まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

台湾大学の建物たち 裏通り

2020-08-09 20:48:24 | 建物・まちなみ
2019年9月の台湾の続き。

今度は一本裏手の通りを歩いてみよう。「舟山路」というのは人の名だろうか?
こちらの通り沿いにはちょっと面白い建物が建っていて目を惹かれる。
「鹿鳴堂」と書かれたこの建物は、寄棟屋根みたいな形のブロックが外壁にずらりと並んでいる。
モダニズム?キュビズム・・・?しかしバルコニーには中国風の欄干がついていたりして、不思議な雰囲気。。。
これは1967年に完成し、元の名は「僑光堂」といった。海外華僑との交流のための集会や文化的、政治的な
イベントに使われたといい、近年、歴史建築に登録されたとか。


これは何だったっけ・・・アーチ窓が立体的に飛び出していて面白いなぁ。


そして突然現れた日本瓦の建物。なんじゃこれは!?駅舎じゃないよな(笑)
立派な洋風校舎やビルディング校舎ばかりの中で妙に存在感があって気になる。


レンガ造建物の周囲にぐるっと回廊があって、回廊も含めて大きな屋根が載っている。建物はかなり細長い。
倉庫だろうか?


開いた扉から中を覗いてみると・・・床屋??
古い建物が床屋や生協の売店や創作系クラブの作業場などになっている例はよくある。ここもそんな感じなのかな?


ドーマーウィンドウのような換気口があったり、一部に破風が立ち上がっていたりと、小ワザも効いている。




これもちょっと古そうだな。。。当時の管理棟かな?




何かわからないけど古そうな建物が続々と・・・これら日本瓦が載っているものは日本統治時代の建物だよなぁ。
丸窓のあるものも戦前っぽい。




小さいけど特徴的な建物がたくさん。表通りの立派な校舎はWEB上に載っているけど、裏通りの建物は
あまり載っておらず詳細がよくわからない(汗)


これも面白い。2段の宝形造のような屋根を載せた、正方形の小さな建物。


ここには「性別平等教育委員会」などの表札が出ていた。


これはさっきの建物の裏側かな・・・もはやどこを見ていたのか全くわからない(汗)




うわっ、かわいい!!ペパーミントグリーンの小さな小さな住宅風の木造建築。
ここは、生協売店のようだが、元は何だったのだろう、守衛室でもなさそうだし、、、守衛の宿直室かな?


半切妻の破風を正面と右面、左面に見せる(もしかすると裏側にもあったのかも??)。
建物の大きさに対して屋根周りの凝りようがすごい。すごく意匠の密度が高いな!


お店には台湾大学グッズも売っていたけど、ほしいようなものがなかった・・・(苦笑)

台湾大学のキャンパスには文化財が44もあるらしい。これらの細々した建物はそれに含まれているのかどうかは
分からないが、目立たない小さな建物も、今もずっと現役で使われ続けているのは嬉しいことだな!

はぁ~~、3泊4日の旅ももうタイムアップ。最後まで充実した旅だった!
また長大連載になってしまった。途中で飽きてきた方も多いと思いますが(汗)
おつき合いありがとうございました。

おわり。

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