寺田駅は富山地方鉄道本線と立山線の分岐駅で、これまた扇形の駅。
前回車窓からちらりと見たタイル柱が気になっていて、今回は是非下車しようと思っていた。
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立山線のホームに降り立つ。
タイル柱のある建物は待合室のようで、深いひさしと売店のカウンターがあった。
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改札の横にも待合室があるがやはり真ん中だと電車が来たのもすぐわかるからいい。
ここで電車の往来をずっと眺めていたい思いに駆られる。
ここで信号を制御したりもしていたのだろうか、隣の締め切られた部屋の中には機器類が見える。
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この駅では扇の要部分に通路があるので、鶴見線の浅野駅のように長々歩かずに済む。
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宇奈月へ行く本線ホームからの眺めは抜群!広がる田畑の後ろに遠く立山連峰が。
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改札のある駅舎も古く味のある建物だ。
寒い地方の駅舎があったかく頼もしく見えるのは、外の寒さが厳しいせいだろうか。
やっぱり木の肌にはぬくもりがある。
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五百石駅は腰折れ型の妻を中央に配した特長的な駅舎で、本にもよく載っている。
ただ、実際降りてみるとホームは新しくなっているし駅舎もとてもきれいで、
大きな駅前ロータリーが整備されているのもあり、ローカル風情はあまり感じられない。
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五百石のまちは長い商店街があったり倉があったり、昔はかなり賑わっていたであろう面影がある。
蔵の妻面に、丸い額縁の中に納まった鏝絵のような、色鮮やかで立体的な装飾が見られた。
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ところで私は前回に続き同じ失敗を繰り返していた。前日写真を撮りすぎてメディアが足りないのだ!
どこかでCDに落とせないかと探していたのだが、富山に未明に着いてまだ8時前、どこも開いていない。
五百石のまちで、現役かどうかわからない1軒の写真スタジオを見つけて、ガラス戸を引くと
開いたので大声で呼ぶと奥からおっちゃんが出てきた。聞いてみると、CDに焼く機械がないという。
あぁだめか。。。
おや、商品もまばらな棚に、スマートメディアが一枚ぶら下がっている。
(私のデジカメは古いのでスマートメディアなのである。今どき店でまず売っていない。笑)
「これいくらですか?」「あぁこれ・・・もうかなり前の・・・よかったら持ってって。」
えぇ~っ、ほんとに!?うわぁ~うれしいよぉ!ありがとう!!
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おっちゃんにとっては、残り物を捨てるよりは、ぐらいの気持ちだっただろうが、
このときの私にとってこれほどうれしいプレゼントはない。
パッケージのプラスチックは劣化していて開けようとすると粉々になったが、
メディアはカメラに入れると全くOK!やった~
おかげさまでこのあと立山の雪景色や寺田駅や再び岩峅寺駅も思う存分撮ることができた。
ほんとに感謝感激の五百石の思い出である。
前回車窓からちらりと見たタイル柱が気になっていて、今回は是非下車しようと思っていた。
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立山線のホームに降り立つ。
タイル柱のある建物は待合室のようで、深いひさしと売店のカウンターがあった。
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改札の横にも待合室があるがやはり真ん中だと電車が来たのもすぐわかるからいい。
ここで電車の往来をずっと眺めていたい思いに駆られる。
ここで信号を制御したりもしていたのだろうか、隣の締め切られた部屋の中には機器類が見える。
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この駅では扇の要部分に通路があるので、鶴見線の浅野駅のように長々歩かずに済む。
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宇奈月へ行く本線ホームからの眺めは抜群!広がる田畑の後ろに遠く立山連峰が。
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改札のある駅舎も古く味のある建物だ。
寒い地方の駅舎があったかく頼もしく見えるのは、外の寒さが厳しいせいだろうか。
やっぱり木の肌にはぬくもりがある。
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五百石駅は腰折れ型の妻を中央に配した特長的な駅舎で、本にもよく載っている。
ただ、実際降りてみるとホームは新しくなっているし駅舎もとてもきれいで、
大きな駅前ロータリーが整備されているのもあり、ローカル風情はあまり感じられない。
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五百石のまちは長い商店街があったり倉があったり、昔はかなり賑わっていたであろう面影がある。
蔵の妻面に、丸い額縁の中に納まった鏝絵のような、色鮮やかで立体的な装飾が見られた。
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ところで私は前回に続き同じ失敗を繰り返していた。前日写真を撮りすぎてメディアが足りないのだ!
どこかでCDに落とせないかと探していたのだが、富山に未明に着いてまだ8時前、どこも開いていない。
五百石のまちで、現役かどうかわからない1軒の写真スタジオを見つけて、ガラス戸を引くと
開いたので大声で呼ぶと奥からおっちゃんが出てきた。聞いてみると、CDに焼く機械がないという。
あぁだめか。。。
おや、商品もまばらな棚に、スマートメディアが一枚ぶら下がっている。
(私のデジカメは古いのでスマートメディアなのである。今どき店でまず売っていない。笑)
「これいくらですか?」「あぁこれ・・・もうかなり前の・・・よかったら持ってって。」
えぇ~っ、ほんとに!?うわぁ~うれしいよぉ!ありがとう!!
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おっちゃんにとっては、残り物を捨てるよりは、ぐらいの気持ちだっただろうが、
このときの私にとってこれほどうれしいプレゼントはない。
パッケージのプラスチックは劣化していて開けようとすると粉々になったが、
メディアはカメラに入れると全くOK!やった~
おかげさまでこのあと立山の雪景色や寺田駅や再び岩峅寺駅も思う存分撮ることができた。
ほんとに感謝感激の五百石の思い出である。
五百石駅:以前は、黒ずんだ石積みっぽい重厚な外観でしたが、ペイントしてしまったようです。きれいになったかもしれませんが、味気ない。ペイント前の方がよかった・・・。
倉にこんな印があったとは、どこの倉だろう・・・。今まで気がつかなかった。それとも忘れてしまったのだろうか。勉強になりました。
蔵は商店街と駅の間の一角で見つけたものです。
もう少し広範囲を歩けばもっとあるのかもしれず、探したかったのですが、予定があったため断念。
機会があれば探してみてください。
実家は、五百石の駅から5分程のところです。既に富山で暮らした年月の方が短くなってしまい、年に3回程帰省するものの、うち2回は車ですので、駅を利用するのは年1回です。
富山は、1世帯当たりの車の保有台数は全国1位です。電車もバスも極端に数が少なくなってしまいました。立山線には、夏に立山登山客のためJRの特急が乗り入れていましたが、それも今絶えてしまいました(そのはず)。私にとって、「地鉄」は高校への通学の足でしたが、今は遠い昔の事のように思えます。まさにノスタルジーの象徴です。
「スマートメディア」の件では、元地元がお役にたったようで、元地元民としてもうれしいですね。
ところで、「市電」には乗車なさいましたでしょうか?もし、まだであればお試しを。上滝線の南富山で下車して富山駅前まで20分位の行程だった気がしますが、街中を通るので風情はないかもしれませんが、路面電車もいいと思います。
次もいい旅でありますように。
駅から5分ぐらいというと、もしかすると私はご実家の前を通ったかもしれませんね(笑)。
今回は富山はたった1日の滞在でしたが、早朝から夜までとても充実した楽しい旅でした。
市電は乗っていませんが、未明に富山に着いて駅前をうろついているときに、
まだ真っ暗な大通りをヘッドライトを灯して走ってくる市電の姿が脳裏によみがえります。
いいふるさとですね。また行きたいなぁと思う場所です。
通学路も今歩けば新しい発見があると思いますよ。
今度帰省されたら是非とも散歩してみて下さいね!
親も鷹や松の「土蔵」の印には心当たりがないということで、歩き回り見つけました。
「鷹」の印はすぐに見つけられました。これまで知らなかったのもそのはず。昔は銭湯だったところで、銭湯の建物を取り壊した初めて目に触れたのだと思います。
一方、「松」の印を見つけるまでに時間を要しました。地元民だとよそ見もせず素通りしてしまいますから、気づかない可能性が高いように思います。
その他にもないか結構探し回りましが、屋号と思しき漢字やカタカナを記したものは何ヶ所もありましたが、文字や幾何学模様ではないものは少なく、見て歩いた限りではあと1ヶ所だけ猿と反対側に白蛇が付いている土蔵を見つけました。
久しぶりに町を歩いたのですが、懐かしく思うと同時にさびれゆく故郷が老いゆく両親に重なり、実にやるせなくなりました。
とはいえ、ぷにょさんのおかげで発見の多い散歩となりました。ありがとうございました。
へぇ、猿と白蛇のマークがありましたか。どんな意味があったんでしょうか。
昔は他にもたくさんあったんでしょうかね~
確かに、往時は栄えていたんだろうなぁと思わせる街並みも
今は営業しているお店も少なく人通りも少なかったです。。
地方都市は他のところでもそんな感じのところが多いですね。
交通が便利になると逆に人が都市へ流れてしまうんですね。
でも私はスマートメディアを頂いたり、趣のある風景を楽しんだり、
いろんな楽しい思い出ができてまた行きたいなと思いましたよ。
地元の方が自分の町の魅力に気づくことが大事ではないでしょうか。
素敵なふるさとをまた歩いてみて下さいね。