Life in Japan blog (旧 サッカー評 by ぷりりん)

日本に暮らす昭和生まれの猫ぷりりんの、そこはかとない時事放談と日記です。政治経済から科学、サッカー、手芸まで

ミラン対リバプール 04-05欧州チャンピオンズリーグ決勝 イスタンブール

2005年05月26日 14時10分07秒 | サッカー観戦
ベニーテス監督の仕事がスムーズに進めば、ありうると思われたことだけれど、
これほどスムーズに進むと誰が思ったろうか。

バレンシアの驚異的な組織力を知っていたファンは、この勝利をある程度予感して
いたかもしれない。しかし、”いつ”実現するかの予測は、大方外れていただろう。

04-05欧州チャンピオンズリーグ決勝は、PK戦の結果、ACミランを破って
リバプールが勝利した。しかも、3-0からの逆転劇で。

開始50秒での失点は、経験の差であったのだろうか。そのままの精神状態で
(You never walk aloneを歌わなければならなかったサポーターが黙って
しまったのも経験値の低さ?)前半終了。ラファエル・ベニーテスはハーフタイムで
修正してくる。

失点はまだしも、得点できなかったのは、中盤が後ろに気をとられ、手薄に
なってしまっていたからであった。そのスペースをいいように使われていた。
最終ラインには人数はいたもののかえってラインのコントロールが難しく
なるので、1枚を中盤にあげ、ジェラードを前面に押し上げ3DFに。
(3バックに修正してgoodなのではなく、戦略上中盤を厚くする結果、
3人のディフェンスです)

ミランのプレッシャーにも負けず絶えずコンパクト(超コンパクト。最終ラインは
ハーフライン沿い)に保ち、スペースがないと見えても、ミランディフェンスの中
に人員を押し込むような配置にして、チャンスメイク。

そして、集中する時間帯の中で得点を稼ぎ出し、PKまで逃げ切る体制で勝利を
ものにした。

細かい戦術は、リバプールを良くわかっていないので、わからなかった。

PKまで来た段階で、満足してしまっていたけれど、勝利して本当に良かった。
ちょっとここはフーリガン風に。。。。。

「リバプールにラテンの暴風が吹いたぜっ、く○っ○れ評論家やろー!」

なーんちゃって。

リバプールVSマンU

2005年01月16日 11時58分26秒 | サッカー観戦
プレミアリーグは滅多に観戦しない。イギリスのチームはチャンピオンズリーグに残ってくることがあまりなく、心の中での順位が低かったからかもしれない。昨年はチェルシーにムトゥやマケレレといった好きな選手がいたのでチャンピオンズリーグ見た。チェルシーは素晴らしいチームだった。

リバプールもチャンピオンズリーグは見ている。大変いいチームで、素晴らしいと思っていた。そこへモリエンテス(R・マドリー)とペッジェグリーニ(バレンシア)が移籍。なんといきなり先発してきた。

モリエンテスはしばらく試合に出場していなくて、試合感覚を取り戻すことが急務、とにかく出場させることが重要ではあるが、そうそう結果はでない。あのマケレレでさえ、「イギリスのサッカーは異質」と戸惑っていたくらい、スペインのサッカーとイギリスのサッカーは異なる。
この試合を見て、筆者でさえ、困惑してしまうくらい、まったく違う協議だと思う。

リバプールの選手は、モリエンテスを落とすだけのポストプレーヤーと勘違いしていないだろうか。また、この試合をスカパーで解説していた御人方々もそうである。昨年のチャンピオンズリーグでの彼の活躍を見ていたのならば、そのような評価はしないであろう。

彼は最も守備力と戦術ガンが必要とされるポジション、トップ下でさえできる場合があった。
彼は、過大評価をされているのではなく、過小評価されてきた選手である。ただ、キャラクター的にも柔和で、プレースタイルが独特なので、評価する側の基準によっては評価外であるし、彼の欠点であるが、各試合のむらが大きい。
彼個人の問題もあるが、彼のプレーは周りの選手のクオリティーに左右されやすい性質のものだ。

ただ、シンプルに、彼はチャンピオンズリーグ得点王になれるだけの実力はあるということである。

この試合で思ったのは、世界で一番楽しい他国のリーグより移籍してきた、CL得点王とベテランディフェンダーの選手をいきなり酷評する解説者とアナウンサーのコメントに吐き気を催すほどの不快感を感じたというのが正直なところであるし、このような放送にお金は払いたくないと感じた。これが正直な感想だ。サッカーの試合を長年見てきたが、これほど不快な放送は、初めてだった。

■エスパニョール対レアル・マドリッド 2004/9/19

2004年09月20日 17時46分33秒 | サッカー観戦
エスパニョール対レアル・マドリッド 2004/9/19

大変難しい状況になりました。レアル・マドリーの人材の"意外"な薄さを露呈しました。
負けたことは、そんなに問題ではありませんが、ここまで怪我人が重なるのは、なにかが異常で
、不運なだけではないでしょう。

マドリーは、興行面の事情から、メンバーを固定する傾向のあるチームで、以前から、常時スタメン以外のメンバーでは機能しないという致命的な欠点を持ったチームでした。これだけスケジュールが混み合う欧州サッカーの環境下で、ターンオーバーを導入できないというのは、選手の体にどれだけの負担をかけるでしょうか。

その欠点が前面に出て、サブメンバーではレアルらしさが出ないという、悲しい試合でした。
私は、その状況を知っていてあえて演出したカマーチョ監督の意図もわかります。このチームの将来まで考えるのなら、この課題は克服しなくてはならない重要ポイントです。

しかし、あまりにも、重要な中心選手が不調になりました。あまりにも調子のいいチームの試合でこの状況に直面しました。その上、GK2人が負傷したという最悪のアクシデントつきです。この状況を打破できる監督は、いなかったと思います。

どういう戦術をとるのかで取得するべき選手も変わってきますが、中盤の底に最低1人、プロのつぶしや系と、底でも前でもいいのでゲームメーカー1人が必要かなと思います。

守備のことは良くわからないけれど、サムエル選手がなぜらしくないプレーをされているのか気になります。もう1人、必要でしょうか。カンテラは今、どういう状況なのでしょうか?(縮小したとか聞いたことがあります。スペインサッカーの才能輩出の場なのに・・・・)

今回オーエンをとったことは、フォワードのターンオーバーという面からいえば、歓迎でした。(できれば、ポルティージョの出場機会を増やしてほしかったです。)イングランドのリーグは少ししか見ないので、彼の特徴がわかりませんが、1998ワールドカップのときは、本当に仰天しました。

長年好きなチームがこんな状態になると、やはり、悲しいです。リーグ戦の早い時期にこういう状態になったので、克服して、脅威の逆転劇とか。。。。ないかなぁ。。。。
エスパニョール 1-0 レアル・マドリッド

レバークーゼンVSレアル・マドリー 2004/9/15 UEFA チャンピオンズリーグ

2004年09月18日 00時43分21秒 | サッカー観戦
私もFOOT!金曜日版(J SPORTS)を見ました。いつも楽しみにしている幸谷さんのコメント。
スペインチームはドイツが苦手ということを試合を見たときは、すっかり忘れていました。

バイエルン-レバークーゼンは、風邪でぜえぜえ状態で寝ぼけていて良さがわからなかったのですが
この試合のレバークーゼンは試合の解説の方のおっしゃるとおり真面目な守備でよかったです。
凄く、渋く、プロらしい運びには目をみはりました。(派手ではないです。)

なにも言う気にならないほど、にょろ~っとしたマドリー。いったいどうしたのでしょう。
先日のリーグ戦でもベッカムのフリーキック1点で、試合内容はまったくマドリーらしさなしでした。私のようなものから見ても、どうやって"マドリーの存在意義を保ちながら"プレーするつもりかがわかりませんでした。

前線からのプレスで、プロのボランチがいない状況をカバーできるものなのでしょうか。

若くて体力のある中盤だったらいいのですが、そこに参加しているジダン、フィーゴは年上の選手で、かつ華麗に攻撃をすることを義務付けられているので、その上に体力的にきついプレス動作を入れると、攻撃ができるのかなーと・・・。(もちろんフォワードもそこに入ります。)

その上ラウールも不調。

ボランチは精一杯のプレーで尊敬はしているけれども、生え抜きのボランチのレベルにはどうしても少し達するまで時間がかかるベッカムはじめあの位置に入りうる選手たちを想像に加えてもどうしてもイマジンできません。

きっと、カマーチョ監督はなにか考えてくださると、待っています。でも、私にはどうしてもどういうお考えで選手を選考されているのかわかりません。。。。

ドイツのチームのイメージが変わった試合でした。2002年のファイナルは、唖然とするような試合だったので、今も鮮明に脳裏に焼きついています。選手の方はあの後大移動したのですね。
それならば、疑問です。レバークーゼンはどうしてこんなにいい選手を集められるのでしょうか??

疑問のもうひとつは、どうしてプロ野球はJリーグより観客数やテレビ放映権は沢山はいると思うのに、赤字なのでしょうか??ソシオにはできないのかな・・・。パ・リーグはそんなにはいらないの??

■ミラン対デポルティーボ 2003-2004UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝 2004/3

2004年03月24日 12時28分22秒 | サッカー観戦
UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝
ミラン対デポルティーボ イタリア:ミラノ

ミランはこのシーズン調子が一定で良く、対してデポルはリーグ戦ではかんばしくない、といってもWOWOWのおかげでなかなか観戦できない。腹だたしい限り。アンチェロッティ監督のミランという横綱に対して、イルレタ監督のデポルがどのような戦略で来るのか、先日ユベントスを破っているだけに楽しみにしていた。

前半、あまりにも試合内容が面白すぎて、戦術へったくれなど考えている間もなかった。
ミランの鉄壁の守備をサイド攻撃で突破、そして、フィジカル的にはより強いあたりをするのですばやいボール回しにて攻撃を仕掛けていき、先制一点。対してミランは、デポルのディフェンスラインの裏をついてくる攻撃に徹していた。

しかし、デポルのディフェンスは強固ではないとしても、その手の攻撃はリーガ経験から手馴れていて、ぎりぎり一歩手前で防いだ。

ミランのマルディーニという世界一のディフェンダーにドリブルをするのは得策ではないと考えられたのか、トリスタンは後半終盤まで出番がなかった。

マルディーニの素晴らしさ。攻撃的守備の披露。感嘆した。息を呑む展開だった。

後半、アンチェロッティが出る。攻撃も選手達の個人技を駆使する突破に切り替える。このことと、デポルのディフェンスが非常に下がってしまったことで、なんと4失点してしまう。

デポルの選手は精神的に追い詰められたか、攻撃でもその後効果的な展開を見出せなかった。さすがミラン、守備に回れば、それを崩すことは容易ではない。

守備文化を持つイタリアのサッカーは美しい。デポルもイタリアに対抗するのなら、中盤での潰しをしてくれる選手がほしいところ。その上ブラジル人を抱えるミランは、攻撃においても楽しそうだ。

ミランは手堅いけれど、ホームのデポルは相当手ごわいと思う。このままイルレタ監督が引き下がりはしない。

結果 ミラン4-1デポル