灯火のように
鮮やかなオレンジの実が幾つも連なるのです。
とはいえ、今いる環境では私もほおずきを一度も
見たことがなかったので、娘に実物を見せることが
できず、そのときは検索した画像のみ見せて教えたのでした。
この度、春休み実家に帰省したのですが、父に
ほおずきがないか聞いてみたところ、いくつか
残っていたのでした。
実際に見て触ってみて、娘はようやくこれが
ほおずきなのだと知ることができたのでした。
文字から実物に辿り着くまでに長い時間と距離が
かかりましたが、こんな風に学ぶのも時には
良いのではないでしょうか。
(4月1日 Sora記)
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