こんにちは、ぷく太郎ママです
はぁ〜……読み終わりました
充足感というか、喪失感というか…とにかく『何か』に満たされています
(喪失感に満たされるっておかしいですね)
私が読書好きとなるきっかけをくれた村上春樹さん
長編小説のおもしろさを教えてくれた今でも大好きな作家さん
そんな村上春樹さんの新作、販売当日に予約していたものを取りに行き、6日間かけて読み終わりました
(アプリの不具合で情報更新されていなかっただけで、きちんと当日予約した本屋さんに届いておりました)
『壁』『その街』そんなキーワードから、過去作の世界の終わりとハードボイルドワンダーランド と何かしらか繋がりがあるのでは、と本が届く前からわくわくして仕方ありませんでした
そして読み終わった今
満たされるとはこのことです
村上春樹さんの作品って『感動した!』とか『泣けた!』とか『ためになった!』とか、少なくとも私にとってはそういう作品ではなくて。でも確実に私の中に根を張って、時間をかけてじわじわと浸透していくくんです
そんな村上春樹さんですが、初めて、彼の作品で涙が出そうでした
もちろん感動的なお話だったとかではなく。
長い年月をかけて、その物語が然るべきところへ向かっているような喜び、彼の長編作品の中で最も好きな#世界の終わりとハードボイルドワンダーランド の物語の中に再び身を置ける嬉しさ、そして再びその物語が終わりに近づいていることの悲しみ
そんな色んな感情がむくむくと湧いてきて、後半はなんだかずっと切ない気持ちで読んでいました
しばらくこの気持ちに浸りたいと思いつつ、『読む』という行為に没頭したい気もするので、午後にはまた何か新しい物語のページを開いていることでしょう
あぁ、村上春樹さん
本当にありがとうございます
余計な情報を入れたくなくて、他の方のレビューを見ていないので今から見に行ってみようかな