3月の台湾の旅の続き。
そしてついにやってきた、台北賓館。ここを見たいと思ったら月1回の一般公開日に合わせて台北に来る必要があるのだが、
これまでなかなかそのサイクルに合わなかったのだ(苦笑)。今回、公開日のお知らせサイトを数ヶ月前にチェックしたときには
確かに23日と書いてあったから、mayumamaさんも見れるね!と言っていたのに、総統府と同じくこちらも、直近でサイトを
見ると24日になっていた。なぜ!?(汗)なんか国家的なイベントがあって変更になったのかもしれないな。。。
まぁそんなことで私一人で台北賓館にやって来た。
敷地の角にある門を入り進んでいくと、お城のような壮麗な建物が見えてくる。赤レンガでなく白っぽい花崗岩の外観なので
列柱や彫刻など装飾は多いが落ち着いて見える。屋根は天然スレート葺きのようだ。
台北賓館は日本統治時代に台湾総督邸として建てられ、1901(明治34)年に完成。元々はネオ・ルネサンス様式
だったが、10年後に大幅な改築工事が行われバロック風の外観となっている。
雨のぱらつく朝っぱらから、若者からお年寄りまで大勢のお客が内部を見ようとやって来ている。ここが一般に公開される
ようになったのは2006年とのことで、それまでは庶民にとっては秘密のベールに覆われた世界だったのだ。
入口の正面にある花形の噴水越しに建物を撮るのが定番のようで、噴水の周りには人だかりができていた。
私もその人々の間を縫って噴水写真を(笑)
いざ、中へ!
内部は豪華絢爛、キンキラキン(笑)
総督邸は、第二次大戦終結後、台湾を中華民国へ移管する日華条約の調印の場ともなった。
2階のホールのステンドグラス。
そして何といってもこの台北賓館は有名なタイル名所なのだ!
この洋館内には暖炉が計17ヶ所あり、その周囲には英国製のビクトリアンタイルが貼られている。しかもそれぞれ
すべて違った柄の取り合わせである。ここに来たのはこのタイルを見るのがいちばんの目的だった。
・・・しかし最初に白状してしまうが、順路通りに見て行ったのに見つけた暖炉はたった10ヶ所・・・
17ヶ所もどこにあったのか。見落としたのかなぁ??それとも非公開部分があったのだろうか。。。
ビクトリアンタイルはやはり色が美しいなぁ!鉛のおかげだと思うが、透明感があって鮮やか。
きれいな萌黄色!
こちらのタイルはイッチンだろうか、手描きの絵が描かれている。
いつも憧れる明るい黄色の釉薬。縁を囲む立体的な焼き物はテラコッタと言うべきかもしれないが・・・
床のは銅板転写で多色刷りのタイル。
こちらは珍しくブルーのモノトーンの銅板転写タイルが使われているな。床はフルサイズとハーフサイズのタイルを
組み合わせて多様な模様を作り出している。
こちらも多色刷りの銅板転写タイル。
さすがイギリスはこの時代からこれほど品質の高いタイルを作っていたのだなぁ!
垂直面にはまた手描きタイル。
台湾の伝統民居で多く見られるマジョリカタイルはほとんどが日本製の「和製ビクトリアンタイル」であり、英国製はほとんど
ないのだが、この台北賓館では英国製ばかりが使われている。それは、この建物がヨーロッパからそのまま持ってきたような
純粋な洋館だから、材料もこだわってイギリスから持ってきたのか、とも考えられるが、これは単純に建築年の問題ではないか。
この暖炉が最初の建築時にすでに作られていたものだすると、明治34年の時点ではまだ日本では乾式の高品質な
マジョリカタイルを作れていなかったのだ。なので当然の選択としてイギリスから取り寄せたのではないだろうか。
続く。
そしてついにやってきた、台北賓館。ここを見たいと思ったら月1回の一般公開日に合わせて台北に来る必要があるのだが、
これまでなかなかそのサイクルに合わなかったのだ(苦笑)。今回、公開日のお知らせサイトを数ヶ月前にチェックしたときには
確かに23日と書いてあったから、mayumamaさんも見れるね!と言っていたのに、総統府と同じくこちらも、直近でサイトを
見ると24日になっていた。なぜ!?(汗)なんか国家的なイベントがあって変更になったのかもしれないな。。。
まぁそんなことで私一人で台北賓館にやって来た。
敷地の角にある門を入り進んでいくと、お城のような壮麗な建物が見えてくる。赤レンガでなく白っぽい花崗岩の外観なので
列柱や彫刻など装飾は多いが落ち着いて見える。屋根は天然スレート葺きのようだ。
台北賓館は日本統治時代に台湾総督邸として建てられ、1901(明治34)年に完成。元々はネオ・ルネサンス様式
だったが、10年後に大幅な改築工事が行われバロック風の外観となっている。
雨のぱらつく朝っぱらから、若者からお年寄りまで大勢のお客が内部を見ようとやって来ている。ここが一般に公開される
ようになったのは2006年とのことで、それまでは庶民にとっては秘密のベールに覆われた世界だったのだ。
入口の正面にある花形の噴水越しに建物を撮るのが定番のようで、噴水の周りには人だかりができていた。
私もその人々の間を縫って噴水写真を(笑)
いざ、中へ!
内部は豪華絢爛、キンキラキン(笑)
総督邸は、第二次大戦終結後、台湾を中華民国へ移管する日華条約の調印の場ともなった。
2階のホールのステンドグラス。
そして何といってもこの台北賓館は有名なタイル名所なのだ!
この洋館内には暖炉が計17ヶ所あり、その周囲には英国製のビクトリアンタイルが貼られている。しかもそれぞれ
すべて違った柄の取り合わせである。ここに来たのはこのタイルを見るのがいちばんの目的だった。
・・・しかし最初に白状してしまうが、順路通りに見て行ったのに見つけた暖炉はたった10ヶ所・・・
17ヶ所もどこにあったのか。見落としたのかなぁ??それとも非公開部分があったのだろうか。。。
ビクトリアンタイルはやはり色が美しいなぁ!鉛のおかげだと思うが、透明感があって鮮やか。
きれいな萌黄色!
こちらのタイルはイッチンだろうか、手描きの絵が描かれている。
いつも憧れる明るい黄色の釉薬。縁を囲む立体的な焼き物はテラコッタと言うべきかもしれないが・・・
床のは銅板転写で多色刷りのタイル。
こちらは珍しくブルーのモノトーンの銅板転写タイルが使われているな。床はフルサイズとハーフサイズのタイルを
組み合わせて多様な模様を作り出している。
こちらも多色刷りの銅板転写タイル。
さすがイギリスはこの時代からこれほど品質の高いタイルを作っていたのだなぁ!
垂直面にはまた手描きタイル。
台湾の伝統民居で多く見られるマジョリカタイルはほとんどが日本製の「和製ビクトリアンタイル」であり、英国製はほとんど
ないのだが、この台北賓館では英国製ばかりが使われている。それは、この建物がヨーロッパからそのまま持ってきたような
純粋な洋館だから、材料もこだわってイギリスから持ってきたのか、とも考えられるが、これは単純に建築年の問題ではないか。
この暖炉が最初の建築時にすでに作られていたものだすると、明治34年の時点ではまだ日本では乾式の高品質な
マジョリカタイルを作れていなかったのだ。なので当然の選択としてイギリスから取り寄せたのではないだろうか。
続く。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます