四国遍路 令和3年 春 男63歳 野宿旅

縁あってお遍路モードに突入
(旧タイトル)おっちゃんとミニベロ9で以意大放題

野宿その2

2011年01月24日 | ノスタルジー
野宿 読んで字のごとく野(や)に宿すことで、ふんわか布団に寝ることはできない。
テントで寝るのは野宿ではなく野営だな。

地面に直接寝ても良いが、土や砂利では気持ち悪い。
大きな駅だとコンクリートなので新聞なんか敷いて寝たこともある。

たいていが店先や公園、駅のベンチで寝ることになる。
おっちゃんはベンチ専門だった。長イスのベンチだと楽だが
一つ一つ独立したイスが何個かくっついているベンチは型にはまるのに苦労する。
もっとも疲れているのでいつの間にか寝てしまうのだが、朝目覚めると体のあちこちが痛い。
時には拾ってきたダンボールや、手持ちの衣類を敷いたり工夫をしたものだ。

とにかく寝なければいけないという気持ちが強い、朝は早い。暗くなれば何もすることが無いのだ。
当時はケイタイやワンセグなんぞない、なにもないのだ。

今は知らないが、地方の夜は早い6時や7時には店も閉まって人通りも絶えてしまう。

適当な寝場所が見つからずウロウロしているとじきに暗くなる。
エイヤーで寝て、朝目が覚めたらとんでもない所で寝てたなんてことにもなる。


海岸べりのベンチでで寝てたら夜中に ゴソゴソざわざわ 
月明かりの下で小さなカニさんの大移動に出くわした。
しばらく唖然としていた。辺り一面 カーニカニ カーニカニ。




サンツアー ウルトラ7

2010年11月22日 | ノスタルジー
午前中物置の整理していたらガラクタにまじって懐かしいフリーが出てきたのでUP。
ボロタオルにくるんであったので保存状態は良好。
クリーナーで油を除いてパチリ。
70年代後半のパーツでロードレーサーにつけた。

サンツアー ウイナー ウルトラ7 とみた。 たぶん。

  スプロケットは軽合金  7段  
                  12T-18T の超クロスレシオ

当時は5段が常識で6段や7段は珍しかった。
クロスレシオの7段を使いこなす技量も力量もない若者が単に見栄だけでつけた。
後年のオーバーホールで鉄に替えてもらった。

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見たところ歯もちびっていないようでポタ程度には使えそうです。
でも油に浸して物置にしまいました。次にお目にかかるのはいつでしょうか。














野宿

2010年11月06日 | ノスタルジー
おっちゃんの若かりし頃、夏の東北 北海道は野宿をしながらのツーリングだった。
宿代の節約(単に金が無いだけ)もあったが、宿に泊るのも結構厄介なのである。

予約や予定の変更、汚い格好して宿に入ることも気が引けるし、
泊ったら泊ったで新しい着替えも必要になる。
自転車の置き場にも気を使うことになる。


野宿だとそのままの格好で寝てもよいし、洗濯は小川であったり公園の水場であったりした。
当時は駅での野宿が多かった。みんなステーションホテルと呼んでいた。
水もトイレもあり適当に灯りもある。これだけで十分だ。

小さな駅だと一人で寝ることになるが、大きな駅になると
サイクリストやバックパッカー、バイク野郎達が集まってきて
ワイワイガヤガヤ、情報交換したり、旅の話で結構盛り上がってくる。

時には翌日一緒に走ったりもした。





ランドナーその2

2010年10月10日 | ノスタルジー
何週間も野宿をしながら一人でツーリングをしていると一つ一つの事が全て自分に返ってくる。
メカのトラブルは自分で直す、腹がへれば自分で探し。今日の寝床はどこにしようかと。
あたりまえのことだがこれがいいのだ。

土地の人からおにぎりをもらったり、見ず知らずの若者を泊めてくれたりもあった。
小さな駅のベンチで朝目が覚めたら、キンチョウの蚊取り線香の燃えカスがあった。
夜中に駅長さんの家族の方が置いてくれたのだろう。
お礼の言葉を添えて日の出とともに走り出した。

前の晩に駅長さんと話をしている、駅長さんは駅で寝るなとは言わない、
こちらも駅に泊めて貰いますとも言わない、言えない。あうんの呼吸というか
暗黙の了解というかお互いこの話題を避けている。最後に気をつけて行きなさい
と言ってくれた。 旅の思い出の話しをしたらきりがない。

とにかく毎日が新鮮で、ときにはつらい事もあったが何事にも変え難い経験をした。
今の若者も日本のどこかで同じようにツーリングをしているのだろう。

ランドナーは一つの手段である。 ヒッチハイクでも良いし、リヤカーを引いての旅でも良い。
ただ言える事は、若いときの一人旅は貴重な経験をもたらすと言うことだ。

いまのおっちゃんには、目の前に金を積まれても無理な話だ。


なんだか話が独りよがりで理屈っぽくなってしまった。







懐古趣味

2010年10月03日 | ノスタルジー
昔、二十歳前後の頃バイト先で年配の方から、昔はあーだこーだと延々と聞かされて閉口したことが多々あった。
それでもなかには聞き入ってしまう話も、興味のある話題だと聞いててとても面白い。

おっちゃんもあちら側の人間に片足を踏み込んでいる。気がつくと昔はあーだこーだと
若いもんに話しをすることがる。

古きよき時代は誰にでもある。おっちゃんの古きよき時代を語りますぞ。
ただ、記憶が遠のいてかなりあやしい語りになりそうな。