人間の本体(本霊)とも言うべき存在は「神の子」とも言い、神界に存在しており霊・魂が修行のために地上の現象世界へ分け御霊として、天降って来るので如来とも言います。
そして、現象世界とは、現象界・幽界・霊界までを指して呼ぶ言葉だと言われます。
それは「天界・神界の働き」が人間(霊・魂)を育てる為に此の三次元世界(物質界)を創造して、場所や物や相手を対象に与える事で意識を組み上げていると言う事です。
つまり、此の世界は、人間の意識・五感の対象として創られた物・世界であり、本来は無と言うか実体の無い存在なのです。
人間は与えられた場所や物を対象・相手として、意識・感覚が組み込まれて行く理を示して来ています。
つまり、現象(物質)界は意識・五感に因る念(想い)の作用が、集積して行くに従って生じる投影された映像なのです。
この世は生きている実感がリアリティーに有って、仮の世=幻想(イリュージョン)とは考えられないものです。
宗教でもこの世は虚空とか無常とか仮想とか借り物とか、妄念・妄心の世界だとか言われています。
ところが、人は夫々に想いの世界に生きており観念を変えると世界も変わるんです。
人間は心(思考)に自由意識を持ち、神の子なる実相の悟りの境地に因って意識に因る穢れた念波を浄化すれば、現象世界の過程を短縮する事も可能だそうです。
だから、人生(環境、境遇)は心の影などとも言われる所以です。
霊的に成長の早い者、認識能力の高い者の周囲は、環境や境遇が激しく変わって行くのです。
だから、この世は変化無常であり実在・常恒ではないからマトリックス・ホログラムの世界であると言えるのです。
ある人は、マーヤ（幻想・大いなる存在が作りあげた魂の修行場）であると言います。
釈迦もインドの聖典ギータも、皆この世はマーヤ（幻想）であるということで一致しています。
神道では、祝詞を唱える事により人の罪や穢れは無くなると書かれているのも、幻想・幻影・マトリックス(Matrix)の世界だからでしょう。
皆さんが自らの目を始め五感で認識している世界は、現実・実体ではありません。
それは幻影・幻想です!!!
「皆さんは速やかにこれを把握する必要があります」。
幻影・幻想が実体なのではなく幻影・幻想を創りだした意識・想念が実在しているだけです。「皆さんが所有している力の源は皆さんの精神・意識の中に存在しています」。
だから、真実を見極める心、魂、霊性を培うことが大切でしょう。
一方では、人々を惑わす暗黒思想で邪悪な勢力が仕掛ける陰謀を映し出す幻影とか、霊界人で私たちにすがり付き憑依している悪霊とか不成仏霊など霊界人達の集合意識が映し出す幻影の虚構世界を築いていたり、人々が魂の穢れから現れる妄念・妄心の幻影として様々な病気や事故や事件や災害などもあります。
人はこの世に生を受けて様々な生き方を選択して、自分自身を向上させる方法を学ぶ事です。
但、この世には様々な享楽の罠が敷かれてあり、未熟で欲に駆られた人々は道を踏み外して足を滑らせて堕落します。
「人生の目的と生き方」で紹介してあります様に、肝心なのは生きている間に財産とか地位とか、名誉などの唯物的な何かを得るのではなく、何を霊(魂)的に学んだかであり、この人生とは魂の修行する場所を自然(神)から必要に応じて提供されていると言う事です
それにより、その人にとって魂の学習・試練に今が一番に相応しい教材である、人(出会いなどもある)も事物(金品など)も、事象(出来事など)も必要に応じ課題として現れて来るのです。
そして、自らが課題をどの様に取り組み思考(意識)して把握と理解して、判断するかにより魂とか霊性とか人格のレベルが変わってきます。
すると、自分を取り囲む環境とか境遇さえも変化して来るのです。
人は生まれながらにして魂と言うか霊性と言うか人格と言うか、物理的な物事だけでは計り知れない別な次元の作用と関連が大いに有ると言えます。
人は皆、生まれながらにして輪廻転生の回数とか魂とか、霊性とかの夫々に学習過程のレベルが異なりますから、人は平等だといって環境とか境遇とかを同じ様に整えても、年月を経ると違いが生じて来ると考えられます。
でも、皆は可能性に懸けて獲得出来るであろう、それらの要素をクリアーするために努力しているのだと思います。
人には、本来に自覚しなければならない、役割とも言うべきポジションが有るのですが、本分を忘れて人の上に立ちたいと過分に競争している様です。
それを自覚しないで無闇に努力しても成果は上がらず、失敗してダメになる事も有ります。だからこそ、この世は借り物とか仮の姿とか現象界と言われる所以です。
そのことを「般若心経」には書かれています。
それは現実世界、三次元領域の物質界がマーヤ(幻想)・マトリックス・ホログラムであると把握した、アセンデッド・マスターたちの境地に到達した心境を表しています。
人間の暗黒面からくる粗暴さや残虐さである「戦争原因と闘争精神波」で紹介してあります様に、皆さんが憂慮して戦っている紛争・暴力・犯罪・戦争・テロ・災害・事故は、物理的や物質的な所有過多とか地上の特質的な由来からではなく、全ては「皆さんの精神・意識・感情」の中に存在しています。
「悪想念の種類と作用力」の「自念作用」で紹介してあります様に、皆さんの精神・意識の働きと作用は正に戦場と同じであり、また皆さんのネガティブな情緒・感情は爆弾・銃弾・諸刃の剣と同じ力です!! 「どうぞこれを把握して理解して下さい」。
皆さんは日々に於いて精神・意識や皆さんの情緒・感情は殆どが使い方を誤って、この場で危機・滅亡に瀕しているものであり、またそれらは皆さん自身の思考・想念や情緒・感情を、己に背く如く知らない内に皆さん自らを傷つけ害して破壊・破滅するための爆弾・砲弾・諸刃の剣として作用しています。
皆さんが認識している世界はただ皆さんの精神・意識に因る想念の集合・集積の反映に過ぎないため、皆さんが現象的に認識しているものを変化させるためには、「皆さんの精神・意識を変化させる必要があります」。
皆さんが現れた幻影に驚いて恐れ意識を集中させればさせる程、その総てが皆さんの現実性の中で拡大して行き収拾されず手に負えなくなります。
ここで現れた幻影は過去の精神・意識に因る想念の反映・作用に過ぎず、現れたら消えて行く過程にあると知る必要があります。
それはカルマの築き上げた幻影だと言えるからで、やがて「自壊作用（ケミカライゼーション）」も起こって来ます。
実在する様に見えるもの総ては生成を続ける幻想・幻影(マトリックス・ホログラム)に過ぎず、永遠という時間のスケールの中では瞬間的に生じては消えていく変化の幻想・幻影であります。
だから、この世に生活をしていながら別の世界(次元)が見えている人も存在するのだと思います。
遂に人類は三次元領域の物質界である、誤ったマトリックス(ホログラム)の世界から目覚めて、虚構世界の拘束と呪縛から解放される時期に入りました。
運命成立や品性が形成されるプロセス(左から右へと年月を経て徐々に形成されていく)
日々の思考や心境→心の習慣や行為→性格(人柄)→人格(人相、容貌)→品性→運命(境遇)
この世界は仏典にあるように「唯心所現の世界」なのであります。
それだからこそ自らの「心・意識」によって、それを支配することを学び、「心・意識」によってそれを支配することを実証しなければならないのです。
あなたの一瞬一刻の心・意識の働きや行動が、あなたの一生の運命や幸福度を決定しているからです。
現象世界は仏典にあるように「変化無常の世界」なのであります。
変化する原動力はそこに住む人の業力（カルマ）によって転ぜられるのです。
業力とは過去に蓄積されたところの「心・意識の力」が具象化したものです。
つまり、業力とは「原因結果の法則（因果律）」でもあるのです。
思考の想念は、潜在意識にイメージとして蓄積され「創化の法則」によりやがて具体化されます。
物事を実現させるには確りした目標や目的を持ち、意識(想い)力と意志(決断)力と表現(イメージ)力との各要素を、潜在意識で目的とする一つの方向に統合させることで相乗効果が現れてこそ成り立つ(実現する)のです。
闇の者たちはこの世(Matrix)の仕組みを知り尽くしており、このマトリックスの世界を巧みに操り人々に偽りの情報と誤った思想を流して、洗脳し騙し主要な国家と金融・経済を支配し、それにより甘い汁を吸い取って(搾取)いる悪賢い人々もおります。
それは「唯心所現」とか「創化の法則」を巧みに活用しているのです。
人生には様々な選択肢が用意されているのですが、多くの人々は闇の仕組んだ陰謀で洗脳されて物質的な生活の豊かさが幸せだと思い込まされて、上流階級に憧れて見栄と虚飾と無理をして上昇志向に翻弄されて、必要な金銭を獲得する為の仕事・労働と生活が多忙で心の余裕が無く精神的な事柄には等閑になっています。
神界が造り出した精巧で素晴らしい幻想(マトリックス)の世界とは異なる、利己的で邪悪な想念に因り映し出した虚構である幻影とか妄念・妄心は、光明波動を受けてこれから本格的に且つ急速に崩壊して行くでしょう。
これはカルマの自壊作用であり狼狽えないで下さい。
ですから、私たちは何が起ろうとも利己的で偏狭な思考・意識をしないで広く大らかな心を持って、柔軟性と受け入れる包容力を持ち時には五官の世界を去って実相(高次元)の世界に居ると言う、瞑想(座禅)を実践して魂のレーダーを磨き高級霊からの霊波をキャッチして人生の軌道を修正する準備が必要になります。
皆さん、意識・感情の在り方の重要さと方向性に気付いて心(魂)の眼を覚まして下さい。そして、体主霊従の生活から心機一転して霊主体従の生活へ切り替える必要があります。人生は魂の学習・修行ですから「天に棄物(きぶつ)なし」と知り、全てを許して和解し愛念・平和・幸せを心に満たしましょう。
