亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

耳鼻科に行ってきました

2021-10-02 | 耳・鼻・喉
耳鼻科の先生にお会いして、卵巣の腫れや血糖のことなど、これまでの経過を聞いてもらい、蝶形骨洞の副鼻腔炎の手術の予定を相談をしてきました。
基本的には、手術の時期も自分で決めなさい、という感じでした。

先生が外の大学の先生と話してみても、場所が気になるものの「とはいえ副鼻腔炎でしょ」という先生もいらして、手術をすごく急がなくていいし、内視鏡が内頸動脈を破ってしまった時に備えて、頸動脈閉鎖検査で、頸動脈のひとつを縛って脳の血流がどれくらい保てるか事前に検査する必要もないでしょ、という話になったようです。
嚢胞は大きくなってないし、手術を急ぐ理由はありません、というお話でした。

良性の可能性が高いし、今のところ問題はなさそうなので、急がなくても良さそうと言われると、なるほど、とは思います。ただ、MRI の撮影スライスの具合かもしれませんが、画像によっては大きくなって、より骨にくいこんで見えるし、嚢胞の中には濁りがあるし、ほったらかしにするのでなくて、1-2年で手術してしまいたい気がします。
私の場合、先延ばしにしているうちに、別の病気が発覚して、ややこしくなることもありそうなので、できるときにやってしまって起きたいというのが正直なところです。

ひとまず、副鼻腔炎より卵巣の手術が先というのが結論としてはっきりしました。そして、卵巣の手術の後には、その関連の騒ぎが収まることを想定して半年はあけた方がいいねということでした。
婦人科の先生は、術後1ヶ月で何もなければ、他の手術もどうぞということなので、術後の体調を見ながら、ゆっくり考えようと思います。

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喘息の先生にも会いました

2021-09-09 | 耳・鼻・喉
副鼻腔炎が…、腹膜炎が…、血糖が…と騒ぎつつ、喘息のお薬が終わりそうなので、先月始めに呼吸器科に行ってきました。

蝶形骨洞の副鼻腔炎の手術をする話までして2ヶ月ぶりの外来で、そのあと卵巣嚢腫で腹膜炎を起こして、すぐに手術をしようと話していたら血糖が急にあがって、その対応中というお話をしました。そりゃたいへんだったねと先生に言われました。

ここからどうするの?と聞かれて、個人的には、蝶形骨洞も薄い骨を挟んで内頸動脈のすぐ横だから卵巣をとって多少なりとも骨代謝が落ちるなら遅滞なく手術したいし、血糖の原因が卵巣というならインスリンをガツンと使って血糖を一気に押さえて、早く手術したいんですが、先生方の協議中と説明。呼吸器の先生も、まったくその考え方に賛成!と話していました。
まあ、内分泌の先生には見えているリスクもあるので、いろいろ慎重に進めるのでしょうけれど。

腹膜炎は在宅で抗生剤3薬を使ったという話に、先生は、そこは普通入院するよね…、と言われました。ですよね…
そういえば、腹膜炎で入院してしまっておけば、糖尿の話もそこで追求し、対応できたのかしらとも、ふと思いました。でも、それではさすがに気持ちがついていかなかった気がします。

喘息のお薬は、スピリーバ、シムビコート、パルミコートの併用で継続することになりました。ステロイドも糖尿への影響を疑われている話はしたものの、それよりも内臓の炎症による負荷があやしいよねということで、ひとまず継続。
甲状腺の関係で飲んでいるβブロッカーのテノーミンを少しやめてみたら、呼吸が少し楽になるでしょうか。総合的に組み立てるには、大きな病院の呼吸器の先生がコロナ対応で忙しすぎるので、タイミングをみて相談…でしょうか。

何か変化があれば、また教えてください、と言われつつ、手術の関係で同じ病院の呼吸器で外来が必要なら気にせずにどうぞ、とのことでした。

3分くらいの外来ですが、朝の回診みたいに情報量の多い時間でした。


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脳と動脈のすぐ横の嚢胞

2021-06-15 | 耳・鼻・喉
2018年夏に喘息を診てもらった呼吸器外来で、好酸球性副鼻腔炎でないか確認するために、CTを撮りました。
好酸球性副鼻腔炎なら、篩骨洞という鼻の上の方、目と目の間あたりにある副鼻腔に嚢胞などがぎっちりできることが多いようですが、網のようなこの部分はすっきりしていて、よかったね、となったのでした。

もっとも、小鼻の横の頬っぺたあたりにある上顎洞には左右両方で副鼻腔炎が起きていて、気管支喘息があって、いつもの血液検査を見ると、末梢血好酸球(EOS)が5%以上という状況なので、好酸球性副鼻腔炎を否定できないのかも。

ともかくよかったね、と忘れていたのですが、いろいろ喘息の治療のことを考えながら過去のデータを眺めなおしていたら、鼻の後ろの蝶形骨洞という副鼻腔の奥に嚢胞があるっぽい?というのが気になり始めました。
過去の記事によると、どうやら画像を見たときから言っていたみたいです。

呼吸器の先生に聞いてみても、呼吸器としては問題ない!とおっしゃるものの、甲状腺ホルモン不応症の類似でありがちな下垂体腫瘍なんかはそのすぐ上にあるし、視神経もすぐ上を通っています。骨に食い込んでいるように見えるのも気になります。
骨破壊がないかも含めて、内分泌の先生に呟いてみたら、耳鼻科の先生に相談してごらん、と勧められました。紹介状を書いてもいいけど、コンコンって行ったらいいからと言われ…(笑)

取り敢えず耳鼻科の先生が過去のCT画像を見てくれました。
骨破壊はわかんないけど、骨に食い込んでいるんです…と説明すると、甲状腺に影響する下垂体にも影響がなさそうな位置で、他の検査での画像に映っている部分を見ても大きく変化はなさそうなので、急いで何かを心配しないといけない状況ではなさそう。
大丈夫そうに見えるけれど…と言われながら、ただすぐ奥は脳なので、気になるなら、変なものでないか、MRI で見ておきましょうということになりました。

日を改めて、MRI を撮ったところ、おや…。

蝶形骨洞の一番奥に、みずみずしい嚢胞が映っているのですが、真っ白く映った風船のような嚢胞の中に、実があるっぽい。うーーん。
おそらくは、粘液瘤とか類上皮腫とかそういう良性のものだろうとのことですが、以前より成長していて気になります。CTのスライスの位置の関係かもしれないけれど。
場所についても、後ろは脳、頸動脈が首から上へ延びてきて内頸動脈にも、皮一枚、もとい薄い骨一枚のところなのが、ちょっと気になるところです。逆に、触るのもちょっとね…という場所ですが、これからも死ぬまで一緒に生きていきましょうって感じでもありません。

急がないけど、取っちゃいますかね、というお話をしています。

鼻から内視鏡をいれて、蝶形骨洞から吸いだすイメージらしいですが、うっかり内頸動脈をコンと突き破った場合は、首の頸動脈を縛って止血をすることになるようです。その予行演習的に、カテーテルで実際に頸動脈でバルーンを膨らませて、反対側の頸動脈だけでどれくらい脳の血流が保てるか、どのくらい止血に時間を使えるか、の試験(脳動脈バルーン閉塞試験)をするか、など、先生方が議論を重ねてくださっています。
足りないねとなったら、血管のバイパスを作るのか、脳外科の先生が待機するのかわからないけど、大変そうですね。

おまけで、下垂体に腫瘍がないかを撮ったMRIに写っていたら、成長の速さをイメージできるかなと思います。

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帯状疱疹と聞こえないことの関係

2020-10-27 | 耳・鼻・喉
春過ぎのこと。内耳の調子がよくなくて、右耳が低音を聞きにくいという最中のことです。
右の頬から耳にかけて、顔がチクチクして、触っても、歯医者さんの麻酔の後のように、感覚が鈍い感じがします。

右の三叉神経のエリアで、感覚鈍麻…というと、帯状疱疹の気配をちょっと感じてしまいます。
でも、ぶつぶつも、顔の表情に影響があるような麻痺もないし、うつむいても大丈夫。
取り敢えず、近くの皮膚科で相談したら、確かに帯状疱疹の疑いということで、ウイルス薬を出してもらいました。

実は、水疱瘡のウイルスが暴れる帯状疱疹が耳の神経の辺りで起きる「耳性帯状疱疹」というのは、顔面神経麻痺だけでなくて、難聴や耳の周りの水ぶくれ、めまいが起きる病気で、ラムゼイ・ハント症候群とも言われています。
その場合は、できるだけ早くウイルス薬を飲み始めるのが肝要と聞いたことがあります。
「耳鼻科でなくて、皮膚科に来たってことは、これを疑ったんでしょ。正解だねぇ。」と先生がつぶやきながら、お薬の飲むリスクより、飲まないリスクが大きいよねとお薬を処方してくださいました。

今は、帯状疱疹のお薬もいろいろ出てるんですね。
お薬を選ぶのに、「1日1回でいいのと、3回のと、5回のとがあります。どれにしますか?」と、聞かれました。昔話なら謙虚な解答が正解ですが、この場合、きっと効き方は同じですって説明でした。
「でも回数が少ないのはお高いんでしょ」と聞いたらほんとに高かった!

アシクロビルなら800mgを1日に5回で、1週間分が11,256円。
バラシクロビルなら1000mgを3回で5,720.4円。
ファムシクロビルは500mgを3回で4,525.5円。
新薬のアメナリーフは、1日1回だけど、19,766.6円もする。
そんな説明でした。他の薬も飲むから、1日3回くらいは問題なし。研究もたくさんある古典的なバラシクロビルを選択してみました。

しばらくしたら、チクチクはおさまってきました。耳は聞こえたり聞こえなかったり。
関係があったかどうかは謎だけれど、顔の麻痺など、おおごとにならなくて、取り敢えずよかったです。

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めまい、難聴、そして、やっちゃいけなかったエプリー法

2020-10-05 | 耳・鼻・喉
すっかりご無沙汰してしまいました。
感染症のおかげで、会って話せばすぐ終わることが進まなかったり、対策について意見を聞かれたりしてバタバタしていたということもあるのですが、いくつか書いた記事を間違えてまとめて消してしまい、ショックのあまり立ち止まっておりました。
でも記録の意味でもまたゆっくり書いていきます。

さて、2月末から3月に、目が回る症状と右耳の低音の聴覚が落ちてしまったところまでを書きました。結局、いつもの総合病院でプレドニン30mgのステロイド投与、内耳に貯まったリンパの水を抜くイソバイト、血流をよくするトリノシンなどを処方してもらいました。
さすがにプレドニン30mgだったので、3-4日目にはムーンフェイスが出てきて、頬づえをつくとほっぺたが身のつまった感じでむっちりしているのを感じだしましたが、ステロイド量が減ればすっとなくなって、やっぱりコロナ太りではなかったか!と安心しました。ムーンフェイスの時は、太った時の柔らかい膨らみとちょっと違いますね。

耳鼻科の先生に、めまいと難聴を繰り返したってことはメニエール病ってことですか?まだまだ繰り返しますか?と聞いたら、「診断名が欲しければ考えるけれど、2-3週間の間に数回起きるのは、まだ一連の発作と考えてよくて、繰り返しているとはみない。今は原因不明の内耳の問題でめまいと難聴が起きているということだけがはっきりとしていて、断定する段階にはない。」とのこと。なるほど!
メニエール病は周りでも時々聞くけれど、症状を繰り返すし、ピシッと効く治療もあんまりなくて、だんだん症状が進んでご苦労されていた方も知っていたので、うーーん、と思っていたので、少しほっとしました!完全に否定された訳でもないけれど。

そういえば、メニエール病で進んでいくと辛いかなぁとボンヤリと思っていたために、1つ、大失敗したことがありました。
似たようなめまいが起きるものに、「良性発作性頭位めまい症」というものがあります。内耳の三半規管の中で、平衡感覚をとるための耳石という小さな石がこぼれちゃったりして平衡感覚がおかしくなるというものです。これは繰り返しますが、どんどん悪化するというのは聞いたことがありませんでした。
うちの家族が時々なっていて、これが起きている時には、「浮遊耳石置換法」として、頭をぐるぐるさせて石の状態を整えてあげるエプリー法というのを1-2回すると、落ち着くことがあるのです。

メニエール病ではなくて、良性発作性頭位めまい症だ!と思い込みたくて、軽くめまいが出た時に、もしかして!という淡い期待で、やってみたわけです。
ただでさえ目が回っているときに頭をギュルンと回すのですから当然かもしれませんが、結局、激しく嘔吐して終了。しばらく目が回って、ひたすら頭の揺れを止めるみたいに1mmも動かないくらいじっとしていました。いやはや失敗でした。

結局、3月末には、耳閉感は残るものの、ひとまず会話が苦にならない程度の聴覚に戻りました。
そのあとも聞こえはよくなったり、悪くなったり、時には耳抜きしたみたいにすっきり聞こえたりを繰り返しています。めまいは、その後は自覚していません。

気になったらイソバイトとトリノシンを飲んでしのぐという感じが続きそうです。血行をよくしたり水をコントロールするなら漢方が得意な領域にも見えますが、まだまだお勉強中です。

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やっぱり聞こえないのは困る

2020-03-23 | 耳・鼻・喉

難聴
のつづきです。

右耳の奥がつかえている感じがつづくまま、週が明けました。朝にプレドニンを飲んで、1時間くらいは耳の奥もしぼんでいる感じがするのですが、すぐに戻ってきて、夕方には耳のなかでバルーンがつかえている感じが出てきて、そこから首まで痛くなってくるくらいです。

もっと強い治療に切り替えないでこのままでは、ほとんど改善しないままこの聞こえのまま定着しそうだな…と思いながら、近所の病院へ行ってきました。

受付のスタッフさんが、耳の遠い患者さんに大きな声で説明している笑い声が聞こえている中、聞こえの検査です。
一番低い125ヘルツの音は50デシベルしか聞こえなかったところから40デシベルへ、その次に低い250ヘルツの低音は50デシベルから35デシベルまで改善していました。低めの会話の声でもある500ヘルツは40デシベルから30デシベルのギリギリ正常範囲に改善しています。

改善はしているけれど、このままの聴力で止まってしまうと不便だなぁと思っていたのですが、先生としては「改善しているから、このまま様子を見ましょう」とのこと。
数字で改善はしているものの、このままの聞こえじゃ困ると思っているのですが、薬を増やすとか内耳に注射をするとか、転院させるとか、そういう選択肢はありますか?と率直に聞いたのですが、新型肺炎も流行っているご時世だし、改善もしているからこのままで、というのが先生の回答でした。

うーーん。

確かにそうなんだけれど、このまま一生、難聴とか耳鳴りがつづいたら、「あの時、あと一押ししておいたら違ったかも…」って後悔しそうだな…という思いもしてきました。
低音の感音難聴というとメニエール病?と思うと、進行を遅らせたいところ。

思い切って、膠原病の先生に相談してみようとお電話するも外出されたところと言われてすれ違い。内分泌の先生は、受付を終了したので明日以降に、と言われて終了。新しい病院に行ってみても、もともと持っているマイナーな病気のことがよくわからないから、先生に照会しないと治療できないと言われそうかなとも想像します。
それなら、いつもの病院の救急に駆け込むか?とも思ったのですが、「耳鼻科の先生はいないので、また明日」と言われて終わるんだろうな…と思って、早く寝ることにしました。

翌日、朝一番にいつもお世話になっている病院の近くまで行って、お電話してみると、膠原病の先生はひきつづき外出中!内分泌では看護師さんがお話を聞いてくれました。
めまいがあって、救急のお世話になったこと、聞こえがよくない状況を聞いて、「急いだ方がいいから、私から耳鼻科に聞いてみるからこのまま待てますか?」と言って、調整してくださったのです。
途中で電話を切ってかけなおした方がいいのかな…と思うくらい時間が経ったのですが、ほんとは外来日でなかった耳鼻科の先生と調整してくださって、とにかく外来のお部屋に行って呼び出してくださいね、と言ってくださいました。もう泣きそうです。

何時間も待つかと思ったら、わりと早く呼んでくださいました。初めましての先生にご挨拶して、問診です。めまいが2回あったこと、週末に聞こえが悪くて、近くの病院で処方されてかすかな改善はあったけれど、このままでいいか心配だったことなど、ここまでの経緯をお話ししました。
鼓膜を覗いて「うん、きれい」となり、聞こえの検査の部屋へ案内されました。

鼓膜の検査です。
片耳に耳の体温計のような機械を耳に入れながら、反対側にぎゅっと耳栓をします。そうすると、ぶぅっと音がして、どうやら鼓膜がちゃんと振動しているかを見るらしいです。機械にティンパノメトリーと書いてあったと思います。
ふんふんとスムーズに終わったから、鼓膜の動きは大丈夫で、鼓膜の奥に水が溜まっているようなことでもない様子です。

それから、気導聴力と骨導聴力を測ります。
お部屋はしっかり防音されているのですが、高音の微かな音は耳鳴りなのか、音なのか、よくわからなくて、ボタンを押してみてはやっぱり違った、と首を横に振ってました。

診察室に戻って、結果を見せてもらうと、やっぱり鼓膜は大丈夫で、右耳に低音の感音難聴があるようでした。

それから、眼振といって、脳の方に問題がある時に目を動かす時にフラフラッと動く症状があるかを確認です。
救急では、指の動きを目で追ったのですが、フレンツェル眼鏡というのでしょうか、目の動きを見やすくするゴーグルのようなものを当てて、暗いところを眺めながら、右を見て、左を見て、上を見て、下を見て…と目を動かします。
これもクリアしたっぽい。

やっぱり内耳でリンパがむっちりしている状況という見立てでした。
で、早く病院に行く!というのは正解でした、と言ってくださいました。

突発性難聴でそのまま入院した話などを聞いてましたが、普通にお薬を飲んで、ゆっくりめの生活を送っていいようです。
お薬は、プレドニンは朝に30mgをプラス5日間。飲むときはしっかり飲むのがいいですね、ということになりました。それからリンパが腫れている時の水を抜く第一選択のイソバイトシロップを1日3回を2週間分。個包装のうがい薬みたいに、小さな袋に入っているシロップです。これは「想像を超えて苦いというかまずいんだよ」と言われました。受け取ったら重いこと!
それから、水を抜く薬でお腹が緩くなるので整腸剤のミヤBM、血流をよくするトリノシン、神経の再生を助けるビタミンB12のメチコバール、そしてめまいが出た時のためのトラベルミンが処方されました。

このあと、よっぽどめまいがつらい等という症状がなければ、症状の変動があっても次の診察までは様子をみてていいようです。

プレドニンは遅い時間に飲むと眠れなくなるので、翌朝から飲むのですが、他は診察のあとにさっそく飲んだところ、耳の奥の圧迫感がすっとなくなって、驚きました。イソバイトのおかげでしょうか、おそるべし。
この薬は、先生からも薬局の人からも、「これは苦いし、まずいんですよねー」と言われて、口直しのドリンクとして ほうじ茶ラテとか甘めのヨーグルトとかを用意してから、飲んでみたのですが、それだけ脅されていたせいか、「まずいけど、それほどでもないかも!」という印象でした。とりあえず、苦い漢方の煎じ薬ほどじゃなくて、1日3回飲むのも大丈夫そう。

聞こえの戻り方は、圧迫感よりは遅れている感じもありますが、少しずつ改善している実感があります。
薬を飲んでしばらくは、血流がよくなるのか、耳の奥が膨らむ感じもあります。めまいやさぁっという音が聞こえ続ける耳鳴りが増えるように思いますが、

余談ながら、季節柄じゅるじゅるなりがちな鼻も、消炎のプレドニンと脱水のイソバイトのおかげか、すっきりしていて、笑ってしまいました。

さてさて、ここからどうなるか!?

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耳が聞こえない!

2020-03-21 | 耳・鼻・喉
桜が急に咲き始めて、新型コロナな騒ぎのただ中にちょっと癒しをくれますね。

さて、前回書いた、めまいから2週間経った土曜日の朝、あれ?右耳が聞こえてない…と気がつきました。
聞こえるんだけれど、音がこもる感じ、右耳を枕につけているような聞こえづらさがあります。それに、右を下にして寝る癖があるから耳の奥に圧迫感があって鼻水でも流れて貯まったではなかろうか?と思うような違和感がありました。
なんかよくないぞ!

ふっと、家族が突発性難聴になったことを思い出しました。
急に難聴が起きたら、何を置いても耳鼻科に駆け込むべし!早い方がやれる選択肢がある!ということを家訓みたいに聞かされたものでした。

めまいが酷くて救急のお世話になってから約10日ごろに、再び、動くとめまいが出る症状が1時間半くらいつづいたこともあって、めまいと難聴、耳閉感の組合せから、「きっと内耳だ!」と直感的に考えました。
体のバランスをキャッチする三半規管とか音の振動を脳に伝える信号に変える蝸牛があるのが内耳です。そこにトラブルがあると、なかなか快復がしなかったり、特に早い対応が必要だったりするようなのです。

あわてて調べると、近所の耳鼻科の診療時間ぎりぎり間に合いそうで、駆け込んでみました!
時節柄、ここで病気をもらいませんように!と念じながら、できるだけいろんなものを触らないように待っていたら、一番最後に呼ばれました。

診察では、まずは先生が耳を覗いて、鼓膜を診ます。異常はなさそう。

つづいて、聴力検査です。
小屋のような防音室に入って、ヘッドフォンをつけ、いろんな高さの音がいろんな大きさで流れるので、聞こえたらボタンを押すという、健康診断でもおなじみの聞こえの検査です。
私の前に受診していた小さな兄弟が受付で大騒ぎしている声が聞こえて、検査の音がぜんぜん聞こえない、と思いながら、終了。このおなじみのヘッドフォンで聞くのが「気導聴力」というそうです。

つづけて、「骨導聴力」の検査となりました。
耳の後ろの骨に振動する機械をあてて、その振動で聞く検査で、反対側の耳にヘッドフォンをつけてざーっというノイズが聞こえている中で検査します。
外耳や中耳という外側でなくて、内耳や脳につながっていく神経に問題があると、骨導でも聞こえないということで、どこに問題があるのかを切り分けることができるようです。
さっそく測ったのですが、左はともかく、右は聞こえる前に肌で振動を感じてビクッとボタンを押すくらいです。あー、なんかよくないことが起きてますね…という実感がしみじみと出てまいりました。

結局、右耳の低音の聞こえが落ちていることが判明しました。
気導も骨導も聞こえのレベルはほとんど同じなので、内耳の問題であることは確定です。

125ヘルツ(Hz)とか250ヘルツとか、検査の一番低いあたりの音が50デシベル(dB)くらいでないと聞こえていません。500ヘルツが40デシベル。
だいたい、会話で必要な音域は500-2000デシベルという高さだそうです。音の大きさは、0~30デシベルが聞こえるのが正常範囲と言われています。
40-50ヘルツは中度の難聴と定義する人もいます。
聞こえている左耳も、だいたい25ヘルツで正常値ギリギリといったところというのも、微妙にショックでした。
もともと耳がよかったで、世界の情報量が急に減った感じです。

低音が聞こえてないね、ということで、血流をよくするアデホスコーワ、神経再生をうながすビタミンB12のメチコバール、そして消炎のステロイドのプレドニン15㎎が処方されました。で、夜更かししないで寝てねと言われて、週明けに再診のお約束をして、診察は終了しました。

まずは、早くステロイドの治療に入ること、というのも家訓だったので、ちょっと安心です。
ただ、膠原病などで具合が悪いときには、もっとドンと使うので、15㎎は控えめにも見えます。大丈夫かな、早く治るといいな…と思いながら、週末を過ごしました。

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世界がグルグル回る回転性めまい

2020-02-29 | 耳・鼻・喉
世の中でコロナウイルスの感染症が広がっているときこそ、一番蔓延してそうな病院には行きたくないと思っているのですが、どうしても行かなくてはならないことも出てきます。
忙しかったあとの久しぶりの休日の朝、まどろんでいて、はっと目が覚めたら世界がぐるんぐるん回っていました!

とりあえず、ベッドでじーっとしてみるのですが、止まりそうにありません。ということは、「良性発作性頭位めまい症」とやらではなさそう…。
じっとしていたいのに、しばらくしたら吐き気がやってきて、まっすぐ歩けないまま、何度も吐いてしまいました。

30分経過しても、ぜんぜんよくならなくて、脳だったらやだな…と救急車を呼ぶことを考え始めたのですが、救急車というのは、全力走行でガンガン車線変更をするので、ますます盛大に吐きそうだな…と想像するだけで、また具合が悪くなっていました。

こういうときに頼りになるのが、#7119
急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うき、電話で専門家からアドバイスを受けることができる救急安心センターです。

お電話したら、しっかりしたお声の看護師さんが出てくれました。
まずは、脳が原因か、耳(内耳の炎症など)が原因かを確認するような質問がつづきました。
・ふわふわした感じか、天井がグルグル回るか →グルグル
・じっとしていたら楽か →多少楽
・しびれ、脱力、ろれつが回らない感じがあるか →ない
・頭痛はあるか →ない
・最近、頭をぶつけたようなことがあったか →ない
・どちらかの耳が聞こえにくいとか、耳鳴りがあるか →ない
・吐いたか →ある
・下痢が先行したか(脱水を考えてる?)→ない

症状は耳が原因っぽいものの、じっとしていても止まらないということ、何時何分から起きた、とはっきりわかるくらい急に起きたということから、救急車でなくていいから、できるだけ早く救急に行ってください、とのアドバイスでした。

そんなわけで、ちょっとの間、じーっとしてから、嘔吐袋を片手に、タクシーでいつもの病院の救急外来へ。
マタニティタクシーもしている会社だったからか、運転手さんに具合が悪くて、と言っても、ののしられずに優しくしてもらえました。

病院につくと、マスクの人がたくさん。わーん、今、一番来てはいけないところだ!と思いながら、待合室の人が一番少ない隅っこで検温と問診票の記入。問診票は書けなかったら、置いててね、と言われたので、書けるところまででダウンしていました。
早めに呼んでくださって、カーテンでなくてしっかり区切られているお部屋に入れてもらい、さっそくドクターの問診です。

電話と同じような話に加えて、渡航歴。
それから、片目ずつ、ドクターの指を目で追う検査です。まずは、「この指は1本に見えますか?」と複視がないかの確認。
それから、指を左右、上下に動かして、目が揺れないか、眼振の確認。
そして、指先で、いろいろ動く先生の指に触れて、自分の鼻の頭と往復させる、神経の検査。
どれもクリアで、脳じゃなさそう、とほっとしました。

甲状腺ホルモン不応症は、脳下垂体に小さな腫瘍があって起きることもあるというので、何度も検査して大丈夫そうと思っていても、小脳などに関係しそうな症状があると、ドキッとしてしまいます。
検査を受けながら、家族の脳幹梗塞のときの診察を思い出してしまいました。

そこからは、若い看護師さんが苦労してラインを確保。3本目で先輩に交代して成功!
基本的な腎臓・肝臓機能、炎症などの血液検査をしつつ、アタラックスというアレルギーを抑える薬と吐き気を止めるプリンペランを点滴してくれました。
吐かなくなったので、私はウトウト。

数時間後、結局、「前庭神経炎かな?」という感じで、数日つづくかもしれないけれども、初発なら大丈夫だろう、と開放されました。
めまいがひどく続くとか、意識レベルが下がるとか、麻痺の感じが出てくるとか、頭痛・痙攣、ものが二重に見える、話しづらい、などの症状が出てきたら、迷いなく連絡をくださいね、と念を押されましたが、とりあえず大丈夫そう。
ずっと細かい字を読むと気持ち悪くなる程度の かすかなめまいは残っていますが、普段の生活に戻れています。

内耳の血行をよくするメリスロン錠と吐き気止めのプリンペラン錠を処方してもらったのですが、メリスロンを飲む方がグルグルするくらい。それも3日で終了しました。

むしろ、病院でコロナウイルスなど病気をもらってなかろうか…というのが気になるところ。病院を出たところで、手術でもするんですか?というくらい手を丁寧に石鹸で洗い、顔まで洗ってしまいました。

いろいろ緊張感がつづきますね。

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