亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

家族の入院はひきつづき

2010-11-10 | 腹痛&吐き気
コートや手袋が活躍する季節になりました~。

家族は、先月末、腸閉塞で緊急入院して、そのまま、少し先に予約していた大腸の腫瘍を内視鏡手術で取る処置をして、今は、その組織検査で良性か悪性かの結果を待ちながら、心臓のお薬の調整をしているところです。
入院が長くなってきて、気分的にも筋力的にもちょっぴり弱りぎみ。病院に行って、ときどきアホな話をするのがわたしの担当です。

心臓のお薬というのは、心臓の血管がつまってしまって狭心症が起きるのを防ぐために、血液をさらさらにするお薬です。
どのお薬をどれくらい使うか、ということを、消化器と循環器の先生と相談しているところです。

膠原病でも、血液をさらさらにするお薬はよく使いますね。
混合性結合組織病(MCTD)での起きることが多い肺高血圧症のときには、ワーファリンがよく出てきますし、全身性エリテマトーデス(SLE)の患者さんでも多い抗リン脂質抗体症候群では、ヘパリンを点滴することが多い印象。

脳梗塞や心臓疾患の場合は、バイアスピリンプラビックスを使うことがよくあります。プラビックスは、脳や心臓の血管がつまらないためには、抜群の効果があって、世界で一番売れている、パワフルなお薬。でも、パワフルだけに、打ち消す効果のある「拮抗薬」はありません。薬をやめても、効果が抜け切るのに1週間くらい掛かるそうです。
しょっちゅう起きることでなくても、たとえば、腸で出血が起こりました!とか、ナゾの腹痛があるから、開腹手術をしたい!とかいうことが起きたときには、薬が抜け切るのをひたすら待たなくてはならなくなります。もちろん代謝を上げる努力をしたり、内視鏡やエコー、CTのように、傷をつけずにやる検査をしたり、ということはできるのですが、不安で不安定な状況での1週間は、かなりつらそうです。

ちなみに、ワーファリンは少し時間がかかるものの、ビタミンKを点滴すると、効果は打ち消されます。
ヘパリンは、血中濃度が半分になる「半減期」も40-90分と短いかったと思いますし、硫酸プロタミンという拮抗薬ですぐに抗凝固状態を打ち消すことができるので、ヘパリンなら急に手術することになれば、拮抗薬を点滴するという手段があるわけです。そのかわり、ずっと点滴をしつづけなくてはならないというのは、現実的でないですよね…。(不育症の場合なんかは、1週間に1回の注射をするようですけれど。)

そんなわけで、お腹の状態も、まだクリアになったわけではないので、プラビックスの再開に対して、消化器の先生としては、とっても慎重です。わたしたちとしても、もうしばらくはいろんな処置の選択肢を残しておきたいなぁという気持ちがあります。
本人は、あんまり最悪の事態を考えたくない感じで、「ずっと飲んできたプラビックスだから飲んでもいいんじゃない?でも、お薬が減るならいいけれど。」という、のんびりを決め込んでます。

この間とった、腫瘍の組織検査で、良性か悪性かがわかったら、少し決めやすくなるかな。本人の気持ちを考えると、ちょっとドキドキです。
でも、やれることをやれるように、虚心坦懐に粛々とするしかないよね、というのが家族みんなの見解。そういえることが、ひとまず幸せなことだなぁと思ってます。

※虚心坦懐(きょしんたんかい)・・・心にわだかまりを持たず、素直でさっぱりした気持ち。無心で平静な心境。偏見がなく、心を開いていること。

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家族の大腸は、ようやく腫瘍切除へ

2010-11-01 | 腹痛&吐き気
今日は、小春日和(こはるびより)。
小春って、春じゃなくて、昔の陰暦の10月なんですね。この時期、ふわっと暖かくなるのが小春日和♪
英語では、インデアン・サマー(Indian Summer)。ネイティブ・アメリカンの人たちが、秋の穀物の収穫をし、長い冬の準備をする、美しい季節です。

さて、入院中の家族ですが、鼻から入れていたイレウス・チューブが3日前に抜き取れました!本人は痛かった~!!!と何度も言ってましたが、すっきりした模様。昨日から、重湯とおすましが始まりました~。前進です♪

ちょっとでも体調がよくなると、心を込めて準備していたのに今回の病気を理由にお断りしないといけなくなったお仕事のことが気になって、悲しくなっている様子。似たもの家族(笑) そういうことも、ちょっとずつ心の重しになって、カラダに負担をかけるから、「それでも、これが一番よかったんだろうな」と頭で理解していることが自分でお腹に落ちるまで、時間をかけて、おしゃべりにお付き合い中。自分で納得するしかないよね。

明日はいよいよ、もともとの課題だった、大腸のポリープを内視鏡でとります!
出血しやすいお薬を使っていた関係で、検査のための内視鏡では生検していないので、悪性と確定したわけではないのですが、同意書に「大腸腫瘍(初期大腸がん)切除」という記載があったようで、凹んでました。確定したわけではないのに、おそらく若い研修医が間違えて書いたのだろうけど、本人にすると気持ちはよくないですね。

検査したら悪性のものはみつかりませんでした~なんて脱力の結末になればバンザイ。そうでなかったら、それはそれでちゃんと覚悟して、一番いい治療を進めようね、と思えるだろうと思います。
今が、宙ぶらりんで、本人もずっと付いている家族も、気分的にそろそろあふれそうです。。。

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家族の腸は一歩一歩

2010-10-27 | 腹痛&吐き気
このあいだ、大腸にポリープが見つかった後、イレウスで急に入院した家族
一昨日あたりから、ようやくイレウス管で吸入しても何も出てこなくなり、痛みの出方も少しゆるやかになってきました♪

万が一、CTには映らないところに問題があって、たとえば壊死かなにかがあると、よくわからないまま、みるみる悪化する…ということも想像されて、家族では心配したのですが、ここまでくると急速な悪化の可能性は少し減ってきました。
昨日は、造影をして、小腸も含めて、なめらかに少し狭くなっているところはあるものの、閉塞も見当たりませんでした。造影剤も下からちゃんと出てきたので、通過確認♪
造影剤の刺激で、腸が動き始めるかもしれませんし、今日から、大腸運動刺激剤をはじめてみることになりました。

腹膜炎による麻痺性イレウスとか、その原因になる腸の外側の異変という心配もしていたのですが、血液検査でもそれらしい反応はないみたいです。

病院の近くにいる、小さな家族たちが、なんだかとっても心配していて、「毎日、顔を見ていい?」と言って、手をにぎったり、お腹をさすって「痛いの、痛いの、カミナリさんのところに飛んでけー!」とバンザイしたり、応援しています。みんな冗談を言ったり、ゆったりすごしているけれど、なんとなく緊張していたのを感じたのかもしれませんね。

イレウスが解決すれば、ようやくポリープをとって、組織検査をするのを始められます♪


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家族の腸が壊れました・・・

2010-10-25 | 腹痛&吐き気
なんだか急に冷え込んできましたね~。
何をどこから書いていいのかよくわからないのですけれど。

●潜血から大腸検査、ポリープ発見
家族が、年1回の健康診断で潜血があったので、2週間ほど前に大腸内視鏡をしました。わたしのときと同じように、1日やわらかいものを食べて、2リットルの下剤を飲んで♪
そしたら、ポリープがいくつかみつかりました。1つはごつごつしたポリープで、2cmくらいの大きさがありました。

ふつうは、ポリープがみつかったら、内視鏡で、縄をかけて取って検査するのですが、この家族、以前の狭心症の発作でステントを入れているので、それ以来、血がさらさらになる、プラビックスとバイアスピリンというお薬を飲んでいて、血が止まりにくいので、その場での検査はしませんでした。

良性であったとしても大腸の4分の1くらいを塞いでいますし、大きさ的にも、ごつごつした顔つきから言っても、悪性の可能性があるかなぁ、ということで、切除する予定になりました。血をさらさらにするお薬を、持続時間の長いプラビックスとバイアスピリンから、比較すると持続の短いヘパリンに切り替え、そこから一時的にヘパリンも止めて、内視鏡でポリープを取って、数日後に、止血を確認して、またお薬を再開する…というような計画です。
肛門から12cmのところというから、万が一、悪性だということになって広範囲に切除する手術をすることになっても、ストマ(人工肛門)になることはないかな、と思っています。

●イレウス、発生!
しかし、そんな予定を立てたとたん、イレウスになって、緊急入院とあいなりました…!!! イレウスというのは、腸の中身が進まなくなる状態で、すごーーく痛くなります。お腹が張って、急速に強い痛みが起きてきたので、イレウスだー!ということで、すぐに病院に行き、そのまま入院できました。

●イレウスの原因はなんだ?
イレウスには、大きく分けて、腸が捻転や腫瘍や異物などでふさがってしまう「機械的イレウス」と、麻痺性イレウスなど手術のあとや腹膜炎、中毒などのために腸が動かなくなる「機能的イレウス」の二つがあります。
機械性イレウスのときには、聴診器をあてると金属音のような腸音が聞こえるのが特徴で、「機能的イレウス」では動かないから腸音があまりしなくなるというのが特徴と習ったことがあります。

救急で見てくれえた先生が、「イレウス特有の音がしました」とおっしゃっていたので、つまったのかな、「機械的イレウス」だな、と思ったのですが、CTをとると、腸ねん転(腸がねじてしまう状態)や腸閉塞(つまってしまう状態)は見当たらなかったようです。でも、腸全体がぱんぱんになっていたようです。
「麻痺性イレウス」かなぁという説明でした。

重いイレウスは、内視鏡で見ながら、鼻から小腸にイレウス管をいれて、逆流してくる腸液を吸い上げて、圧力を抜いていきます。鎮静剤で負担を減らしながら、3日吸いつづけてみました。
1日目でガスがでました。それは腸が動いている証拠なので、麻痺性イレウスなら、そのあと、楽になったりします。でも、3日経っても、痛みが思うように減っていきません…。よくわからない状態

もちろん時間がかかることもあるので、しばらくしたら、何ともなかったねぇ~と言うかもしれませんが、腫瘍性の原因で、どこかの血管がふさがれて壊死が起きているようなこともあるいは覚悟しなければいけないだろうか、と、最悪の状況も想像もしています。

体力もあって、体調も安定している状態で、ポリープを切除するのはあまり心配していなかったのですが、ここから先、内視鏡で切除するにせよ、開腹してみるにせよ、心臓のリスクを持っている状態だから、処置自体がリスクになるなぁと、ちょっと心配。

でも、まだお別れするわけにはいきませんから、頑張ってもらおうと思います!!
わたしも凹んでないで、がんばろー。


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1年ぶりに胃カメラの検査をしてきました~

2009-11-18 | 腹痛&吐き気
今日は、胃の内視鏡検査に行ってきました~。

前回の検査から、もう1年。早いです。
大腸内視鏡やらT3負荷検査やら、しんどい検査がつづいたあとでは、胃カメラが楽勝に思えるから不思議(笑)甲状腺の亢進もひどくないから、夜からの絶食の空腹感もつらくなかったです。

前回と前々回、鳥肌胃炎を指摘されていたので、今回はその確認が中心です。
十二指腸潰瘍と鳥肌胃炎がみつかると、ピロリ菌がお腹に住んでいる可能性が非常に高い(十二指腸潰瘍の85%に見つかり、正常な人は9%しか見つかっていないというレポートもあるくらい)という話を聞いて、前回の検査のあと、ピロリ菌検査&除菌をしてもらったので、今回はよくなってるかなぁ、これで胃カメラ卒業できるかなぁなんて期待して、検査にむかいました♪

鳥肌胃炎は、胃のなかがブチブチに鳥肌みたいな荒れ方をしている状態を言うのですが、ある調査では鳥肌胃炎のない人の胃がん発生率が0.08%に対して、鳥肌胃炎がある人は4.7%が発生したという報告もあるので、ちょっと気になる症状ですなんです。なくなるといいな、と。

今日は、他の外来もあるので、早めに病院へ。
採血があっさり終わってしまったので、検査室を覗いたら、「今日は、早めにまわっているから、どうぞー」と入れてくれました。
「鎮静剤の点滴はしますか?」と聞いてくれて、「検査のあと、30分くらい処置室でお昼寝したらいいよ」と言われたのですが、外来もあるから、今回はパス。

まず、お腹の泡を減らす液体のお薬をコップで飲みます。
それから、ふつうは胃の動きを抑える筋肉注射を打つのですが、このお薬は脈拍をあげて、ドキドキすることがあるので、甲状腺機能亢進症の症状が心臓に出ているわたしは、パス。
そして、今度は喉の麻酔です。ゼリーのようなものを、うがいみたいに喉に注射で流し込んでもらって、砂時計をにぎりしめて3分。前々回、嚥下反応が出て、えずいてつらかったので、喉の奥の方に溜めておこう…としたら、麻酔があっさり効いて、ぜーぜー、むせるし。検査が始まる前から、大量にティッシュを抱えて、唾液を飲まないことになりました(笑)

お部屋に呼ばれて、横になって、さっそく検査です。
「えずいちゃって、胃カメラは苦手なんですー」と先に宣言したら、先生に笑われてしまいましたが、そのせいか、えずく度に、「はい、深呼吸して、力抜いてー、はい上手ですー。上手ですー」と何度も声をかけられて。でも、今日の先生は、とっても上手でした。

何度もやっているうちに、お腹の張り具合から、どのあたりを見ているかが手に取るようにわかるようになっている自分がおかしいですが、胃の出口辺りで「お、隆起が低くなってる」とつぶやいているのが聞こえて、鳥肌胃炎がよくなっているかなぁ、と安心したり(笑)
今回はポリープの生検もなしです♪ だから、時間もちょっと短め。
抜き取ってもらって、「上手でしたよ~」と念押しで励ましてもらって、終了です~!

すぐに、横で画像を見せてもらいました。前回とくらべて、全体的に炎症がなくて、きれいですー!!
十二指腸潰瘍も痕だけがあって、新しいものはないし、逆流性食道炎のバレット食道(これもガン化すると言われますね)も範囲がとっても小さくなっていました♪ 日本人の場合は、バレット食道での発ガンの確率が欧米より低いなんて話もあるんだよ、なんて説明してくれました。
問題の鳥肌胃炎も、きめが細かくなっていますし、ぶちぶちの隆起も確かに低くなっていて、どうやらピロリ菌の除菌で、改善している様子です!!!

…これで卒業? と思ったけれど、改善しているとはいえ鳥肌胃炎はあるので、また来年、確認することに。残念!
「え、来年もう一回ですか?」と聞きなおしてしまいました(笑) 先生も「はい、お待ちしてますよー(笑)」と笑われてました。それによって、定期検査を卒業するか、期間をあけましょう、ということになりました。

とりあえず、ガン化する可能性があって…という要因が減るのは、ほっとします。(気にしていたわけではないけれど。)

というわけで、例年のイベントは、今年は無事にあっさり終わりましたー。
ほっ。

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そろそろ胃の内視鏡検査の季節です♪

2009-09-23 | 腹痛&吐き気
そして、今年もまた、胃の内視鏡の季節がやってまいりました。
次回の外来のときに、やってきます~。

大腸内視鏡やらT3負荷検査やら、いろいろつづくと、胃カメラは楽勝!という気分になるから不思議です(笑)楽勝気分のまま、忘れて、前日にご飯を食べてしまわないように気をつけなきゃ!

といっても、この検査は、検査の途中、声が出せなくて、コミュニケーションがとれないので、苦手な検査のひとつ。ちょっと一息ついてほしー、と念じても通じないので、涙目で頑張らないといけないうえに、通じない先生と目が会うというのは、切ない状況です。
経鼻内視鏡なら、管も細いし、咽頭反射っていう、喉を刺激されるとウゲーってなる反応もあまり出ないからいいかなと思ったのですが、解像度がちょっと低めだったりするそうなので、せっかくするなら、経口で頑張ってみます♪

そもそも、最初に胃の内視鏡をしたのは、シェーグレン症候群から来る逆流性食道炎(胃と食道のつなぎめの炎症)の観察が目的だったと思うのですが、バレット食道だったところは治ってきています♪ ただ、潰瘍はいろいろあるし、鳥肌胃炎という胃がんとも関係するものがあるから、年に1回は、胃の内視鏡で観察するように、ということで、まじめにつづけています。
今回は、鳥肌胃炎を引き起こすと言われているピロリ菌も除菌したあとだし、いい結果だといいなぁ。いい結果だったら、来年は検査をお休みさせてもらおうかなぁ~。

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忘れていたピロリ菌

2009-03-27 | 腹痛&吐き気
実は、18日にもろもろの甲状腺関係の負荷検査をおえた後、消化器の先生に電話をして、ピロリ菌除菌の結果を確認する約束になっていました。
しかし…、さすがにぐったりなっていて、終わったら、おうちで寝てしまいました。気がついたら夜。
あ…、明日、ごめんなさいの電話をしよう…と思っていたら、今回の家族の件で、飛び回ることになってしまい、すっかり忘れてしまってました。

翌週、あ!!と気がついて、電話をしたら、先生がお休みに入ってしまっていました。この先生、今月末までで、別の病院に移ってしまうので、引越の準備も含めて、有休を消化している模様。

そんなわけで、ピロリ菌の一次除菌の結果がわからないまま、過ごしています。ときどきお腹が痛いから、まだいるような気がする…(笑)
もし除菌に失敗していたら、二次除菌になるわけですが、そうなる予感も少ししています~。

来月になれば、膠原病の外来があるから、そのときに相談してみようかな。
きっと、急患ではないので、新しい消化器の先生の予約を入れるのは、時間がかかるだろうけれど、それこそ若い研修医でいいので、必要なら処方箋を書いてもらえればいいな。

耐性菌が増えないように、一次除菌と二次除菌の間は、あんまりあけてはいけなかったような気もするけれど、この際、仕方ありません。必要なら、三次除菌までがんばります~。意外に、ピロリ菌が1回で除菌成功してたらいいな。

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2日目の朝は、ピロリ菌の検査から

2009-03-11 | 腹痛&吐き気
今日は、ヨード摂取率検査の2日目♪
まずは、ピロリ菌除菌の治療がうまくいったかどうか確認する、尿素呼気検査(UBT)から始まりました♪
このところのバタバタで、この平和な検査のことは、昨日の夜まで、すっかり忘れてました! 寝る前に思い出して、ぎりぎりセーフです。

お腹のピロリ菌を除菌するのに、1週間、抗生物質をたくさん飲んだあと、1ヶ月経って、ちゃんといなくなっているかを確認する検査です。
ピロリ菌は、胃の中の尿素を食べて二酸化炭素を吐き出すので、尿素呼気検査では、尿素を含むお薬を飲んだあと、二酸化炭素がどれくらい増えているかで、呼気を測って判断するそうです。

昨日の晩から、8時間の絶食・絶飲をして、寝起きに、呼気を採取します。ビタインゼリーの入れ物みたいな、口のついた四角いバッグに息を入れます。
それから、ユービット錠というお薬を100ccのお水で飲み、まず左を下にして5分間横になり、座って15分、そしたら、別のバッグに息を入れておしまい。
朝一番に、検査室に届けてきました♪

しかし…、20%くらいの人は、除菌ができていなくて、第2ステージへ進むそうです。抗生物質の種類を変えて、また1週間。
なんとなくお腹のしくしくが残っているんですけど、うまく卒業できるかなぁ~!

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またミドリになりました…

2009-02-05 | 腹痛&吐き気
尾ろう警報発令♪
お食事中の方は、ここで読むのをおやめください~。


前にも、緑色の泥状の便のお話を書いたことがありますが、実は、ピロリ菌除菌の抗生物質を飲み終わったとたんに、またまた、3日つづけて、便が緑白色になってるんです~!!前回のは、新鮮な海苔を炊いたような色でしたが、今回は、わさび漬けみたいな感じです。

胆汁が出過ぎの場合は、緑の便が出ることもあるようです。それから、小腸、大腸の働きが十分でない場合も、腸で胆汁が再吸収されずにそのまま排出されると便が緑色になるそうで。
逆に、胆汁がうまく出なかったり、膵臓に炎症があると白くなることもあるようです。

最近、緑黄色野菜をたくさん食べた記憶もなく、腹痛もなく、ただ、食欲を異常に感じたり、突然、吐き気がしたり、「わたしって、おなかすいてる?それとも、食べたくない?」というのが、自分でもよくわからなくなってます(笑)

除菌したあとに、普段なら善玉菌にやられている大腸菌が増えちゃったかな。LG21もビオフェルミンR飲んでいるのですが、すでに3日目。改善しなければ、またまた消化器へ行って、抗生物質再開かも~。

ヨード制限が始まったら、乳製品は禁止。ヨーグルトのLG21も飲めなくなるから、それまでに解決してほしいな…。

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ピロリ菌いれば除菌?

2009-01-30 | 腹痛&吐き気
ピロリ菌の除菌、4日目。上からも下からも何にも起きません(笑)お腹強いのか、反応が悪いのかな~。でも胃のシクシクはすっきりしてきました。ここまでくると、気のせい率10%くらいかも(笑)
っていうか、こんなにシクシクしていたのかーと改めて自覚しました(笑)いろいろ痛いのが当たり前の生活をしていると、ついね。

お医者になるのは、大変ですねで紹介されていますが、「ピロリ菌をみたら除菌!」というような方針を日本ヘリコバクター学会が23日、打ち出したそうです。すごくタイムリー♪

今、除菌が保険適用されるのは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍がある人だけ。でも、「除菌すれば胃がんの発生が3分の1になる」という信頼される報告も。「ヘリコバクター・ピロリ感染症」として、除菌を保険適用するよう、厚生労働省に要請しているようです。

日本では、人口の半分は感染、40代以上なら70%が感染しているとも言われるので、膨大な数になります。保険適用されるかどうかわかりませんが、長期的には医療費削減につながるのかもしれません。

とりあえず、除菌したらお腹のむかむかが減ったって話も聞くので、楽しみ~!

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ピロリ菌退治は徹底的に!

2009-01-27 | 腹痛&吐き気
ピロリ菌退治のつづきです。

お薬を飲み終わって1ヶ月経つと、3月に除菌できたかの検査をします。抗体が減るには少し時間がかかるので、今度は、採血じゃなくて、尿素呼気検査(UBT)だそうです。

酸性の強い胃のなかで、ピロリ菌はひだの陰に隠れて、尿素を食べて暮らしているので、尿素を含むお薬を飲んだあと、二酸化炭素がどれくらい増えているかで、ピロリ菌がいるかどうかがわかるという検査方法です。

尿素呼気検査(UBT)は、いまどきお家でできるんですね~。
8時間の絶食・絶飲(またです!!)のあと、朝起きて、呼気を採取します。ビタインゼリーの入れ物みたいな、口のついた四角いバッグに、プーッと息を入れます。吸った空気をそのまま入れてしまわないように、鼻から胸に吸って、5-10秒くらい息を止めて、入れるそうです。
それから、ユービット錠というお薬をきっちり測った100ccのお水で飲みます。
まず左を下にして5分間横に。それから15分座って待ちます。
そして、もうひとつの四角いバッグに、また息をプーッとします。
あとは、病院の検査室に届けるだけです。簡単~!

ユービット錠は3000円くらいするので、なくさないでくださいね」と念を押されてしまいました(笑)

1週間くらいで結果が出て、除菌ができていたら、それで完了♪

でも20%くらいの人は除菌できなくて、抗生物質を変えて、二次除菌進むそうです。
2次除菌は、クラリスロマイシン(クラリス)への耐性だと考えて、クラリスをメトロニダゾールに変えて、ランソプラゾール(タケプロン胃腸薬)、アモキシシリンメトロニダゾールの組み合わせにすることが多いみたいです。
それでもダメなら、3次除菌はメトロニダゾールをガチフロキサシンに変えます。どんどんパワーアップです。

…徹底的ですね~。
今朝から飲み始めましたが、何にも起きません♪

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ピロリ菌の退治計画!

2009-01-26 | 腹痛&吐き気
今日は、甲状腺エコーのあとは、消化器の外来です~。

この間の大腸内視鏡検査では、ピカピカで問題なかったので、お腹は痛いものの、日常生活に問題がない程度だということで、このまま、もうしばらく様子を見ることにしました。

そして、今日の本題はピロリ菌の除菌です!

血液検査の結果を見せてもらったら、ピロリ菌への抗体(抗ヘリコバクターピロリIgG抗体、HP IgG-Ab)は、基準値が0-10 U/mlのところ、33 U/mlもあったから、確実にいるようです…(涙)
これが胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こし、そういう継続した刺激が胃がんの原因になると言われるので、きっぱり除菌することにしました。

治療の主流は、3剤併用。2種類の抗生物質をたっぷりと胃腸薬をセットにして、1週間、飲みつづけるというものです。
わたしは、パセトシン・カプセル250mgを一日6錠、クラリス錠200を一日2錠。なんと1日で抗生物質を1,900mgも飲みます!胃薬は胃酸を抑えるパリエット錠をもらいました。

普段、逆流のない人でも逆流することがあるそうで、逆流性食道炎のあるわたし…、座って寝るかな~と言ったら、パリエットを飲むから、「案外、大丈夫かも」と先生。
あとは、お腹の悪い菌もいい菌も除菌してしまうので、下痢もするみたい。それは、仕方ないですね~。

ともかく、途中でやめると、生き残ったたくましい菌(いわゆる耐性菌)が繁殖するので、一度、始めると、逆流があろうが、下痢があろうが、頑張らないといけないらしいです。

ただ、「頑張ってもらいたいけど、血便が出たり、薬疹がでたら、すぐ教えてくださいね」と釘を刺されました。滅多にないらしいけど。
「今、薬疹と見間違えそうな紅斑が出てるんですけど…見間違えないか心配です…」と見せたら、「あー…」と。ほんとに微妙な見た目なんで、何かあったら病院においで、と言ってもらいました♪ 一安心です。
あとは、あやしいなぁと思ってから、行くまでの腰がどれくらい重いか…。

ともかく、明日から1週間がんばります~。

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ピロリ菌の除菌計画

2009-01-15 | 腹痛&吐き気
忘れてました、ピロリ菌♪

昨日、大腸内視鏡検査の説明のあとで、先生が「そういえば、ピロリ菌いらっしゃいました」と、教えてくれました。ピロリ菌に敬語を使っても…(笑)
そういえば、前回の消化器の外来の帰りに、ピロリ菌の抗体ができてないか、血液検査をしていたんでした~。すっかり忘れてました…。

いらっしゃったピロリ菌は除菌すべし~。
一週間、強い抗生物質を飲むので、またお腹がピーとなりそうです。普通は、副作用もあることなので、あえて除菌はしないのですが、わたしの場合、繰り返した潰瘍の痕もあるようなので、除菌しちゃった方が胃潰瘍や十二指腸潰瘍が再発率をぐっと下げられるんじゃないかということのようです。胃がんとの関連も研究されているところなので、ここは除菌してしまおうと。
わたしの場合は、潰瘍があるから予防治療のような除菌でも保険が適用されます~。

ピロリ菌感染率は、発展途上国で高く、先進国で低いと言われますが、日本人は先進国の中では際立って高いそうです。日本でも衛生環境が整ったなかで育った10代、20代は感染率はとっても低いのだとか。

余談ですが、このピロリ菌の発見は、休暇のおかげだという話だそうです。
オーストラリアの病理医ウォーレンは、胃炎をおこしている胃粘膜にらせん菌を発見、研修医のマーシャルと共に研究をはじめます。でも48時間培養をしても、なかなか培養できなかったそうです。
そして、1982年の春休み、実験助手が休暇をとったため5日ほったらかしにしていた培養器で、ピロリ菌が育っていたそうです(笑)あとで、ピロリ菌の培養には最低4日かかることがわかったそうです。
このふたりは2005年、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

月末の消化器の外来で、除菌の相談をしてきます♪

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あっさり大腸内視鏡レポート

2009-01-14 | 腹痛&吐き気
いよいよ大腸内視鏡検査が始まりです~。
下剤で準備を完了してから、病院へ。早めに受付をしたら、先生の方でも「もう準備できているからどうぞ。」と言われて、大急ぎで更衣室へ。
レントゲンやCTで着る、いつもの検査着と、お尻に切り込みが入った巨大な紺色の紙パンツを渡されました。パンツは、わたしでも2人入れそうな大きさ~(って、言いすぎかな(笑))

着替えたら、すぐに検査室に案内され、ドクターがふたり待っててくれました。ひとりは消化器科のわたしの担当の先生。もう一人の年配の先生には「便秘する?(腸の中身が柔らかい)右が痛いのは気になるね。」なんて声をかけてもらって。

検査台に乗ったら、すぐ点滴と血圧計、酸素濃度計をつけてくれました。
看護師さんが、点滴がなかなか刺さらない間に、ドクターが横でそっと血圧計を巻いたり、点滴の固定テープを用事したり。やさしい、いい先生という評判だけど、ほんとだなぁと眺める、まな板の鯉…診察台のわたし(笑)

点滴から腸の動きを緩める薬と鎮静剤を入れてもらうと、一瞬、血管がピリピリっとして、すぐ、ふわ~としてきました。

そのまんま、すぐに検査開始です♪

内視鏡は、コの字の大腸のカーブを曲がるときに、突っ張る感じがあるものの、まったく何ともなく、あっという間に盲腸に到達!!!戻りながら観察です。空気を入れたりするけど、お腹がはって苦しいという感じがあまりなかったです。

いや~、わたしの腸は意外にピカピカでした~!!(笑)

モニターを見ながら、先生に「このぷちぷちは何ですか?」「これは小腸が見えているんだけど、小腸はこんな感じのものだから大丈夫。」なんて教えてもらったり、昔の手術のあとがキレイに治っているのを眺めたり。
失敗したワカメやネギやみかんの皮が舞い踊る~というのを想像してたけど、見掛けませんでした(笑)
10分くらいであっさりと終了!生検もなしです。
ゲーッとなる胃カメラよりずっと楽でした♪ 鎮静剤のおかげかもしれないけど。

終わって、先生から説明…と言っても、キレイでしたね~ということで、終わりです。腸の動きが弱いっぽいけど、「治療したい?」と聞かれたので、「問題が起きてないなら、腸はこのままでいいです」ということで、乳酸菌をとって運動することにします。

鎮静剤を覚ますお薬を点滴にいれてもらって、30分くらいお昼寝したら、もう帰って好きなもの食べていいよって解放されました。一応、あらためて消化器科の外来に行って、今後、何をどういう形で観察したらいいか相談したら、消化器科は一旦、卒業できるかな。

そんなわけで、下腹部痛はあいかわらずナゾのまま、経過観察になりました♪
あっさり、さっぱり。
このところ、検査をすると、想定以上の面倒が発覚する…というパターンがつづいていたので、何にもない検査ってこんなにあっさりとしてるんだ~という脱力です。

まだ、鎮静剤でフワフワしてるけど、よ~し、18時間ぶりにご飯を食べるぞ~~!!お腹がびっくりしない程度に♪

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大腸内視鏡検査の当日の朝

2009-01-14 | 腹痛&吐き気
ワクワク、ドキドキの大腸内視鏡検査の日がやってきました~。
お食事中の方は、ここで読むのを止めましょう!

昨日つくっておいた洗腸剤の>マグコロールP 約2リットルを、朝8時から10分ごとにコップ一杯ずつ飲み始めます。味が飲みにくいとも聞いていましたが、よーく冷やしておくと、ポカリスエットみたいな味で、意外と飲みやすかったです。
よく2リットルの洗腸剤を飲むのがつらいと聞いていたけど、今日は、まだまだ飲める感じです~。前日からの絶飲で、シェーグレンのわたしは乾ききっていたからかもしれません。一般的につらいというのは、大腸の検査をする患者さんは中年以降の方が圧倒的に多いせいかもしれませんね。

最初の20分くらいは何も起きなくて、あれれ?と拍子抜けしていたら、30分くらいからお腹がゴロゴロ言い出して、40分くらい経ったところで…、来たーーー!!!!!
栓が抜けちゃったみたいです(笑)トイレの前に椅子を出して、すぐに行ける体制になりました(笑)50分経ったところで、坐薬を追加。数回トイレに行ったら、あっという間にサラサラになりました♪
余分にもらっていた坐薬は登場せずにすみました。
飲み始めて2~3時間くらい経って、このままトイレが止まらなくなるの?と思った頃、ようやくお腹も収まってきました。
病院に電話して、「準備OKです~」と連絡すると、午後1番に検査してくれることになりました。

さて、いよいよ検査の本番! がんばります~。

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