まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

岡山でちょろっと鶴湯に入る。

2018-03-25 23:13:35 | 温泉・お風呂屋
倉敷からの続き。

倉敷を歩き回っている間に体が冷え切ってしまった。ここのところ暖かかったので油断して薄着して来てしまったのだ。。。
お風呂で温まって帰ろうと思っていたのにえびす湯さんは休業。仕方ない、岡山で途中下車して入って帰るかぁ。
一応岡山のお風呂屋もチェックしてあった(苦笑)。

岡山に着いたら19時過ぎ。あらためてネットで見てみると、目当ての鶴湯は20時閉店。ええー
グーグルマップで見ると駅から徒歩12分ということだから、なんとかギリギリ滑りこめるかな・・
と思っていたら、道に迷った(爆)


ようやくたどり着いた鶴湯さん、染め抜きの暖簾がステンドグラスのように光ってきれいだなぁ~
あぁ、懐かしくホッとする佇まい。・・・そうだ、さっさと入らないと。もう19時半を回っている。


暖簾をくぐると、番台に誰もいない。常連の方が一人、ちょうど上がってこられたので聞いたら、
後でいいよ、と。とり急ぎ入ってしまおう。


おぉ、御影石の床。高い天井の中央に大きな湯気抜き。ぬる湯とあつ湯に仕切られたシンプルな四角の浴槽。
シーンと静まり返って音ひとつない。
そろそろとお湯に入ると、冷え切っていた体がジーンと生き返る。。。岡山駅まで戻る間に
冷めてしまわないように、あつ湯にじっと浸かって熱を蓄えておこう(笑)


さっきの常連さんは戻ってきた番台のおばちゃんと長らく話し込んでいたが、帰ったようだ。
あまりギリギリまでいると迷惑なので上がるとするか~


番台のおばちゃんから声が。
あまりゆっくり入れなかったんじゃない?いえいえ、すごくあったまりました!
◯◯に泊まってらっしゃるの?いえ、仕事でこっちに来て冷えたので温まって帰ろうと思って。あらそうでしたか。
古くて素敵ですね、いつからですか。戦前からやってるんですよ。


古いお風呂屋が好きだと言うと、じゃあこれどうぞ、と、岡山の銭湯マップを下さった。岡山と倉敷、児島で10軒。
そのうち1軒は「closed」のシールが上から貼られている。残り9軒のうちにはえびす湯も含まれているので、
今実際にやっているのは8軒か・・・リーフレットには入り方やマナーが英語とイラストでも書いてあった。
こういうのを独自に作って頑張っておられるのだな。各お風呂屋の紹介に添えられた丸い顔写真はどれも年配の方々。
昔はいっぱいあったんだけどもうこれだけになってしまったんですよ。跡継ぎさせるような商売じゃないですからねぇ。。。
それでも今までずっと続けて来ていただいたのは本当にありがたいことです。
マラソン大会の時にはお客さんが大勢来られるんですよ。そうなんですね、しょっちゅうやって頂きたいですよね!(笑)

ありがとう、遅くまでごめんなさい、是非また来ますので。商店街暗いから気をつけてね、また来てください。。

あぁ・・・温かい。
こんな地方のまちなかの銭湯、あと10年も経てばどうなっているのか、、、絶滅危惧の日本文化。
なんとかならないものか。。。

来しなは急ぎ足で歩いた奉還町商店街、帰りはきょろきょろしながら歩く(笑)
昭和中期のレトロビルに飲み屋が入っている。




こんなところに洋館付き住宅もあった。暗いのでブレブレ・・・


夜の8時では飲み屋以外はとっくに閉まっているが、昭和な店構えの魅力的な店舗があちらこちらに。


「GURIRU」の表記にひとりにやける(笑)


心は温かいまま、体も湯冷めすることなく岡山駅にたどり着き、さくらでゆったり大阪へ。
考えたら岡山駅の北側を歩いたのは初めてかもしれない。また機会を見つけてゆっくりうろつき、鶴湯にも入りに行こう!

おわり。

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