ああ われはうるはしき人
ひとびとに愛くらゐなら いくらでもあたふ
仙 波 龍 英
Moderat 「 Rusty Nails 」
何といふ すばらしい日だ!
広大な公園は、愛神 の支配の下にある若者のやうに、
太陽のぎら/\した眼 の下に悶絶してゐる。
なべての物に あまねき 此の有頂天を示す物音とてはない。
河の水さへ 眠つたやうである。
ここには 人の世の祭とは 遙かに事かはつた、
静寂の大饗宴があるのだ。
不断に増しつゝある
光は ます/\物象を輝かせてゐるやうだ。
上気した花は、其の色の勢力を、
空の瑠璃色と競はうとする欲望に燃えてゐる。
そして熱は、香 を目に見えるものにして、
烟 のやうに、かの天体の方へと 立ち昇らせてゐる。
とはいへ、私は この万有の快楽の中に、
一つの悲しんでゐる存在のあるのを知つてゐる。
広大な公園は、
太陽のぎら/\した
なべての物に あまねき 此の有頂天を示す物音とてはない。
河の水さへ 眠つたやうである。
ここには 人の世の祭とは 遙かに事かはつた、
静寂の大饗宴があるのだ。
不断に増しつゝある
光は ます/\物象を輝かせてゐるやうだ。
上気した花は、其の色の勢力を、
空の瑠璃色と競はうとする欲望に燃えてゐる。
そして熱は、
とはいへ、私は この万有の快楽の中に、
一つの悲しんでゐる存在のあるのを知つてゐる。
巨大なヸナスの足許に、
王達が「悔恨」や「倦怠」に悩まされるとき、
彼等を笑はせるのを務めとする、
かの人工の馬鹿、故意の道化の一人が、
けば/\しい 馬鹿げた
鈴附きの
涙に満ちた
かくて、彼の眼は云ふ・・・
「 私は 愛と友情とを奪はれた、
人間の中で 一ばん下等な、一ばん孤独なものでございます。
この点では、私は
動物の中の 最も不完全なものにも 劣つて居ります。
「 私は 愛と友情とを奪はれた、
人間の中で 一ばん下等な、一ばん孤独なものでございます。
この点では、私は
動物の中の 最も不完全なものにも 劣つて居ります。
それでも・・・
私でも やはり永遠の美を味はつたり、
感じたりするやうに 造られて居るのです。
あゝ、女神 さま! 私の悲しみと熱狂とを 憐んで下さいまし。」
私でも やはり永遠の美を味はつたり、
感じたりするやうに 造られて居るのです。
あゝ、
しかし 仮借することを知らぬ ヸナスは、
その大理石の眼で、私にはどことも知れぬ 遠い
ボードレール「道化とヸナス」富永太郎訳
Queen「 Bohemian Rhapsody 」
Forgiveness-to-destroy has many forms, being a weapon of the
world of form. Not all of them are obvious, and some are carefully
concealed beneath what seems like charity. ( S-2.II.1:1-2 )
「 こんなはずでは なかった 」と思う 「私」が いる。
仕事と私事の なりわい
けぶる空を ふり仰ぐと
「 こんなはずでは なかった、といえる 「
笑う 「貴方」 が そこにいた。
そのときを 求める「自分」 の なすべきことと
そのときが 求める「自分」 の あるべき何かが
ひとつ とけたらしい。
そのときが 求める「自分」 の あるべき何かが
ひとつ とけたらしい。
安らかなときの 感応 は
ひととして生きてゆける シがない気付けである。
刹那 死滅を遠ざける鴉片 の幻覚 ハイ⁼トリップだろうと
此処にいきている自 分 だ。
自 分 ら なのだ。
ひととして生きてゆける シがない気付けである。
刹那 死滅を遠ざける
此処にいきている
アリふれた 常識 が
ヨイ醒めの実相 を呑み込む 所在なき かたしろの
・・・・・・あさきゆめみし、とか(笑)
そんなもん 大方が はるの 古き良き感傷 だろ、
想定内だ。笑 解っているよ・・・
アイらしい無心所着 ばかり くさ結ぶなかれ
みな なまなまと NULLのうみに 失せゆく
たまゆらなればこその 儚き道 行 ならん哉
ゑみおつる季 の いやはてのわが君
しらたまよ烏 有 へ かへろう
塵芥 あまたの 名もなき亡者 のごとく
あなたの八 雲 と ともに
尾崎豊 「卒 業 」
死者がまた 死んでゆくかな 夢見より
醒めてしばらく神 冷えやまず
島 田 修 三
ヨイ醒めの
・・・・・・あさきゆめみし、とか(笑)
そんなもん 大方が はるの 古き良き
想定内だ。笑 解っているよ・・・
アイらしい
みな なまなまと NULLのうみに 失せゆく
たまゆらなればこその 儚き
ゑみおつる
しらたまよ
塵芥 あまたの 名もなき
あなたの
た つ。
尾崎豊 「
死者がまた 死んでゆくかな 夢見より
醒めてしばらく
島 田 修 三