昨日の金曜日、前半は映画「遺言-原発さえなければ」上映会へ
映画鑑賞中、周りではすすり泣く声が聞こえました。映画は福島原発事故で避難を余儀なくされた方々、特に酪農家の皆さんの様子を淡々と描いています。
そのまなざしは、辺野古の様子を描いた「標的の村」と同様、村の日常に向けられています。
幸せいっぱいの平凡な日が、原発事故によって破壊されてしまいます。
しかし、酪農家の皆さんは「福島の酪農を絶やしてはいけない」という思いで、その時その時やれることすべてに懸命に取り組んでいらっしゃいます。
豊田監督のお話で特に印象に残っているお言葉は
「(私たちは)何をしてしまったのだろう」(原発を造らせてしまったこと?) それから、
除染をしているのは誰?
東電の社長ではなく、経済企画庁長官ではなく、原発のことをぜんぜん知らなかった若者だということ。
それに、除染したら、無かったことになってしまうのではないか?なので、汚染した地域はそのままにしておく。何百年先に森になった時に、子孫が入植することもあるでしょう。その時に先祖がいたという記録を留めておく。
うるわしき故郷が放射能で汚染されたなんて本当にどんなにか悲しい事実なのかと思います。
これを教訓に、日本全土、地球規模の自然破壊につながることには反対の声を上げ続けましょう。みんなで自然を守って行きましょう。