50代娘と92歳父(要介護3)のゆる~い介護生活

今迄は健康情報のブログでしたが、父親の介護のブログになりました。別居で、頑張りすぎない介護をめざしています。

物忘れを今の状態でキープするには…迷い中。

2019-02-16 15:00:00 | 日記
今は、毎日テレビばかり見てうとうとしている老父ですが……私が子どものころは、「テレビばかり見ているとバカになる」と言って、私をいつも叱っていたのです。

今は、家や車の鍵、通帳と印鑑が「ない」と言いだし、毎日毎日探している老父ですが、数年前まではそんなことはありませんでした。自分で管理できていました。
結局、「老い」がそうさせたのです。
私は「鍵はここに置いてね、通帳はここに置いてね」などと注意しますが、注意したって無駄なのかもしれません。

高齢者と一緒に生活していると「なんでそんな大事なことを忘れちゃうわけ~?」と言いたくなりますが、わざと忘れているわけではありませんよね。
忘れたくないのに、忘れてしまう……そういう脳になってしまったのです。
個人差がありますが、長生きをする人は、それを受け入れるていくしかないのです。
できないことが日に日に増えていきます。
どんなにお金持ちでも、偉い人でも。

だからといって、面倒なことを避け、なんでもやってあげていいものでしょうか。

例えば、銀行口座への振り込みを、私が代わりにやってもいいのですが、そうすると、振り込みという作業を、老父は、生涯の中で、二度としなくなるでしょう。
物忘れを、今の状態でキープしていくには、あえて面倒なことをしてもらうほうがいいのでしょうか。
そんなことをしても無駄なんでしょうか。
どんなふうに接するのが父にとって正解なのか、どうしたら長生きしてもらえるのかと、迷いつづけています。

人は誰でも年をとり、ゆっくりと衰えていきます。
老父を見ていると、自分の将来の姿を見ているようで、本当に気が滅入ります。
私もやがてこんなふうになるのか……と。
でも、現代の医学ではそれを止めることができない以上、せめて毎日、老父がニコニコして過ごせるように家族がヘルパーさんに協力してもらって、サポートしていくしかない気がします。
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