#古今和歌集 新着一覧
貫之集 553
もゆれども しるしだになき ふじのねに おもふなかをば たとへざらなむ燃ゆれども しるしだになき 富士の嶺に 思ふなかをば たとへざらなむ いくら思いを燃やしても叶う気配さえもな
貫之集 550
しらたまと みえしなみだも としふれば からくれなゐに なりぬべらなり白玉と 見えし涙も 年ふれば 唐紅に なりぬべらなり...
索引【れ】冷泉家(れいぜいけ)=藤原定家の流れを伝える和歌の模範家の1つ/気になる辞書33
▽冷泉家(れいぜいけ) = 和歌の模範家の1つ。藤原定家(1162~1241年)の流れを...
貫之集 547
かぜふけば みねにわかるる しらくもの たえてつれなき ひとのこころか風吹けば 峰に別るる 白雲の たえてつれなき 人の心か...
貫之集 544
くれなゐの ふりでつつなく なみだには たもとのみこそ いろまさりけれ紅の ふり出つつ泣く 涙には 袂のみこそ 色まさりけれ...
貫之集 542
ひとしれぬ おもひのみこそ わびしけれ わがなげきをば われのみぞたく人知れぬ 思ひのみこそ わびしけれ わがなげきをば われのみぞたく...
貫之集 541
つのくにの なにはのあしの めもはるに しげきわかこひ ひとしるらめや津の国の 難波の葦の めもはるに しげきわが恋 人知るらめや...
貫之集 538
あふことは くもゐはるかに なるかみの おとにききつつ こひやわたらむあふことは 雲居はるかに なる神の 音に聞きつつ 恋ひやわたらむ...
貫之集 537
よしのがは いはなみたかく ゆくみづの はやくぞひとを おもひそめてし吉野川 岩波高く 行く水の はやくぞ人を 思ひそめてし...
貫之集 536
よのなかは かくこそありけれ ふくかぜの めにみぬひとも こひしかりけり世の中は かくこそありけれ 吹く風の 目に見ぬ人も 恋ひしかりけり...
貫之集 535
やまざくら かすみのまより ほのかにも みしばかりにや こひしかるらむ山桜 霞の間より ほのかにも 見しばかりにや 恋しかるらむ...