まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

三岐鉄道北勢線のちっちゃい電車

2009-01-28 23:34:03 | 鉄道風景
セメント工場突入風景を堪能したあと、東藤原駅で下車してうろつく。
分岐したあと2本の線路はセメント工場の敷地内へ引き込まれていた。
眺めていると機関車がやって来て、貨物車を引っぱって工場の中へ消えていった。

実はここが北勢線への最寄り駅と思っていたのだが、隣の伊勢治田が最寄りだという。ええっ!?

それでまた一駅乗って、伊勢治田。ここも雰囲気のある駅。

硬券のきっぷを改札でおっちゃんに渡して「記念にほしいんですけど・・」と言ったら、
どうぞどうぞ、一枚だけでいいですか?だって(笑)
駅を出たあと振り向いたら、おっちゃんはまたストーブのきいたぬくぬくの部屋で
テレビに見入っていた。ほのぼの~

伊勢治田から阿下喜まで、セメント原料の石灰岩採取のためかシマシマになった藤原岳を
左手に見ながら坂道を下っていく。逆ルートでなくてよかった。
このあたりの山からはサンゴなどの化石が見つかるらしく、大昔は海底だったのだ。

阿下喜駅の手前で渡る員弁(いなべ)川は澄んだ水がさらさらと気持ちよさそうに流れていた。


三岐鉄道北勢線の終着駅、阿下喜駅に到着。この駅はつい最近建て替えられたようで、
自動改札のあるピカピカの駅舎。古い駅舎好きにはちょっと残念。。

駅の横に小さな転車台が残してあった。そしてその奥にはシートをかぶった車両が・・・。
木の扉でかなり古そうな車体。リベットは外されボロボロであるが、修復する予定なのだろう。
きれいになって公開される日が楽しみだ。




そして、来た来た。ちっちゃな電車が!こないだ乗った近鉄内部・八王子線と同じ幅の
ナローゲージであるが、あっちよりもずっと小さい気がする。
運転士は新人さんらしく、隣にベテランの人がついてチェックや指導をしていたが
結構大柄なベテランさんは頭が天井につきそう!フロントガラスから前方を見るのに
ずっと頭をかがめていて、おかしいやら気の毒やら。。。。(笑)




員弁川につかず離れず、田園風景の中を進んでいく。駅はやはり元近鉄だけあって
小さな駅もわりと近代的で、自動改札機が設置されている。兄に聞いていたように、
古い駅をいくつか間引いてその中間に新しく作られた駅もあり、あまり趣はない。
趣があるのは西桑名駅。立体交差で近鉄・JR線を越えてから寄り添い、
桑名駅の間借りホームへ入るのかと思いきや、唐突に単独のホームが現れる
この意外なロケーションがなかなかよい。
桑名駅へつながる歩道橋から見下ろすと、北勢線のちっちゃな電車が、細いすき間に
すっぽり納まっているのがきれいに見える(笑)。

このコンパクトな西桑名駅もJR・近鉄との乗換円滑化のために、もうすぐ移設される
そうなので、こんなアングルで見れるのもあと少しかもしれない。

三岐鉄道終わり。

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