家のマンションには自治会がなく、市や県からのお知らせ等は管理人さんが配布してくださいます。以前住んでいたマンションは1970年代に建てられた物件で、30数年前に東京から越した当初は住居者に住民全戸の連絡先等が配布され、回覧板もあり、子供会による地域の公園等のお掃除も定期的に住民がやっていました。当マンションは個人情報保護法制定後に建てられたことが理由なのか、その辺定かではありませんが、連絡網もなく、子供会に属する世代でもない私たちのような家族はこちらから積極的に近隣の方々に声をかけないと孤立してしまう可能性もあります。どのようなマンションが良いかどうかは一長一短あるでしょう。管理会社と管理組合の運営はきちんとなされていて特に不便はありません。
前置きが長くなりましたが、今回、この横浜市保土ヶ谷区福祉保健センター主催の講演会についての情報はエヌさんから頂きました。エヌさん、ありがとうございました。
さて、「夜回り先生」のことはいつごろ耳にしたのか記憶があいまいですが、先生のブログはほぼ毎日拝読させていただいていて、私がフォローしているメンターのお一人と言えるでしょう。今回、初めて講演会に参加して、その思いは確実になりました。
水谷先生が現役の高校教師をなさっていた頃は、うちの息子たちは中高生だったと思います。先生が関わった生徒さんたちのようなお子さんは、私たちの身の回りにもいて、同世代、同地域に生きる同志のようにも感じました。先生が関わってこられた子どもたちの変化、2000年以前と以降に対しても同様に感じていますし、一英語教室講師としても似たような体験をしてきました。
当たり前のことかもしれませんが、学校の先生方はお話お上手ですね。先生が体験なさった重い内容のお話ですが、先生の思いが強い分、たくさんのことをお話なさりたいと早口で、しかし説得力があり、約2時間半、聴衆が自然に引き込まれる感じでした。先生の悲しい辛い体験談ですが、先生の対応は人間の優しさの権化、心が浄化される思いがしました。
保土ヶ谷駅前のおそば屋さんや近隣の中学のこと、先生が勤務なさった金沢市立高校のことなど、私たちの身の回りのお話も多かったので、私を始め聞き手は先生のお話すべて実感として伝わったと思います。
特に、先生を慕い教師になった教え子のいいだなおこさんが津波で犠牲になったことや「アイちゃん」のお話は悲しくて、聞いている私も胸が張り裂けそうでした。そして沖縄のことにも触れてくださり、涙しました。
沖縄にある繁華街の夜の恐ろしさは私にも想像が突きます。あの夜の世界に生きる若者たちをどうにか救ってほしい。つい最近事件を起こした青年が逮捕された様子をTVで見た時にも、哀れでなりませんでした。
先生のお話の中から共感できる点をいくつかあげてみます。
「心の病は身体から」
解決法
①外に出て体を動かす(運動場をランニングなど)
=私も外に出て空を見上げた途端、笑顔になります
②宗教の力を借りる(文化を使う)
讃美歌や経を唱える。
=私も同じです。讃美歌を歌うだけで清らかな気分になり、神社へお参りするだけで神聖な気持ちになれます。
「人間は動物である」
「公共のものには責任がある」
もっと書きたいことはあるのですが、後は先生のご著書やブログを参考になさってください。
水谷修オフィシャルウェブサイト
昨日は水谷先生のお話をお聴きに行かれたのですね。
先生の事、私はほとんど知りませんでした。
随分と保土ヶ谷や私達の住んでいるところと関わりの深いところで教育をされていたのですね。
養護学校の先生もされていらしたのですね。
色々経験をされていらしてのお話はさぞ感慨深いものがありましたでしょうね。
お誘いをしていて他の用事をしてしまい済みませんでした。
共感のできるお話をお聴きになれて良かったですね。
お時間のある時に聞かせて下さいね。
そうなの。結局行ったの。前夜にご連絡いただかなければ、すっかり忘れていました。あの時点では一人で行く気はしなかったのですが、
あの後、先生がTVに出ていらして、川崎の事件のことを話されていて・・それを聞いて、出かけてお話を伺いたくなりました。
先生は保土ヶ谷区のご出身ということは今回お話を伺って初めて知りました。
エヌさんがおっしゃったように、もっと子育て世代の方々に聞いて欲しい内容でしたが、若い方はそれほど多くなかったような・・?
とても良い企画だと思いました。
保土ヶ谷区のご出身と伺って、保土ヶ谷区民として誇りに思います。