冬鳥で賑わう沼の周りを散歩中
嘴が幅広くしゃもじのような
ハシビロガモ(雄)を見つけました
(まだ地味な羽衣なのでエクリプスと思われます)
よ~く見てみると
特徴的な嘴の側部には
細かい板状物が櫛の歯のように
並んでいます
(水鏡にもなんとな~く映っています😅)
これが濾過装置の役目をして
水面採餌を行います
近くに雌のハシビロガモもいました
ハシビロガモの水面採餌の方法は
水面に平たく幅広い嘴を浸けて進み
嘴の先から水を吸い込みます
そして水中に含まれるプランクトン類を
前述の濾過装置で濾し取り
残りの水は嘴の側部から吐き出します
カモ類は
水面採餌ガモと潜水採餌ガモという
2つのグループに大別されます
(ご存知の方たくさんいらっしゃると思いますが…🙇♀️)
*『日本のカモ識別図鑑』
著者 氏原巨雄・氏原道昭 誠文堂新光社より
水面採餌ガモの中でも
よく見かけるのはオナガガモ(雌)
雄のオナガガモの手前で
採食しているのは…
コガモです
コガモも水面採餌ガモです
水面に頭まで埋め
夢中で餌を探しているのは
ヒドリガモでした
その他にマガモやカルガモも
水面採餌ガモですね
川辺散歩で最近よく見かけるようになった
キンクロハジロやホシハジロ
カワアイサ等は潜水採餌ガモです
冬鳥のカモ類が続々と到着し
これから色々なカモ達との出会いが
愉しみです
散歩をしながら
ゆっくり観察していきたいと思います(^^)
2024年10月15日撮影
撮影地 宮城県仙台市