#歌の手帳 新着一覧
【歌の手帳】夏山の
夏山の夕下風(ゆふしたかぜ)の涼しさに楢(なら)の木陰のたたま憂(う)きかな(山家集)歌意「夏の山里の夕暮れ時。木の下を吹いてくる涼風の心地よさに、そこを立ち去り難い気がする楢の木陰であ...
【歌の手帳】わぎもこが
わぎもこが汗にそぼつる寝より髪夏の昼間はうとしやと思ふ(曾丹集)歌意「夏の暑い日。昼寝...
【歌の手帳】行くは誰が背
防人(さきもり)に行くは誰(た)が背(せ)と問ふ人を見るがともしさ物思(ものもひ)もせ...
【歌の手帳】古井戸や
古井戸や蚊に飛ぶ魚(うを)の音くらし(与謝蕪村)歌意「夏のある日。古井戸のなかで、蚊を...
【歌の手帳】いでそよ人を
有間山(ありまやま)猪名(ゐな)の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする(後拾遺集)歌意...
【歌の手帳】めぐり逢ひて
めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半(よは)の月影(新古今)歌意「七月(...
【歌の手帳】真間の手児名
葛飾(かづしか)の真間(まま)の手児名(てこな)がありしかば真間の磯辺(おすひ)に波も...
【歌の手帳】筒井筒
筒井筒(つついづつ)井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹(いも)見ざるまに(伊勢物語...
【歌の手帳】玉の緒よ
玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする(新古今)歌意「わが命よ。絶え...
【歌の手帳】歯にひびく
掬(むす)ぶよりはや歯にひびく泉かな(松尾芭蕉)歌意「夏の炎天下を歩いて、旅をしている...
【歌の手帳】夏と秋と
夏と秋とゆきかふ空のかよひぢはかたへ涼しき風や吹くらむ(古今集)歌意「暦の上では夏の終...