亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

お腹が痛い!みぞおちの痛みが続くのは怖くて

2022-02-16 | 腹痛&吐き気
この間、みぞおちが痛い…というのが24時間以上続いて、病院に行ってきました。
いわゆる心窩部痛です。時々、下腹部も痛いし、手術した右肩にも響きます。背中も痛い。

最初は、午後の空腹の時だったので、胃痛かな?と思って、温かいお茶を飲んでみたけれど、変化なし。
夜になっても変わらず、やわらかいリゾットを食べて、休みました。逆流性食道炎もあるので、毛布で頭の方を少し高くして寝ましたが、痛みは続きます。

朝になっても変わらず、豆乳を飲んで、お薬を飲みました。
固形物はとらないで、お茶やスポーツ飲料をとって過ごしていたのですが、変化なし。
ちょっと枇榔な話ですが、排便があって、あれ、タール便?胃の出血?と一瞬、思いましたが、前夜にイカスミリゾットを食べたから、きっとそれですね。生理中で潜血もよくわかんない。

午後になっても痛くて、お腹もすかないので、さすがに大丈夫かなとあれこれ考えました。
単なる胃痛や十二指腸潰瘍というのも否定できないのですが、食べても空腹でも変化がないのも違和感があります。ピロリ菌も除菌済み。
心窩部痛というと、よくあるのは盲腸(虫垂炎)の初期ですが、ずっと昔に手術しましたから、なさそう。
ウイルス性の胃腸炎というには熱も下痢もない。便秘もない。
あとは、胆石、尿路結石の石が降りて来ているか、急性膵炎?
よくない可能性としては狭心症のような心臓もあるかしら。
そういえば、2007年か2008年頃、肝臓のまん中S4に血管腫があると言われたまんまだった、などと、いろんなことが気になります。

ドクターに相談したら、おなか痛は怖いものもあるし、我慢をしてて緊急になっても、今はコロナで大きな病院は受け入れられない状況もあるから、早めに行くのがお薦めと言われました。

そんなわけで病院に行ってきました。

問診して、お腹の触診すると、やっぱりみぞおちのまん中が痛い感じです。おへその左も押すとちょっと痛い。
お刺身や焼き鳥みたいなもので生焼けの鶏を食べた?と聞かれましたが、心当たりはなく、寄生虫の可能性はなさそうです。
右肩の痛みは、放散痛か五十肩かわからないねということで、保留です。

心臓の問題を想定して、心電図で心臓の状況を確認。きれいでした。ひとまず心筋梗塞や狭心症でなくてよかったです。

続いて採血すると、炎症反応のCRPは4mg/dL。
それからDダイマーというのも少し高めで4μg/mLでした。これは血栓ができたあとに溶けた時のカスのようなものらしいです。つまり血栓があるか、できていた可能性があります。
もっとも、これはいつも高めという人もいるようでした。私の場合、全身性エリテマトーデスの関係の、いわゆるループスコアグラントで、抗リン脂質抗体のうち、抗カルジオリピン抗体は陽性で、血栓ができやすい体質と言えます。抗カルジオリピンβ2グリコプロテインⅠ(抗CLβ2GP1)複合体抗体は陰性だから、血液をさらさらにするワーファリンは使っていなような状態です。
Dダイマーが高いと言われると血栓が現実的にあるのか…とドキッとする面もありますが、うまく溶けているならいいわけです。
基準値1に対して高いとはいえ、むしろ変化をみた方がよさそうと教えてもらいました。

Dダイマーも高いから、大動脈解離あたりが怖いので、確認するためにヨード造影CTを撮ることになりました。そういえば、半年前にも同じ病院で腹膜炎で造影CTを撮ったなぁ。
とりあえず、画像を見せてくれたけれど、大動脈は心臓のところからたどってみても縁が暗くなっているところがなくて解離はなさそう。
結石?というには腎臓も腫れてないし、尿が貯まった感じもない。もし石が降りていても、つまるほど大きくないということみたい。
膵臓も胆嚢もきれい。
背中を叩くと左右が違う感じで、虫垂炎の手術のあとに残った部分の炎症?でも白血球もそんなに高くない。盲腸の辺りもモヤモヤしてない。
…では何故お腹が痛い?

原因はよくわかんない。けど、即治療しないと死んじゃうってこともなさそうねということで、お泊まりでなく、帰れることになりました。
胃カメラというのも考えましたが、吐血しているわけでもないから、上手な先生がいらっしゃる昼間が安心です。感染症拡大で枠も減っていそうで、いつになるかわかりませんが。
痛みの強さや場所が変わったら、すぐ来てくださいと言ってくれたけれど、そういう判断って難しいですね。「なんかまずそう」と思ったら、遠慮せずどうぞということになりました。

おうちに帰っても、痛みは変わらず、カロナールを飲んで、よく水分をとって、寝ることになりました。
その後も、痛みが続いて、どうなるかしら。

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久しぶりに大腸内視鏡検査

2019-12-29 | 腹痛&吐き気
すっかり年の瀬ですね。こんな時期に尾籠な話ですみません。

今月は、大腸内視鏡検査を受けて来ました。
5年ぶり、3回目です。
前回、ポリープがあるね、と言われたのですが、ちょうど10日後に飛行機に乗る予定があって、全体を根こそぎ取るのでなくて、ちょっとつまんで検査する形だったこともあり、気になっていたところの経過観察です。

年末までは飛行機に乗らないから、いいかな、とこの時期にお願いしましたが、検査で細胞を採れば、それから食事制限があるなんて、すっかり忘れておりました。

女性には緊張感がある検査と言われますが、久しぶりとはいえ、3回目になると緊張感が足りなかったのかもしれません。前の日の夜は、食事を早く終わらせて、9時には下剤のピコスルファートナトリウムを飲まないといけないのに、仕事が終わらないという事態にはまっていました。とりあえず緊張しているよりずっといいと自分を励ましながら、ぎりぎりにリゾットを食べて、絶食開始です。

当日の朝は、お薬も朝6時までに終わらせないといけないですが、胃カメラと違って、お水やお茶は飲んでもいいので気が楽でした。

そして朝、8時からマグコロールという下剤1800mlを10分ごとに200mlずつ飲んでいきます。粉の入ったタンクのようなものにお水を入れて作るので、ポカリスエットみたいです。味もポカリスエットみたい。
これは冷やすと飲みやすいのですが、今みたいに寒い時期にはちょっとお腹が冷えてくるので、薬が効いてトイレに行っているのか、お腹が
冷えたのかわかんない!と笑ってしまいました。お部屋は暖かくして飲むのがいいですね。

ちなみに、1800mlを飲むと言われると、え、そんなに!?と思うし、実際に2リットルのペットボトルを抱えると、いやいや飲みきれないでしょ、と思うのですが、少しずつだからか、飲んでもドンドン出ていくからか、私は飲むのにそんなに苦痛を感じるほどではありませんでした。

今回は、3杯目を飲んだ後くらいで反応が出てきて、6杯目くらいにはすでに透き通った粒のない水便になったので、病院に連絡したら、1時の予約だったのに、10時半に枠をとってくれました。

病院に着いて、血圧、脈拍、体温を測ったら、検査着に着替えます。使い捨てのスリッパと巨大なパンツも渡されました。パンツにはお尻に切り込みがあるので、検査中もほとんどお尻は見えません。
点滴用の針を刺したら、あっという間に検査室に呼ばれました。

お部屋に入って先生にご挨拶したら、すぐにベッドへ。ベッドは足元寄りの半分くらいを使う感じで左向きに胎児姿勢で横になりました。
お腹の動きを止めるグルカゴンGノボと、鎮静剤としてペチジン塩酸塩 5% 1ml 50mgを点滴に入れてもらうと、頭がぼぉっとなってきます。グルカゴンは入れたら一瞬ピリッと感じる人もいるようですが、今回はあんまり感じませんでした。

鎮静剤で頭がふわっとしているものの、画面を見ながら検査を受けます。
内視鏡をどんどん入れて行き、大腸の始まりへ向かって横行結腸から上行結腸への曲がり角で、体勢を上向きに変えて足を組み、小腸との繋ぎ目近くの行き詰まりあたりで、右向きに体勢を変えました。

前回の検査で見つかった、大腸の行き止まりの小腸の出口あたりにあったポリープは、相変わらずの様子でした。大きくなったり数が増えたり、顔つきが変わったりというのはなさそうでしたので、特に細胞を取ることはしませんでした。

最後に出口から5cmくらいのところに、2mmくらいの小さなニキビみたいなポリープがひとつ見つかりました。見た目は大丈夫そうで、まだ小さかったのですが、取ってもらうことにしました。小さいから引っ張ってチョキという感じで、止血のクリップも不要のようです。
こういう時に、ポリープがやがてガンに育ってしまうリスクと、出血など腸のキズのリスクとを比べると、5mmくらいに育つまでは様子を見るという考え方もあるようですし、生検があるかどうかで費用も多少変わるのですが、体調やスケジュールを考えても今ならいいかな、とお願いした訳ですが、どうなんでしょう。

他の部分はツルツル、スベスベでした。
実は、このところプレッシャーの多い生活が続いていたから、なんだか意外で、拍子抜けしました。それから、検査をしながら、胃カメラが苦手でそれと比べてずっと楽、と言ったら、先生は、大腸がわりと柔らかいから苦痛も少ないんだと思うと話してくれました。人によっては鎮静してもつらい検査になるそうです。

あっという間に終了。
簡単にその場で画像を見ながら説明を聞いて、別のエリアで30分くらい休憩したら、解放されました。胃カメラの時の鎮静が何時間も残っていた感じからすると、頭の芯がぼぉっとするものの、座ったら意識がなくなるような感じはありません。

一応、ポリープを取ったので、翌日の夜までは消化のいいものを食べることになりました。葉っぱ的な野菜、油や乳製品、辛いものや炭酸、コーヒーやアルコールは禁止のようです。
10日くらい制限されるかとドキッとしたら、小さかったからか、2日だけでよいことになり、ひと安心です。

じゃあ、このあと、何を食べようかと考えたのですが、サラダが食べられないし、乳製品のチーズリゾットという訳にもいかず、お鮨のようなナマモノも心配、ポタージュもクリームや繊維が多そうで…と、うまく思いつかず、温かい野菜スープにご飯を入れて、カボチャを炊いたものとあわせて最初の快復食にしました。蒸しパンとか梅粥とか卵うどんとか、そんなものが推奨らしいです。
コンビニのおでんなどに救われているうちに食事制限は終わりました。

2mmのポリープはおそらく問題ないですし、万が一、悪性でも、全体を取ったので、内分泌の先生から電話がかかってくるような事態は多分なさそうです。
検査してくださった消化器の先生からは、2-3年したら、また様子を見ましょうということでしたから、内分泌の先生にお願いして、カルテのSOAP(主観的症状、客観的症状、方策、計画)のPにメモしておいてもらいましょう。

ひとまず、細かい症状はあるものの、安定して年の瀬を過ごせそうです。

今年もありがとうございました。
皆さまもよいお年をお迎えください!

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胃カメラのあとはもうろう

2018-02-21 | 腹痛&吐き気
寒い毎日ですが、ちょっとずつ春の気配を感じるようになりました。

さて、昨年末、胃カメラに行ってきました。
予約をしようとしたら、12月25日か、入院している患者さんも外泊するような年の瀬も押しつまった頃と言われて、年の瀬にお願いすることに。イブに消化のいいものを選ぶとか、8時に切り上げるとか、ややこしそうですものね。

胃カメラは、毎年のようにやってもらっているのに、喉が過敏みたいで、どうにも苦手です。
以前に、病院で一番うまいというベテランの先生が担当してくださったのですが、緩やかな鎮静剤では、ゲーゲーなってしまい、「薬、入ってるよね?」と確認される始末でした。

そんなわけで、しっかり鎮静して眠ってしまうミダゾラムを使ってもらいました。
それでも、最初はゲボッとなって、「はい、ゆっくり息をしてくださいね。肩はらくーにしましょう。」というお決まりの声かけをされながら背中をさすられたようなかすかな記憶が。

で、終わって起こされて、説明されたし、私も何か質問した気がするのに、まったく記憶にありません…。
そこから、鎮静剤が抜けるまで待つスペースがあるのだけれど、座ったらまた、ストンと眠り込んでしまいました。隣に同じく鎮静剤を使った高齢の方が戻ってくるけど、帰っていきます、何人も。
この場所を空けなくちゃ…と思うのに、なかなか起きれません。
結局、以前の何倍もの時間、仮眠させていただき、それでもフラフラで、精算を忘れそうになりながら、帰ってきました。
朝イチの検査だったのに、その日の記憶は夕方まであいまいで、夜も早くに寝てしまいました。

なんだったんでしょう。
鎮静剤を使うときは、帰りに車や自転車の運転を避けようとか、重要な決定や契約は避けようとか、そういうお約束もありますが、おうちに帰るのも危うかったです…。

消してくれる働きのメインは肝臓。肝代謝のお薬です。たんぱく質が足りない…話でも、肝臓がのんびりしすぎているのでは?という疑惑が浮かんだり、案外、お薬の投与量が多かった?とも思ったり。

次回に検査するなら、鎮静剤が残った、という話を忘れずにしてみようかしら。きっと忘れていると思うけれど(笑)


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お腹と股関節が痛い…で、整形外科と婦人科へ

2017-04-08 | 腹痛&吐き気
これまでも、このブログでときどき書いていることなのですが、右の下腹部がキリキリ、ズキズキ痛むということが起きたり消えたりしつづけています。
2007年ごろからかれこれ10年近く言っているんですが、謎のまま、痛みとつきあってきました。

女性の右下腹部痛は、いろんな可能性があるんだと聞かされて、当時の内分泌の先生からまずは一般内科に紹介してもらったのでした。
そこで、婦人科系の感染症の骨盤腹膜炎(PID)とか、排卵痛や卵巣の病気、あるいは消化器の腸炎や尿路結石や…という可能性を考えてもらったわけです。
いろいろ検査したものの、婦人科でエコーをしても卵巣が腫れているわけでなく、消化器で大腸内視鏡をしてもらっても大きな問題があるわけではないという結果で、どうしたらいいんやら、と手詰まりになってしまいました。取っ掛かりもなくて、そのまま何年も過ぎています。

ただ、昨年の秋頃から、お腹の痛みがちょっと強めになってつづくことと、直接、関係あるのかないのか、右の股関節まで響くような痛みがひどくなって、しゃがみこむほどになったので、何か変化があったのかしら、と病院に行ってみることにしました。

まずは整形外科へ。
レントゲンを撮ったけれど、関節は炎症があるかもしれないけれど、変形はなさそうです。
むしろ骨盤の下にゴツゴツと瘤ができていて、「激しい尻もちをついた?」と聞かれたけれど、思い当たることはなく…。小さな骨折か何かがあったんじゃないかというようなヘンなレントゲンになっていました。
とりあえず股関節のためには、奥に電気をあててもらったり、お風呂にゆっくり入って暖めたり…ということになりました。

それから婦人科に久しぶりに行って来ました。
エコーしてもらったのですが、卵巣の腫れは見当たらず、右の下腹部痛の原因らしいものは見当たりませんでした…。
おまけで、子宮筋腫の小さいもの(1.2cmくらい)のものともっとチビのものがいくつか、見つかったけれど、まあ、年相応にできていて不思議はなさそうです。CA125など血液検査の結果からすると、子宮内膜症や子宮体がんの可能性は低そうでした。ほっ。
半年後にまた、子宮筋腫が成長してないか、確認に通院ことになりました。
あとは、直前にお仕事がたいへんだったのですが、男性ホルモン(テストステロン)がちょっと多めになっていて、ストレスだったでしょう?と労ってくれました。

そういえば、2014年の年の瀬に受けた大腸内視鏡で、盲腸のあたりにポリープが並んでいたけれど、良性という結論でした。最近、検査したつもりですが、もう2年半経っているのですね。3-5年に一度くらいは検査するというのだったと思うので、また忘れないようにしておこうと思います。

そんなわけで、いろいろ調べているうちに股関節の痛みは少し治まってきたけれど、右下腹部痛のナゾはまだ続きます~。
ほんとにひどいことが起きていたなら、10年もつきあっているうちに、今ごろ待ったなしの症状になっているんじゃないかな、と思ったり、そうはいっても、症状があったのになぜあの時に追及しなかったのかなぁと後で後悔しない程度には、やれる手立てはやっておこうかなと思ったり。

痛みがある状態がつづいているのは不快ではあっても、変化がないなら、気を落ちつけて、様子をみるかなぁと思っています。


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今年の胃カメラ

2015-11-20 | 腹痛&吐き気
先月、毎度おなじみとなりました胃カメラに行ってきました。もう10回目くらいかしら。スタンプラリーがあれば、何かおまけをもらえそうな回数です(笑)

問診票を確認したあと、小さなカップに入ったお腹の泡を消すお薬を飲み、喉に麻酔薬を入れて3分待ち、ごくり。点滴のルートをとったら、あっという間に順番になりました。

いつも鎮静剤で知らない間に終わるけど、今回はどうする?と聞かれて、少し違う鎮静剤で、喉の反応は落とすけど、「意識はある系」にしました。若干リスクも低いらしい。使ったのはペチジン塩酸塩というお薬で呼吸抑制が弱いんだそうです。

ちょうど風邪っぽくて、咳と水鼻が出るので、口呼吸が多め。どうかなと思ってましたが、がんばりました~。
途中で、ゲーって何度かなって、先生が「あれ?薬いれたよね」と確認してました。喉でごそごそする感じはやっぱり苦手で、自分はがんばれても、先生になんだか申し訳ないです。

今回の先生は、始めに検査のきっかけになったつらいところは何か、他の病気の具合がどうか、など、しっかり聞いてくれて、なんだか安心でした。
それに、ものすごく上手な先生でした。胃の底から出口に曲がっていく辺りなど軽やかで、突っ張るぞーと身構えたら、何も起きずに次の瞬間には十二指腸にたどり着いていました。お見事!内視鏡って、先生によって、ずいぶん違うから…。

あっという間でした。
ざっとみたところ、いい結果だったみたい。十二指腸潰瘍も鳥肌胃炎も心配な展開はなさそうだし、逆流性食道炎もひどくはなってない様子。毎年、検査しなくてもいいかもよ!とのことでした。
胃の前半部分(胃底部から胃体部)に小さなポチポチがたくさんあって、良性っぽいけどポリープの生検はしたので、その結果は待たなくてはいけません。

膠原病の先生の診察のときに、「今回の先生がすごく上手だった」と言ったら、リポートの名前を見ながら、「あ、この先生ならうまいに決まってるじゃん。いいな、僕も診てほしい~」とおっしゃってました。速いわけだ。

膠原病の先生と相談して、次の検査は2年後の予定。次回は、どちらの鎮静剤にするかしら。どちらにせよ検査の後に30分は休憩するけど、副作用を考えて今回のがいいか、やっぱりゲーってなるから眠るのがいいか、どうかしら。

ともかく、もう検査が必要ないくらい何ともないといいな~。


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大腸内視鏡の結果もぼちぼちで

2015-05-31 | 腹痛&吐き気
お世話になったドクターで、お元気かしらと気になっていた先生の急逝の報を聞いて、いろいろ思う今日この頃です。
夏風邪の始まりなのか、インフルエンザのおしまいなのか、久しぶりに38度を軽やかに越える発熱をして、節々が痛いので、おとなしく寝ています。紫外線をいっぱいに浴びて、全身性エリテマトーデス(SLE)の再燃でないといいけれど。

さて、胃カメラの結果とあわせて、大腸内視鏡の結果レポートも、もらってきました。

こちらはシンプル!
問題はひとつだけ、小腸から大腸への繋ぎ目の部分(回盲部のバウヒン弁)のあたりにポリープが並んでた、という話でした。
大腸の内視鏡のときに使う麻酔は、意識はわりとしっかりしているので、説明もちゃんと聞いているつもりなのですが、それでも、なんとなくぼーっとしていて、うまく質問できなかったりするので、レポートを読むとよく整理できる気がします。

「I s polyp」と書いてあるから、隆起しているけど、キノコみたいな茎はない形のものですね。画像で見た印象はむっちりしたニキビみたいでした。ちょこっとちぎった生検の結果、リンパ濾胞みたいってことでした。
聞いてみると、扁桃腺と同じようなものらしくて、扁桃腺が腫れて痛くなるみたいに、リンパ濾胞が腫れて痛むことがあるとか。リンパ濾胞増殖症とか、結節性腸管リンパ濾胞症、結節性リンパ濾胞過形成なんて言われていて、乳幼児にはよくあるもの。大人になると減ると言うけど、もちろん大人でもたまにいる、とか。

そもそも検査のきっかけになったのは、右下腹部痛。
このポリープが右の下腹部にあるから、それが痛んでいるんじゃないかということでした。といっても、痛い痛いと思って受けた数年前の検査では、腸はピッカピカでしたけど(笑)

今でも疲れてくると、胃腸が動いてないなぁと感じたり、しくしくする右下腹部痛が出てきたりします。
へんなものを食べた心当たりがなくても、水様の下痢がつづくこともあったし、どうなのかな。赤ちゃんの場合は、母乳をよく飲む子は腸が酸性の状態でつづくことでポリープができやすいなんていうそうですが、わたしのお腹も酸性なのかしら!?
感染症や寄生虫、潰瘍というようなことでないなら安心なのですが。

気になることの原因がわからないのはすっきりしないけれど、ひとまず悪いものが見つからなくてよかったです♪
大腸がんは、家族に多いと気をつけて、というけれど、我が家にはたくさんいるから、気をつけます~!


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胃カメラのレポート

2015-05-25 | 腹痛&吐き気
ぐっと日差しが厳しくなりました。紫外線があふれています。

この間の外来で、すっかり忘れていた胃カメラと大腸内視鏡の結果レポートをいただいてきました。といっても、ほとんど麻酔が残ったまま、ぼーっとしながら聞いたお話のとおりでした。

胃カメラの検査結果は、相変わらずと言えばそうなんですが、「悪くなってない」ようです。何かあったら、検査のあとに大騒ぎになってたはずで、検査の直後に大丈夫と聞いたので、安心していたのですが、便りのないのはいい便りでした。

相変わらず、というのは、まず逆流性食道炎。
食道と胃へ切り替わるところ(SCJ、平上皮と円柱上皮の境界)が炎症を起こしているのですが、ほとんど正常みたい。粘膜が白濁しているだけのLA-Mというレベルでした。
レベルを表すロサンゼルス分類で、N(正常)、M(マイルドな微小変化)、AとB(軽症)、CとD(重症)とわかれていますから、軽症よりさらに手前のレベル。
そのあと、忙しい日がつづくと、逆流してるなぁという感じもありましたが、前みたいに、しくしく痛いという程ではないから、つらくないです。

つづいて、胃の中ですが、いろいろ心配な過形成性ポリープは見当たりませんでした。ほっておいていいと言われる異底腺ポリープが2個。
いつも指摘されつづけた鳥肌胃炎はついに大丈夫そう!やっぱりピロリ菌除去が効いたのかしら!?除菌のあと、年々、改善してきました。

小腸との繋ぎ目の十二指腸も毎回、潰瘍の瘢痕がありますね~と言われつづけてましたが、目立たなくなってきましたよ、ですって。これも除菌の効果!?

レポートには、いろいろ書いてあったけど、要するにいい感じみたいです。こんな日がくるなんて…。
いよいよ卒業か、と思いましたが、経過観察が必要なようです。その方が安心ですね。忘れる前に予約をしなくては…。


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胃カメラ、行ってきました!

2014-10-28 | 腹痛&吐き気
延ばし延ばしにしてきた胃カメラの検査の日が忘れた頃にやってきました。

お昼に麺を食べたっきりで、夜遅くなってお腹すいたなぁ…と思ってから、「あれ?明日は胃カメラ?夕ご飯を食べていい時間過ぎてる?」と、衝撃の事実に気がついて、いやはや切なくなりました(笑)
採血はない予定だったので、お腹に残らなさそうなカロリーの高いゼリー状のドリンクをちょぴっと飲んで、寝てしまいました~。このところ気になる症状が少ないせいか、毎年やっているうちに緊張感がなくなってきたのかしら。

朝、お腹をすかして病院に行ったら、すぐに呼ばれました。ほっ。
問診票を確認して、同意書を書いたら、お腹の泡を消すお薬を小さな紙コップで飲み、喉に麻酔のゼリーのようなものを入れて3分間。
喉の麻酔はできるだけ喉の奥の方に効いてほしくて、うがいをするみたいに少し上を向いて待ってしまい、麻酔が効いてくると、唾液でむせかえってつらくなったことが何度もあったのですが、今回は鎮静剤をお願いしたので、おとなしく正面を向いて3分。全然むせませんでした♪

すぐに検査室へ。おはようございます~って先生に挨拶したら、すぐベッドにあおむけに寝て、点滴のための針を刺してもらったら、基本の準備は完了。鎮静剤の準備で血圧や酸素飽和度を測ったら、もう鎮静剤の番です。上を向いて寝たら、唾液が気管にながれてコンコンむせてつらくなっていたけど、あっという間でした。

横を向いて体勢を整えたら、点滴に鎮静剤を入れられ、数秒で寝てしまいました。
途中で何かを話しかけられてて、お腹が突っ張る感じがあって、あ、検査が進んでる~と思いながら、すやすや。意識が落ちてる間も、話しかけてくれてたんですね~♪

声をかけられて、ぼーっとしながら目が覚めたら、先生が画像を指しながら説明してくれました。とりあえず、キレイだったみたいです。よく覚えてないけど(笑)

ぼぉっとしながらも、一応、いくつか質問しました。
「逆流性食道炎」は5段階のうちのレベル1だから大丈夫ですって。
それから、ピロリ菌を退治して改善しながらもうっすら残っていた「鳥肌状食道炎」は見当たりませんよって。やったー!
十二指腸潰瘍の痕もそんなにひどくなった、と言われました。
小さいポリープが2つあったけど、ひとまず大丈夫じゃない?ということで、生検はなしでした。

そんなわけで、キレイに合格できました~♪

じゃあ、何年か検査はお休みできるかなあと期待したけど、「また来年~」と見送られました。残念~。
何もなくても40歳を越えたら胃カメラは1~2年に1回、大腸カメラは2~3年に1回検査するといいなんていうので、ポリープもあったし、いろいろひっかかったり家族歴があると、仕方のないことですね。

とりあえず、胃カメラでこんなにいい結果だったことはないから、ちょっと嬉しいです♪


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大腸の検査は受けた方がいい?

2013-12-28 | 腹痛&吐き気
記事をいくつか書きかけたまま、もう年の瀬。もういくつ寝ると?びっくりです。

さて、この間、膠原病の先生にお会いしたときのこと。
そういえば大腸の内視鏡検査をして何年経ったんだっけ?という話になりました。もう4年前になるんですね。
前回の検査ではとってもきれいな状態で問題ありませんでした。毎年、健康診断で検便して潜血検査しているし、まあ、まだ「若い!」からリスクはそんなに高くないと思うけれど、どうなんでしょう。
ただ、わたしの家族には、何人も大腸がんだった人がいるので、気になるところ。大腸がんは、家族に患者さんが多い場合には発症する率が高いそうなのです。
前の検査からもうすぐ5年経つし、検査してみる?ってことで、1年後に予約を入れてくれました。

予約を入力しながら先生に「なんだか血が出ている気がする?」と聞かれて、「ありませんよ」と素直に答えたら、もう一度、「そんな気はしない?」と聞かれました。「しません」とキッパリと答えたら、どうやら検査の理由にどう書こうかと思われて様子です(笑)
そう言われても出血している感じはまったくないですもの。「気がする」というのもありません。「でもよくわからない下腹部痛はありますよ」と言ったら、それを理由に書かれていました。
一般に女性の下腹部痛は、婦人科の病気や消化器の病気、精神的なものなど、いろんな可能性があって、なかなか難しいとされているので、ふつうは痛みがあるのにのんびり1年後に検査をするっていうのはあまりないような気もしますが、わたしの場合は、一度、精査はしたので、大急ぎはしなくても大丈夫かなと考えてます♪

前の結果もよかったし、家族歴と経過観察だけでは理由にならないくらいなら、検査はいらないのかしら?
消化器の先生に会う機会があるなら、前回、大腸の蠕動運動は弱めだという話もあったから、その治療の選択肢を相談してみるのもいいかもしれないけれど。
検査まで余裕があるから、どうするか、もう一度、相談してみようかな~。


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そしてお馴染みの胃カメラ…

2013-06-05 | 腹痛&吐き気
5月の外来のお話。アップするのが遅くなったらもう6月ではないですか!

さて、毎年恒例だった胃カメラは前回、結果がよかったので1年半ぶりの検査です。

同意書と問診票を書いて受け付けして、血圧を測っていたら、すぐに呼ばれました。焦って測ったせいか、脈拍は102、血圧もちょっと高めでしたが、看護師さんは「急いだせいですかね」と声をかけてもらって、処置室に入りました。ロッカーに荷物を置いて、問診票の内容を確認をしてもらったら、エプロンみたいなものをつけます。

まず、鎮静剤を使いますか?と聞かれて、「はい♪」と即答です。「そんなにつらいですか?」と苦笑されながら、点滴の針を刺してもらいました。いやはや、自分がつらいだけじゃなくて、げーげー言って検査してくれる先生がつらそうというのもあって。以前に鎮静剤を使わないかった時、検査後に「使ってもいいんですよ」とやんわりと勧められることもあって、このところ鎮静剤派です。

つづいて、小さなコップに入ったお腹の泡を消すお薬を渡されて飲みます。いつもは平気なのに、今回はお腹がなんだか気持ち悪い感じ…。
甲状腺機能亢進があるから、動悸なんかを起こしやすいお腹の動きを鎮める注射はいつも通りパスです。
そして、どろっとした麻酔液をうがいをするみたいに喉に貯めて3分間。以前は喉の奥の方まで麻痺させたくて、喉の奥の方で貯めていたら、麻痺してきた後半に気管に流れてしまい、むせてむせてひどい目にあいました(笑)
「前はすごいむせたんです」と言ったら、「つらかったらスプレーでもできますよ」と言われましたが、今回は時間も余裕があるから鎮静剤を使ってもらう気まんまん。喉の麻酔は奥の方に流し込まずに普通に貯めていたら、まったくむせることなく3分間終了♪

点滴を押しながら薄暗い検査室に移動して横になると、前日から忙しかったせいか鎮静剤を使ってもらう前から眠た~くなってきました(笑)
先生が名乗られたけど、「あ、知ってる先生…」と思いながら、どこから声がしてるのかもよくわからないまま、ぼーっと。
「前回、鎮静剤は大丈夫でした?同じお薬を同じ量使いましょうね」と言われながら、血圧計を腕に巻き、脈拍・酸素濃度をみるパルスオキシメーターを指先につけました。そしてマウスピースをつけて、「お薬を入れますね」と準備されている間に寝てしまいました(笑)

…検査がどうだったか、さっぱりわかりません。終わりましたよーと声をかけられるまでぐっすりでした。
明細を見るとミダゾラム10mgって書いてあったのは全部つかったわけじゃないでしょうけど、ちょっと多めだったの?大腸検査のときも鎮静剤を使ったけれど、もうちょっと覚醒していた気がするなぁ。ずっと画面を見ていたし。

検査が終わって起してもらっても、画像を見ながら説明されている間中、ぼぉっとなっていました。いまいち記憶がなくて、すごく残念です。

とりあえず、「前回同様、いい結果です」と言われたのを覚えています。鳥肌胃炎もずいぶん良くなっていて、食道の逆流もひどくないみたい。ところどころ擦りむいたみたいなところがあったような気もするけど、新しい潰瘍も指摘されませんでした。
正式なレポートは後日聞くのですが、何はともあれ、どうやらいい結果でよかったです♪

検査のあとも眠たくて眠たくて、30分休む間もぐっすり寝ておしまいになりました。…うーん、鎮静剤を使うと苦しくないんだけど、最後の説明をよく聞けないのが残念。最近はポリープをつまみとる生体検査もないから時間も短めだし、次回はどうしようかなぁ。

「前回は1~2年後に検査しましょう」と言われたから、間をとって1年半なんて言わずに2年後でもいいのかしら。相談しなくちゃ。


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ノロウイルスにはペットシート♪

2012-12-17 | 腹痛&吐き気
今年はノロウイルスが流行っているそうですね。

わたしも以前、牡蛎を食べた翌日、ひどい嘔吐と高熱でノロだかインフルエンザだかわからないまま、数日、寝込んだことがありました。
予防にはとにかく流水での普通の手洗いが一番♪アルコール消毒は効かないそうです。

このノロウイルスに感染すると激しく吐くことが多いのですが、室内で嘔吐すると、片付けたあとでもかすかに残ったウイルスが乾燥して空中に舞って、感染したりもあるようです。ここでもアルコールは効かないから、登場するのが塩素系の消毒、いわゆる漂白剤のハイターです。
(「吐いた」に「ハイター」って洒落でなく、ほんとに。)

でも、じゅうたんの色が抜けないか、心配じゃないですか…。

そこで教えてもらったのが、熱湯を使う方法です!

千葉県長生健康福祉センター(pdf)がいろんな実験をしました。
塩素系の消毒の他にも、加熱をする方法があります。わたしが習ったのは、85度以上で1分、または60度以上で5分が目安という話。
アイロンのスチームを当てるなんて言われますが、なかなか全体にスチームをあてつづけるのが大変です。

そこで出てきたのが、ペットシート。ペットのトイレに敷いてあげるあれです。
吐いた物を片づけたあとにペットシートをかけ、熱湯を注ぎます。そのうえにビニールを敷いて、タオルや新聞紙で保温して10分。
目標の加熱をクリアできるそうです。(床の温度とかいろんな条件はあるはずですけども!)

小さなお子さんがいらっしゃる家庭では思わぬ嘔吐に備えて、ペットシートを買っておくのもいいかもしれません。それによって、ご家族へ広がるのを抑えられそうです♪

この方法にたどり着くまで試行錯誤があったようですが、すごく簡単でいい方法を編み出した千葉県長生健康福祉センターの先生方を改めて尊敬しました!


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大腸の内視鏡は、何年ごとに受けるのがいいの?

2011-05-25 | 腹痛&吐き気
5月ももう終わろうかというのに、風が冷たかったりしますね。風邪を引いている人も多い感じです。

ところで、このあいだ、いろんな検査のお話のなかで、大腸の内視鏡は、3年はしなくていいね、というお話を書いたのですが、大腸の内視鏡は、3年ごとでいいんですか?と聞かれました。

わたしは専門家ではないので、いいです、と言える立場ではないのですけれど(笑)、がんの場合、検診のガイドラインがあるようですね。

ちなみに、アメリカの有名ながんセンター、MDアンダーソン病院で採用している、ガイドラインでは、大腸がんは、「本人の大腸ポリープの有無、大腸ガンの既往、家族歴」の影響が大きいということで、こんな条件だったらこんな頻度で検診を受けるのがいいというような説明がされています。

たとえば、これまでに1cm以下の大腸ポリープを1~2個とったことがある人は、5年ごとに検査を受けなさいと書いてあります。ポリープの大きさが大きかったり、数が多くなったり、悪性だったりすると、もっと頻度があがるようです。

家族にポリープや大腸がんが見つかった場合、大腸がんになるリスクがあがるそうです。
親・兄弟・子どもが60歳以下で、大腸がんや前ガン性のポリープが見つかった場合、あるいはどんな年齢でも2人以上いる場合、おそくとも40歳からは5年ごとに大腸内視鏡を受けるのがいいとされます。その人の診断が60歳以上のときだったり、祖父母やおじさん・おばさん・いとこに複数いるという場合は10年ごとに大腸内視鏡を受けるとか、40歳から5年ごとに大腸CTか、毎年、検便で潜血検査をするかのどれかをするということみたい。

わたしの場合は、家族に何人か悪性、良性のポリープを取った人がいますが、わたしが大腸内視鏡を受けたときには、とってもきれいでした♪ 健康診断で毎年、検便しているし、ガイドラインからいうと、大腸内視鏡は5年ごとにすればOKです。
でも、原因がわからない腹痛があったこともあるので、前の検査から3年後くらいに、もう一度、どうするか相談しようかと話しています。

ちなみに、胃の内視鏡の方は、そこから胃がんができやすいという鳥肌胃炎があるので、毎年検査をつづけています。
ピロリ菌除菌をしたら、毎年、胃カメラしなくてもいいんじゃないか、と言う先生もいるようだけれど、除菌したわりに鳥肌胃炎はあいかわらずあるので、念のため、毎年検査してます。

先日、胃がんで亡くなった児玉清さんが、「胃カメラをのんでおけばよかったんだよね」と、漏らしていたと報道されていました。必要な検査は必要なタイミングで受けていくって大事だなと思います。。
逆に、どんな検査もかならずリスクを伴います。原発事故のあと、医療被曝のことがいろいろと報道されていましたが、放射線ばかりじゃなくて、たとえば、大腸内視鏡なら、大腸を傷つけたり穴を開けるリスクだってあるわけです。

やりすぎず、やらなさすぎず。このさじ加減がなかなかむずかしいですね。

もちろん主治医と話して決めていくのですけれど、何から何まで聞いていたら、外来の時間はどんどん長くなっちゃうので、補ってくれるような情報がほしいところ。
…信頼できるところの情報がむずかしすぎたり、わかりにくかったり、わかりやすい!と思ったら、内容が偏っていたりってこと、ありますもんね。

わかりやすい、信頼できる情報の本やサイトがもっとあったらいいなあと期待しています♪。


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ノロウィルス?おそるべし!

2011-01-10 | 腹痛&吐き気
はい、久しぶりに尾篭なお話警報(笑) お食事中の方は、ここでおしまいにして、つづきは読まないでください~。

ノロウイルスって流行ってるんですってね。

実は、3日前のお昼に突然、スタートボタンを押したように、下痢と嘔吐が始まりました。
朝からお腹がもたれているなぁとは思っていたのですが、前日まででかけていて、ご馳走をいただいていたせいかなと思っていたら…。お昼前にいきなりお水みたいな下痢がスタート。1時間に7回ほど。大腸内視鏡の前のようです(笑)吐く方も、いきなり腸から逆流してきたような、さらさらの胆汁色のもの(胃が空のときにはよくあることですけど)。

「突然の嘔吐」って、そりゃ、ノロウィルスでしょう…。

強い感染症だから病院にいくのもなぁと思いながら、水を飲んでも吐いてしまいます。普段から多血症ぎみで血栓要因もあるわたしとしては、脱水も心配で、近所の病院に電話してみたら、吐き気止めのナウゼリンを出してくれるというので、病院に行くことにしました。

「突然の嘔吐」というキーワードで、きっとノロでしょ、と言われました。
ノロウィルスの確定診断って、ふつう外来ではしないんですね。今回始めて知りました。ある試薬で15分くらいでわかるそうですが、保険適用されていないので、1万とか2万とかかかるんだそうです。飲食店の営業停止みたいな話でないなら、流行しているときに外来でやる検査じゃないみたい。ウィルスの培養の方法もないし、抗ウイルス剤もないみたいだから、わかったところで、具体的に何かができるわけじゃないし。

一応、脱水が心配だから念のため、点滴・・・となりました。吐き気を止めるプリンペラン入り。ナウゼリンよりもお腹の動きを活発にさせるからどうかなと思いましたが、大丈夫でした。
ただ、廊下の隅っこで椅子に座って2時間点滴をしているうちに、着いたときには36.4度だった熱が38.8度まで熱があがり、激しく後悔しました。帰って寝ればよかったぁ~。
吐き気止めのナウゼリンと、お腹のためのムコスタ、腸内細菌のためのビオフェルミンをもらったけれど、帰って来た頃にはすっかり弱ってて、熟睡です。

結局、3時間くらいはお腹がきりきりして、吐いたり水様便がつづいたのですが、家に帰った頃にはすっかりとまっていて、あとは熱だけ。熱さまシートを張って、解熱のカロナールを飲んで、しのいでいますが、これがしつこくて…。2日以上経っても、カロナールが切れると、38.8度あたりまで上がってしまいます。ウイルスおそるべし!3日になって、ようやく37度ちょっとになりました♪

消毒については、ベッドで吐いたわけじゃないから、気にしなくていいそうですが、ノロウイルスはアルコールやちょっとぐらいの熱でもびくともしないらしいので、消毒は85度以上で1分以上なんだそうです。だからリネンなんかも、しっかり乾燥機で消毒してねってことでした。お手洗い周りも塩素系漂白剤で洗うそうです。へー。

ちなみに、ノロウイルスの潜伏は24-48時間と言われているそうですから、心当たりは2日前に食べた牡蠣鍋です。西京みそに、お砂糖とみりんを加えて出汁にとき、鶏肉とかきをたっぷりいれると、おいしいんですよー。このとき、あんまりいい牡蠣(生食用)だったので、生でもつまんじゃったんですよね。これがいけなかったのかも。二枚貝は、そこでウイルスが増えるわけではないのですが、取り入れちゃったウイルスを体内に貯めてしまうんだそうです。濃くなったところを生で食べると、たまに感染する、と。

ノロ自体は2~3日、弱っている人でも1週間くらいでおさまると聞いていたのですが、こういう感染症って、SLEの再燃のきっかけになることもあるので、それが心配でした。でも今のところ大丈夫そう♪ 一安心です~。

やっぱり貝は火を通して、手はよく洗って。これですね~!!


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膠原病の外来 つづいて大腸がんのお話

2010-12-03 | 腹痛&吐き気
今日はなんだかちょっと暖かな感じでした♪
甲状腺が亢進して体温があがっているのか、気温があがっていたのかどっちだったんだろ?(笑)

さて、この前の膠原病の外来で、胃カメラの結果のお話をしているときに、消化器の話のついでに「うちの家族が大腸がんだったのです」というご報告もしてきました。

考えてみると、この病院で一般的な問診を書いたのは、もうずーっと前のこと。家族歴も刻々と変化しますから、ときどき意識して報告するようにしています♪ こういう情報は忘れられたら、それはそれで仕方がないけれど、救急のときに、先生がふと思い出せば、ヒントになることもあるかな、なんて。

「それは大変でしたね…」と言っていただいて、「腫瘍は内視鏡で取ったの?」なんて聞かれたり。
一応、うちの親族の何人か大腸がんだった話をしたのですが、みんな若年での発症ではなかったという話をしたら、その人たちのガンの発症年齢が高めなら、「家族性大腸がん」という年齢ではないなら、わたし自身のお腹はすぐに心配しなくていいかもということになりました。

家族性大腸線種症は、遺伝性のガンで、若く発症するのが特徴だそうです。
両親のいずれかがこの病気であった場合、原因となる遺伝子を受け継ぐ確立は50%と言われます。そして、この遺伝子を受け継ぐと若い年齢で大腸がんが発生するそうです。日本の調査によると、平均39歳で発症。肉親のどちらかがこの病気で亡くなっている場合は16歳頃から大腸の検査や遺伝子検査を受けるというのがガイドラインなのだとか。

わたしの場合、家族の人たちのガンは、みんな若くても50代後半以降に発症していた模様。ということは、確率的には、家族性大腸線種症であるっぽくはないな、ということで、ちょっとだけ安心です。

ちなみに、全米総合がん情報ネットワーク(NCCN)のガイドラインでは、「がんの家族歴がなく、腺種や炎症性腸疾患の病歴がない平均的な対象者で、5年毎のS字結腸の内視鏡検査と毎年の便潜血反応検査、あるいは、バリウム注腸二重造影検査は、10年毎の内視鏡検査よりも望ましい検査方法である」とされているそうです。

乱暴に言うと、しょっちゅう大腸内視鏡をするのがたいへんで期間をあけるなら、便潜血反応検査とかバリウム検査とか、そういう簡単な検査であっても、こまめに検査してもらうことが大切、ということなのかな。
近親者が大腸がんの場合は、さらにその発症年齢より10年早く、遅くとも50歳までに大腸内視鏡をして、その後、3~5年ごとに検査をしなさいということだとか。

わたしの場合は、去年、原因不明の下腹部が痛かったときに、大腸がんの家族歴もあるからということで、すでに大腸内視鏡を体験してます~。
というわけで、「とりあえず、2014年までは大腸内視鏡はしなくてもよさそうだねぇー」と、先生♪ 2014年なんて、すぐ来てしまいそうだけど、検査をしなきゃいけないことを覚えているかなぁ(笑)
便潜血反応検査はしても、大腸内視鏡は、年齢的にはもうちょっと先でもいいかなぁ。

ともかく、大腸がんのことは心配していたわけじゃないのですが、わたし自身について、何を心配して、どういう方針でいるのがいいのか、膠原病の先生と整理できたので、安心しました♪


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家族はぶじに退院しました♪

2010-11-30 | 腹痛&吐き気
気がついたら、コートなしに外出が考えられなくなりました。
はだしで部屋をウロウロしていたら、足の指先がまっかっかになっていて、反省~!冬ですね。

イレウスで緊急入院していたうちの家族も、退院しました♪
今月はじめに切り取った大腸の腫瘍には、やっぱりガンがみつかりました。
…ということは、腸が動かなくなる「イレウス」という症状が起きた原因が、たとえば、スキルス胃ガンのようなものがあって、腹膜播腫(ふくまくはしゅ)と言って、ガンが腹膜に散らばっているような状態になったなんてことじゃないか、と、こっそり心配したりしていたのですが、胃カメラをした限りでは、病変が見つからなかったようです。

大腸がんは、家族性腫瘍といって、家族に数人の患者さんがいる場合にはリスクが高いと考えた方がいいもののひとつと言われています。家族性大腸腺腫症なら、家族は、大腸がん以外にも、甲状腺がん、十二指腸乳頭部がん、子宮がん、卵巣がんなどにも注意が必要だとか。第5番目染色体上にあるAPC遺伝子の変異で起こる優性遺伝疾患というから、わたしの遺伝子の標本データで、その部分があるか聞いてみようかしら。
とはいえ、親戚で大腸がんになった人たちはみんな、すごく若く発症したわけではないので、わたし自身が、毎年、大腸内視鏡を受けなきゃいけないということにならないと思うんだけど。胃カメラだけで十分です~(笑)

ともかく、ガンということがわかって、本人は、明るいけれど、もちろんショックであるようです。本人にとっては最長の入院だったことも気分的にインパクトがあった様子。
それでも、よくわからないままということは、想像してないことが起きる可能性が高いということではあるものの、比較的ゲンキな状態で、退院して、「このコンサートに一緒にいこうよー!」なんて遊びの計画にいそしんでいるので、一安心しました。

心配はつづくけど、一度ちゃんと凹んで、元気が回復してくるといいなぁと思います♪


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