#新古今 新着一覧

【歌の手帳】めぐり逢ひて
めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半(よは)の月影(新古今)歌意「七月(ふづき)十日のころ。久しぶりに、幼馴染みに会うことができた。それにしても、さっき目にしたのは、懐かし...

【歌の手帳】玉の緒よ
玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする(新古今)歌意「わが命よ。絶え...

【歌の手帳】夕立の空
よられつる野もせの草のかげろひて涼しくくもる夕立の空(新古今)歌意「猛暑の夏日。激しく...

【歌の手帳】海ならず
海ならず湛(たた)へる水の底までに清き心は月ぞ照らさん(新古今集)歌意「海はもちろん、...

【歌の手帳】夢の枕ににほふ橘
かへりこぬ昔を今と思ひ寝の夢の枕ににほふ橘(新古今)歌意「返らない昔を、まるで今のこと...

【歌の手帳】むかし思ふ
むかし思ふ草の庵の夜(よ)の雨に涙なそへそ山ほととぎす(新古今)歌意「過ぎ去った昔を、この草庵で、ひとり思い起こしている。外は夜の雨。山のほととぎすよ、その悲しい鳴き声で、私の
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