#「霧深き宇治の恋」 新着一覧
10、浮舟 ⑨
・薫は浮舟にやさしくいう「いま造らせている邸は、出来上がりかけているここよりはやさしい川の流れが、そばにあって花見もできる本邸の三條邸も近くで、心配しながら無沙汰に過
10、浮舟 ⑧
・内裏から母后の宮の、お手紙があったお手紙には、「昨日はお姿が見えぬので、どんなに案じ...
10、浮舟 ⑦
・いつもなら浮舟は、時をもてあまして、思い沈んでいるのに今日は、日の暮れ行くのを惜しむ...
10、浮舟 ⑥
・女房たちが起きだしてきたので、右近はいった「薫の君は、ちょっとした事情がおありで、人...
10、浮舟 ⑤
・浮舟は動転していた傍へ身を寄せた男を、薫だとばかり思っていたのに、「静かに、驚かない...
10、浮舟 ④
・宇治へのお供には、宇治の様子をよく知っている者数人、これはかつて宮が、中の君のもとへ...
10、浮舟 ③
・大内記が参上してきた「右大将(薫)が、宇治へおいでになるのは、相変わらずかね?寺を立...
10、浮舟 ②
・年が明けた正月を過ぎたころ、匂宮が二條院にお渡りになる二つになられた若宮のお相手を、...
10、浮舟 ①
・匂宮は今なお、かの夕、仄かに出会った、謎の美女のことを、お忘れになっていない浮気なお...
9、東屋 ⑮
・浮舟は山荘の眺めのよさに、日ごろのうっとうしい思いも、慰められる気がしたしかしこの邸...
9、東屋 ⑭
・薫は浮舟をそっと抱きしめる仄かな灯影の浮舟は、おっとりとして愛らしく、いとしかったこ...