亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

肩の手術をしてきました!

2022-01-25 | 関節
無事に肩の手術が終わりました。
全身麻酔の手術ですが、1泊2日の入院でした。
ブロック注射がなかなか切れなくて、麻痺していましたが、終わってみたら、すっきり。手術してよかったです。1週間の入院する病院もあると聞くのですが、感染症も気になるところなので、よかったです。

手術の日の朝9時半に病院に入って、書類を出したら、まずはコロナ対応で抗原検査、PCR、胸のCTを撮って感染してないことを確認でした。
抗原検査は10分で出るけど、PCRは翌日に出るのでうっかりすると退院後になるそうな。鼻の奥をグリグリすること2回。結果が出るまで鼻をかみかみ待ちました。

上がる頃には11時になっていました。病棟では、病歴や薬、アレルギーの質問を受けたら、パジャマでなくてさっそく手術着に着替えます。スタッフがみんなバタバタしていて、すぐ来ますね!といっても誰も来ないので、点滴のラインができたら、後はゴロゴロしてました。

お昼に先生がお部屋を覗いてくれて足のつけね、鼠径部から採血です。動脈血でしょうか。喘息を心配されて、血液ガスを調べたのか、看護師さんの様子から、いつもしている感じでもない様子でした。

ほんとは午後のふたり目の手術予定で、15時頃かなと聞いていましたが、前の人の予定が遅れたとかで、急に繰りあがり、13時半になったら点滴台を押しながら歩いて手術室に入りました。

手術室の入り口に先生が座っていて、あら、よろしくお願いします、とご挨拶。
手術台に座ったら、看護師さんが点滴台を用意する間、「先生、ちょっとお願いします」とドクターが横で点滴袋を持ってくださって、びっくりです。
上半身と靴下は脱ぎますが、下のヒートテックとパジャマはそのままで、ちょっとカジュアルな感じでした。

心電図の電極をつけたあと、麻酔科の先生に挨拶して、これまでの病歴とか、甲状腺ホルモン不応症のために代謝は亢進と低下がパッチワーク状とかいう話を伝えられました。

横向きに寝て、首の根本にブロック注射をずんずんずん。エコーで見ながら、打つのですが、歯科の根の治療の時のように神経のまわりで、ずん!と響く感触があります。
上向き姿勢に戻ると、酸素をつけて、そのまま麻酔が始まりました。

14時半に手術終了。予定通り、1時間です。早い!
意識が戻ると手術台のところに先生が写真を持ってきてくれて、真っ赤に炎症していたよ、と関節包あたりの写真を見せてくださいました。魚を三枚におろすみたいに骨に張り付いた炎症部分を剥がしていく感じの写真もありました。

術前・術後に麻酔下で先生が肩を動かすと、ずいぶん動いていたみたいです。
挿管はしなかったそうで、喉のヒリヒリはありません。

せーの!とベッドに移されたら、お部屋に戻って、弾圧靴下を履いて、うとうと。術後、1時間ごとに血圧、酸素飽和度、体温をはかりながら過ごしました。
ベッドのまま肩のレントゲンも撮ってくれました。

16時くらいに酸素が外れて、車椅子でお手洗いに行けるようになりました。尿道カテーテルもおしめもなかったので、ほ。
手術をした右の指は動くけれど、触覚はないから服の上げ下ろしがなかなかたいへんでした。気をつけないと親指を捻挫しそう。
腕はだらりとしたままでうっかりすると車椅子の車輪に巻き込まれそうです。肘から先を自力で曲げようとしてもぐにゃぐにゃでダメです。
ひとまずお布団を追加してもらい、ぬくぬくしてぐっすり寝ました。

夕方、ドクターが来てくれて、腕は上がらない?と聞かれたけど、まったく動きません。

ところで気にしていた血糖は前晩の夕食から絶食の状況もお昼が104、17時頃が117。ひと安心です。

17時半くらいにステロイドのソルコーテフ100mgを追加。こんな時間にステロイドが入ったら眠れなくなりそう…と思ったのに、20時半のバイタルチェックまで熟睡していました。
21時にトイレ。やっぱり腕はだらんとしたままでした。

その後、うつらうつらして、夜中の3時に目が覚めたら腕は自力で動くようになっていました。
ブロック注射が切れたら痛むよ、と聞いていたけれど、まだそんなに痛くない!
内視鏡の手術で、特に入れる水の量も少ない目で負荷が少ないのだとか。

看護師さんをお騒がせするのもなぁ…とごそごそしながら5時まで待ってお手洗い。6時半から痛み止めのロピオン点滴。それから抗生剤セファゾリンナトリウムとステロイドのソル・コーテフも追加。

点滴だけで一晩と1日を過ごしましたが、朝の血糖は120。問題ないねと8時に普通の食事です。いつもの4倍くらい白飯を食べました(笑)
ちなみに卵巣の手術をした病院の倍以上の値段で、おかずは半分くらいでした。1食しかなかったからまだいいけれど。

8時半に先生がニコニコ登場して、いいねー、大丈夫そうだねーと傷を消毒して手術中の患部の写真をもらいました。癒着と骨棘の前と後がわかる写真です。
これから全身的に楽になるよとおっしゃってました。
右の首や反対の肩、右の股関節、左足の小指など、痛いところがいろいろあるけれど、改善するといいなぁ。

傷は5ミリくらいのものが4つ。糸で縛られていました。

1日1回、お風呂に入ったらヨードで消毒します。背中側はなかなか届かなくて、抜糸までのことなら開腹手術前みたいにバシャバシャかけちゃいそうです。飲むわけでないから甲状腺のことは気にしないでいいと薬剤師さんは言ってくれていました。ちなみに血糖計測のアルコールの消毒では刺激が強すぎるようです。
カロナールもロキソニンもいっぱい持っている話をしたら、それは処方なしでokとなりました。
次の外来までの運動の宿題は、腰を曲げて肩に力を入れないで腕をダランと下げ、ゾウさんのお鼻みたいに右回り10回、左回り10回を朝晩やること。力を入れると、違う筋肉が動くからいけないようです。
それから手の開け閉めでグーパーを繰り返すことと、脇を開ける運動も。

痛み止め、抗生剤、ステロイドの点滴が終わったら、痛くない隙に10時半に退院しました。

病院では高齢者が多くて、入院申込書でも自宅に戻りますか?施設に戻りますか?とか、介護保険の質問とか、自力でトイレや食事ができますか?とか、そういう質問が並び、夜には叫び声が響いていたり、手が足りてなさそうでお隣さんはおしめを替えてもらえないと電話でぼやき続け…ということはあり、たいへんそうでした。
私としては、同室の人はみんなマスクもしてなくて後から濃厚接触と言われたら困るな…というのが心配で、ドキドキです。

でも、肩はもちろん痛いし、そんなに動かないけれど、穴を4つも開けて骨を削ったのに、痛み止めを握りしめるような痛みでなくて、ありがたい限りです。
いいドクターってありがたいですね。

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2 Comments

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Unknown (カツミン)
2022-04-02 21:21:55
肩関節内視鏡手術お疲れ様でした。私も今月12日に左肩関節の手術を行う予定の59歳の男性です。手術後の痛みの状況、それに対しの鎮痛剤の効果、リハビリの苦労などは如何でしたでしょうか。
3月初旬に手術を決めた時に比べ、だいぶ痛いも和らいできたため、手術を少し延期しようか、ここ数日悩んでおります。
肩の症状、炎症の原因はブログに書かれている内容と私も全く同じです。
お忙しいところ恐縮です。
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Unknown (ぷろぱ)
2022-04-03 11:25:34
カツミンさん、こんにちは。
稼働域が小さいのも痛みが強いのも辛いですが、改善が見えると悩みどころですね。
私の場合は、術後の痛みはほとんど気にならず、入院中の標準的なもの以外は鎮痛剤は不要で、固定もなしで、3日後には大事なお仕事もこなしていました。この仕事が心配で、先生に予約とは別にお時間をいただいたのですが、先生に大丈夫だと思うよぉと言われて、手術をしたので、先生から、大丈夫だったでしょ!と笑われました。
リハビリも私の場合は時間の確保以外は特に辛いところはなく、2ヶ月ほど経って、稼働域も大きく改善していて、満足しています。周りが硬いので、ほぐす体操を覚えながら、半年くらい続けるかなと話しています。
カツミンさんもうまく快復されますように!
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