しばらく前のこと。
週末下田へ1泊で行こうと思っていたのに雨の予報。しかも土曜の夜には100%って・・・(涙)
仕方ないからどこか近場へ行って早めに帰ってこよう。・・・ということで、家から1時間ちょいで行ける
厚木へ行くことにして、私にしてはちょっと早めに出発。目的の古民家岸邸は本厚木駅からバスだと40分と
かなり遠く、雨も降ってるので、ちょっとお金はかかるけどカーシェアを借りてぴゅーっと行こう。
やってきた岸邸はすごかった!!入り組んだ住宅地の中に、神社かと思うようなうっそうとした森と、
長い長い生垣と、この門構え。おぉ、、、これはタダモノじゃない!
岸邸は1891(明治24)年築とされている。岸家は豪農であり、養蚕家でもあった。
平成10年に厚木市に建物が寄付され、修復工事を経て一般公開されている。なんと入館料は無料!?
そろりと門をくぐって玄関に向かってゆっくり進んでいくと、足下には切り石の石畳や、丸っこい川石を
並べた敷石や、アプローチの脇に鎮座する大きな石など、石使いにこだわりが感じられる。
雨に濡れてぬめっとした光沢を放つ黄色い石がとても印象的。
石畳は途中で二手に分かれ、その奥に破風が突き出した別の玄関があった。そちらが客用の玄関だな。
ちょっと先に見に行ってみよう。
おぉ、立派な式台つきの玄関。これもこだわって選んだのだろうと思わせる沓脱石。土間には海老茶色の
八角形タイルが敷かれている。
玄関の間には正面に衝立が置かれて部屋の中はちらりとしか見えないが、う~ん、良さげ!!
期待が高まるねぇ~~
そしてこの玄関の壁の外側には、四国の旧引田郵便局で見たのと同じようなピンク色の布目タイルが
使われていた。
玄関の内側の壁なら装飾的な目的だろうが、こんな外側の目立たない部分にタイルを貼っているのは、
雨垂れから壁を保護する実用的な目的なのだろう。しかしピンクとは、かわいい~~♪
塀の向こうは庭園だ。
さて見学客の入口へまわり入館しよう。中へ入ると農家のような土間がある。
しかし普通の農家と違うのは、土間の端がタイルで縁取られていたり、高窓にかわいい色ガラスがはまって
いたり、元台所との境に透かし彫りの欄間があったり、変なところに洋風な意匠のドアがあったりするのだ。
何これ!!こんな土間見たことない。
ステンドグラスのような色ガラス窓。
建物のいたるところに装飾があるんですよ、と管理のおばちゃん。あぁ、土間でいきなり萌え萌え~!
ワクワクしながら部屋に上がる。最初の部屋は15畳と広く、天井が高い。
奥にはいくつもの部屋がつながっている。
そしてその天井が、格天井と根太天井の中間のような、びっくりするほどゴッツイ格子状の天井だった!
格間も一枚板で見るからに分厚そうだ。。
庭側には廊下がつき、その壁は青色なのにびっくりするが、突き当りに飾り窓があるのもまた不思議な感じ。。
この窓の枠は漆塗りで、さらに金泥で着色されている。なんで廊下の窓がこんなにゴージャスなんだ!?
・・・と思ったら、窓の向こうはあの客用玄関だったのだ。玄関側から見ると漆塗りの窓枠には金泥で
模様が描かれていてさらにきらびやかである。玄関の間から外を見ると、青々とした新緑が眩しい。
ここがさっき衝立の向こうに見えていた玄関の間だ。稲妻型の枠に籠目の入った面白い欄間障子。
奥に階段が見える。
隣の座敷との間の欄間は豪快な透かし彫り。松の古木と群れる鶴が折り重なるように彫られている。
分厚い板からの一刀彫だ。この立体感、迫力あるな!
続く。
週末下田へ1泊で行こうと思っていたのに雨の予報。しかも土曜の夜には100%って・・・(涙)
仕方ないからどこか近場へ行って早めに帰ってこよう。・・・ということで、家から1時間ちょいで行ける
厚木へ行くことにして、私にしてはちょっと早めに出発。目的の古民家岸邸は本厚木駅からバスだと40分と
かなり遠く、雨も降ってるので、ちょっとお金はかかるけどカーシェアを借りてぴゅーっと行こう。
やってきた岸邸はすごかった!!入り組んだ住宅地の中に、神社かと思うようなうっそうとした森と、
長い長い生垣と、この門構え。おぉ、、、これはタダモノじゃない!
岸邸は1891(明治24)年築とされている。岸家は豪農であり、養蚕家でもあった。
平成10年に厚木市に建物が寄付され、修復工事を経て一般公開されている。なんと入館料は無料!?
そろりと門をくぐって玄関に向かってゆっくり進んでいくと、足下には切り石の石畳や、丸っこい川石を
並べた敷石や、アプローチの脇に鎮座する大きな石など、石使いにこだわりが感じられる。
雨に濡れてぬめっとした光沢を放つ黄色い石がとても印象的。
石畳は途中で二手に分かれ、その奥に破風が突き出した別の玄関があった。そちらが客用の玄関だな。
ちょっと先に見に行ってみよう。
おぉ、立派な式台つきの玄関。これもこだわって選んだのだろうと思わせる沓脱石。土間には海老茶色の
八角形タイルが敷かれている。
玄関の間には正面に衝立が置かれて部屋の中はちらりとしか見えないが、う~ん、良さげ!!
期待が高まるねぇ~~
そしてこの玄関の壁の外側には、四国の旧引田郵便局で見たのと同じようなピンク色の布目タイルが
使われていた。
玄関の内側の壁なら装飾的な目的だろうが、こんな外側の目立たない部分にタイルを貼っているのは、
雨垂れから壁を保護する実用的な目的なのだろう。しかしピンクとは、かわいい~~♪
塀の向こうは庭園だ。
さて見学客の入口へまわり入館しよう。中へ入ると農家のような土間がある。
しかし普通の農家と違うのは、土間の端がタイルで縁取られていたり、高窓にかわいい色ガラスがはまって
いたり、元台所との境に透かし彫りの欄間があったり、変なところに洋風な意匠のドアがあったりするのだ。
何これ!!こんな土間見たことない。
ステンドグラスのような色ガラス窓。
建物のいたるところに装飾があるんですよ、と管理のおばちゃん。あぁ、土間でいきなり萌え萌え~!
ワクワクしながら部屋に上がる。最初の部屋は15畳と広く、天井が高い。
奥にはいくつもの部屋がつながっている。
そしてその天井が、格天井と根太天井の中間のような、びっくりするほどゴッツイ格子状の天井だった!
格間も一枚板で見るからに分厚そうだ。。
庭側には廊下がつき、その壁は青色なのにびっくりするが、突き当りに飾り窓があるのもまた不思議な感じ。。
この窓の枠は漆塗りで、さらに金泥で着色されている。なんで廊下の窓がこんなにゴージャスなんだ!?
・・・と思ったら、窓の向こうはあの客用玄関だったのだ。玄関側から見ると漆塗りの窓枠には金泥で
模様が描かれていてさらにきらびやかである。玄関の間から外を見ると、青々とした新緑が眩しい。
ここがさっき衝立の向こうに見えていた玄関の間だ。稲妻型の枠に籠目の入った面白い欄間障子。
奥に階段が見える。
隣の座敷との間の欄間は豪快な透かし彫り。松の古木と群れる鶴が折り重なるように彫られている。
分厚い板からの一刀彫だ。この立体感、迫力あるな!
続く。
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