浦風小学校から大物に向かって歩くと、阪神本線の南側に小田南公園がある。
小雨が降る中、紅葉の鮮やかなオレンジや黄色に惹かれて、公園内を歩く。
案内板によると、そこは大日本紡績尼崎工場跡らしい。
写真を見ると、阪神本線と伝法線に挟まれた三角地帯いっぱいに工場があった。
県立尼崎病院のある大物公園の場所には社宅がずらりと並んでいて、
それ以外のところは田んぼ。
大正7年に操業開始して昭和20年に空襲で大半が焼失したらしく跡形もない。
物思いにふけりながら公園を一周し、大物駅の近くまできたところ、
「大物川緑地 歴史の道」の案内板が。
大物川跡?それは見とかねば。
さて、高架下を横断する形で公園が南へ続いている。
高架下の土地は普通鉄道会社の所有地で、細長くフェンス等で囲われているところ
が多いが、ここは高架下の敷地とその周囲の敷地との境界線がない。
川の埋立が電鉄の高架より後だったからだろう。
道路に分断されながらも公園は続く。
細長く連続した形以外には特に川跡を思わせるものはない。
橋跡の碑もいくつかあるが、親柱などが保存されているわけでもなく
道のふくらみもわずかで、橋があった面影はほとんどない。
途中でゆるやかに西へ曲がった緑地はその後しばらくまっすぐ続き、
直角に南へ南下する。ん?
そこにまた案内板が。ははぁ、なるほど。この絵図の右端が南下する大物川である。
この先に尼崎城があったのだ。
この川はまっすぐ西へ行くのと南へ下りるのと二手に分かれていたようだ。
この大物川は尼崎城の外堀として機能していたらしい。
国道43号線にぶつかる手前で、公園の一番端に1.5mほどの高さの
柵に囲まれたコンクリートのステージ状の部分があった。これはいったい何?
しかも43号線との間には歩道が通っている。???
柵には「大阪ガス」の文字。その周りをぐるぐるっと2周してみて気がついた。
おそらく国道43号線と一緒に川を渡したガス管が、川の埋立によって
手の届くところにきてしまうので、コンクリートで固めたのだろう。
そして43号線にも、川を渡る橋梁が。このプレートはそこについていたもの。
帰ってからちょっと調べてみたところ、
国道43号が全通したのが1963(昭和38)年、
大物川が埋め立てられたのが1967(昭和42)年、
阪神高速が開通したのが1969(昭和44)年。
プレートの年代は符号する。
一番最後にやっと川の名残を見つけて、ささやかな満足。。。
43号線の南側がどうなっているのかは、次の機会にでも。
小雨が降る中、紅葉の鮮やかなオレンジや黄色に惹かれて、公園内を歩く。
案内板によると、そこは大日本紡績尼崎工場跡らしい。
写真を見ると、阪神本線と伝法線に挟まれた三角地帯いっぱいに工場があった。
県立尼崎病院のある大物公園の場所には社宅がずらりと並んでいて、
それ以外のところは田んぼ。
大正7年に操業開始して昭和20年に空襲で大半が焼失したらしく跡形もない。
物思いにふけりながら公園を一周し、大物駅の近くまできたところ、
「大物川緑地 歴史の道」の案内板が。
大物川跡?それは見とかねば。
さて、高架下を横断する形で公園が南へ続いている。
高架下の土地は普通鉄道会社の所有地で、細長くフェンス等で囲われているところ
が多いが、ここは高架下の敷地とその周囲の敷地との境界線がない。
川の埋立が電鉄の高架より後だったからだろう。
道路に分断されながらも公園は続く。
細長く連続した形以外には特に川跡を思わせるものはない。
橋跡の碑もいくつかあるが、親柱などが保存されているわけでもなく
道のふくらみもわずかで、橋があった面影はほとんどない。
途中でゆるやかに西へ曲がった緑地はその後しばらくまっすぐ続き、
直角に南へ南下する。ん?
そこにまた案内板が。ははぁ、なるほど。この絵図の右端が南下する大物川である。
この先に尼崎城があったのだ。
この川はまっすぐ西へ行くのと南へ下りるのと二手に分かれていたようだ。
この大物川は尼崎城の外堀として機能していたらしい。
国道43号線にぶつかる手前で、公園の一番端に1.5mほどの高さの
柵に囲まれたコンクリートのステージ状の部分があった。これはいったい何?
しかも43号線との間には歩道が通っている。???
柵には「大阪ガス」の文字。その周りをぐるぐるっと2周してみて気がついた。
おそらく国道43号線と一緒に川を渡したガス管が、川の埋立によって
手の届くところにきてしまうので、コンクリートで固めたのだろう。
そして43号線にも、川を渡る橋梁が。このプレートはそこについていたもの。
帰ってからちょっと調べてみたところ、
国道43号が全通したのが1963(昭和38)年、
大物川が埋め立てられたのが1967(昭和42)年、
阪神高速が開通したのが1969(昭和44)年。
プレートの年代は符号する。
一番最後にやっと川の名残を見つけて、ささやかな満足。。。
43号線の南側がどうなっているのかは、次の機会にでも。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます