2019年の旧木下家住宅の続き。
応接室や書院は前庭に張り出していたが、今度は裏側、中庭を囲むように張り出した部分へ。
こちらは北西側のため全く日が差し込まず薄暗い。廊下の左側に手洗い場とトイレが並んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/43/df2b18dd0a7684eb00a2ddbbf5505d39.jpg)
この手洗い場のシンクはモザイクタイル貼りなのだが、枠は木製でなぐり仕上げとなっている。
おそらくタイルは戦後貼られたのだろう。昭和30年代に納屋の増築などを行っているというので
そのタイミングでこのあたりも改修したのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/0c/b789aaaf8f75342b19ba59f7b21c6c81.jpg)
そしてここに展示してあった瓦は、土蔵の屋根に載っていたものだとか。木下のKをかたどったマークは「菱K」と呼ばれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7e/187f0ef786f0de63ac9b9208eb19f548.jpg)
手洗い場に並ぶトイレは板敷きの床で、きれいに改修済み。
その向かいにあるのは4畳の「待合」。ここも暗い部屋なのだが、中庭に向かって壁よりも一段下がった
出窓風の窓があり、大きな丸窓が取られている。床から40cmぐらいの低いところに天板があるのは出書院のよう。
そしてその下の地袋のような部分にも障子がはまっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/ba/32acde1185e78de8f42fa203aafc167b.jpg)
障子を開けると・・・おぉ、何と、いきなり中庭の下草が見えるでないの!!何か室内まで植物が入って来たかのようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/66/5ad30c87253c616d83604efa9d725325.jpg)
そして廊下のいちばん奥が茶室である。待合と茶室の間に挟まっている水屋がまた素敵なんだなぁ~~
機能的なコンパクトキッチンみたいだが、流しが地べたにあるのがキッチンとは違う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/ba/4a768ce385f3f5dc8c916d47ef58ddc3.jpg)
シンクの底面はまだらな竹が使われている。台の部分はまた面白い仕上げで、木で編んだ籠目や節のある竹材のように
見える意匠なのだが、これは何と呼ぶのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/47/dfd21063c525f0020b7e44fcce04f247.jpg)
そして茶室。水屋と廊下の両方から入れるようになっていて、開口に挟まれた角部分に節のある丸木の柱が立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/0a/30b3490131daf616b4e454b67dec72d5.jpg)
建物全体が数寄屋造りであるせいか、茶室は特に目を引くような意匠もなくむしろおとなしい。
曲がりくねった珍木などもなく、立ち枯れ木のような床柱ぐらい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b3/2db9f17dde9e34d73693b0af4325abed.jpg)
にじり口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/70/a4ec7686ccd04d6d75aca1e497d3c33a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/44/e288cb997f4b6cf739bb4964ca56ca09.jpg)
外から見た茶室と待合。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/39/e7ffe5116ed14ce4215561addaffd18a.jpg)
さて、裏側の廊下を玄関の方へ戻ってくる途中に階段があり、2階にも上がらせてもらった。
棟方向にすごく太い梁がズドンと!幅は5~600あるな!季節外の建具やイベントで使うものなどが収納されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ee/3dcbae40bd0ac00ce2d15583657dc05d.jpg)
外から見えていたむしこ窓の部分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e4/9b7a9d5e13b65fcec4eb15726ec16c1c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/aa/9efb825cbc10b2eca5e84a51e1e6a2e5.jpg)
北東側の部分は管理用のスペースになっていて、浴室やトイレ、台所なども実用的に改修されていた。
ぐるっと回って玄関へ戻ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/4d/14326a9eaf74adda2a76cf674ee07356.jpg)
竹と透かし彫りした桐の板を使った袖壁の意匠は、アールデコ数寄屋という感じ!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/31/6a78eebb80fbdba9bf5fc82202870adf.jpg)
旧木下家住宅、見どころがいっぱいで楽しめたな!
続く。
応接室や書院は前庭に張り出していたが、今度は裏側、中庭を囲むように張り出した部分へ。
こちらは北西側のため全く日が差し込まず薄暗い。廊下の左側に手洗い場とトイレが並んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/43/df2b18dd0a7684eb00a2ddbbf5505d39.jpg)
この手洗い場のシンクはモザイクタイル貼りなのだが、枠は木製でなぐり仕上げとなっている。
おそらくタイルは戦後貼られたのだろう。昭和30年代に納屋の増築などを行っているというので
そのタイミングでこのあたりも改修したのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/0c/b789aaaf8f75342b19ba59f7b21c6c81.jpg)
そしてここに展示してあった瓦は、土蔵の屋根に載っていたものだとか。木下のKをかたどったマークは「菱K」と呼ばれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7e/187f0ef786f0de63ac9b9208eb19f548.jpg)
手洗い場に並ぶトイレは板敷きの床で、きれいに改修済み。
その向かいにあるのは4畳の「待合」。ここも暗い部屋なのだが、中庭に向かって壁よりも一段下がった
出窓風の窓があり、大きな丸窓が取られている。床から40cmぐらいの低いところに天板があるのは出書院のよう。
そしてその下の地袋のような部分にも障子がはまっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/ba/32acde1185e78de8f42fa203aafc167b.jpg)
障子を開けると・・・おぉ、何と、いきなり中庭の下草が見えるでないの!!何か室内まで植物が入って来たかのようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/66/5ad30c87253c616d83604efa9d725325.jpg)
そして廊下のいちばん奥が茶室である。待合と茶室の間に挟まっている水屋がまた素敵なんだなぁ~~
機能的なコンパクトキッチンみたいだが、流しが地べたにあるのがキッチンとは違う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/ba/4a768ce385f3f5dc8c916d47ef58ddc3.jpg)
シンクの底面はまだらな竹が使われている。台の部分はまた面白い仕上げで、木で編んだ籠目や節のある竹材のように
見える意匠なのだが、これは何と呼ぶのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/47/dfd21063c525f0020b7e44fcce04f247.jpg)
そして茶室。水屋と廊下の両方から入れるようになっていて、開口に挟まれた角部分に節のある丸木の柱が立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/0a/30b3490131daf616b4e454b67dec72d5.jpg)
建物全体が数寄屋造りであるせいか、茶室は特に目を引くような意匠もなくむしろおとなしい。
曲がりくねった珍木などもなく、立ち枯れ木のような床柱ぐらい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b3/2db9f17dde9e34d73693b0af4325abed.jpg)
にじり口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/70/a4ec7686ccd04d6d75aca1e497d3c33a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/44/e288cb997f4b6cf739bb4964ca56ca09.jpg)
外から見た茶室と待合。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/39/e7ffe5116ed14ce4215561addaffd18a.jpg)
さて、裏側の廊下を玄関の方へ戻ってくる途中に階段があり、2階にも上がらせてもらった。
棟方向にすごく太い梁がズドンと!幅は5~600あるな!季節外の建具やイベントで使うものなどが収納されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ee/3dcbae40bd0ac00ce2d15583657dc05d.jpg)
外から見えていたむしこ窓の部分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e4/9b7a9d5e13b65fcec4eb15726ec16c1c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/aa/9efb825cbc10b2eca5e84a51e1e6a2e5.jpg)
北東側の部分は管理用のスペースになっていて、浴室やトイレ、台所なども実用的に改修されていた。
ぐるっと回って玄関へ戻ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/4d/14326a9eaf74adda2a76cf674ee07356.jpg)
竹と透かし彫りした桐の板を使った袖壁の意匠は、アールデコ数寄屋という感じ!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/31/6a78eebb80fbdba9bf5fc82202870adf.jpg)
旧木下家住宅、見どころがいっぱいで楽しめたな!
続く。
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