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石のおはなし

太古から人々を魅了してきた地球からの贈り物パワーストーン☆
不思議な石の世界をすこし覗いてみましょう…

第26回 月を愛する石~Moonstone☆*ムーンストーン

2010年06月08日 | ムーン・ストーン
時代を超えて記されてきたムーンストーンの魅力。

何世紀も前から、長い時を超えて、神秘家や研究者たちが、
同じようなムーンストーンについての効果を書き記してきました。

「セレニテス(ムーンストーン)は、
石の中に月に似た形があって、月の表面を反射する。
もし、その人のいうことが本当だったら、
月の満ち欠けに従って、その形も大きくなったり小さくなったりする」

プリニウス『博物誌』 (一世紀)


「この石は愛する月に共鳴して光る。
月の満ちる時に光り、月の欠ける時に影が薄れる」
マルボドゥス『宝石誌』 (11世紀)


「月の満ち欠けによって、その色が増したり、減ったりする。
月が満ちている時、この石は肺病を治し、
月が欠けていく時、人々に未来の出来事を予知させる」

レオナルドゥス『宝石の鏡』 (16世紀)

いかがでしたか?
時代を超えて語り継がれてきた、ムーンストーンの神秘的な魅力。

もしムーンストーンをお持ちなら、
月の満ち欠けと共に、観察してみてくださいね・・・

ありがとうございます。


power stone GONPA
パワーストーン・ゴンパ
 www.gonpa.org
 info@gonpa.org

第3回 月が宿る石~Moonstone☆*ムーンストーン

2006年10月05日 | ムーン・ストーン

古代からインドでは「月が宿る石」と信じられ、
聖なる石として特別に扱われてきました。

なぜ、インドで聖なる石とされてきたのでしょうか?

そのわけは、「インド」という国名が
ヒンズー教の主神ブラフマー(梵天)と、
天帝インドラ(帝釈天)からきているからといわれます。

インドラはチャンドラ(月光)が原型であることから、
インド=月神の国 とされたのです。


孫悟空でおなじみ「西遊記」の中では、
三蔵法師は、悟りを求め、経典を求め、
梵天、月神の国へ旅をし、

ギリシャ神話の中でも
月の女神〈セレネー *〉は、
黄金の冠で、
暗い夜道を照らし、
兄弟達の帰りを見守ったとされています。

暗闇を照らす月の明かりは、
心の旅を照らすひとすじの光。

繊細な優しさと、悟りを象徴してきたのです。

暗闇になって気付く、月の光。
月の光が宿るムーンストーンは、
いつだって優しく、
あなたの心を照らしてくれているのかもしれません。

→* ムーン・ストーンは17世紀前半頃までは
   『セレニテス』と呼ばれていました。
   ギリシャ語の「セレーネー」(月)が語源です。


イギリス、アメリカでは、6月の誕生石に
星座石では、蟹座の守護石に
また、13年目の結婚記念石にも
ムーンストーン」が
選ばれています。

powerstone gonpa
http://gonpa.org