#「霧深き宇治の恋」 新着一覧
13、浮橋 ⑤
・「泣いていらっしゃるばかりでは、困りますお返事はどうなさるの」妹尼に責められて浮舟はいった「今はとてもお返事など、できそうもありません気分がたいそう悪いので、し
13、浮橋 ④
・妹尼は少年がたいそう可愛くて、浮舟に似通っている気もするので、「ご姉弟じゃないのお話...
13、浮橋 ③
・小野では、遣水のほとりに飛び交う蛍を、浮舟はぼんやりながめていたいつもははるか遠くま...
13、浮橋 ②
・僧都は薫の依頼が迷惑で、当惑する「手前が山を下りるのは、今日明日に差支えがございます...
13、浮橋 ①
・薫は叡山に着き、いつものように経典や仏像の供養をしたその翌日、横川(よかわ)へ僧都を...
12、手習 ⑰
・薫は浮舟の一周忌法要を営み、はかない契りで終わった女を、あわれに思ったせめてその供養...
12、手習 ⑯
・尼君の母尼の孫、紀伊の守は言っている「故八の宮のお住みになっていた邸に、日の暮れまで...
12、手習 ⑮
・中将は人を介して、浮舟にも挨拶した取り次いだ人は、中将の言葉を浮舟に伝えたが、浮舟は...
12、手習 ⑭
・薫の親しい女房、小宰相も、不思議な事情で亡くなった人のことを、思い出していたその女人...
12、手習 ⑬
・物詣の妹尼の一行が、帰ってきてどれだけ驚き悲しんだか「まあ、こんなお姿になって」妹尼...
12、手習 ⑫
・浮舟はこうして、ついに出家した妹尼に願い出たとて、許してもらえそうになく、きっと反対...