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相撲協会は2日、東京・両国国技館で緊急理事会を開き、八百長をうかがわせる数十件のメールに名前が挙がっていた13人のうち、遠出している幕内の霜鳳を除いた、幕内の翔天狼や幕下の266キロ、巨漢人気力士の山本山、初場所限りで引退した竹縄親方ら12人の力士、親方から事情聴取した。
その中で、直接メールをやりとりしていた4人のうち、千代白鵬、竹縄親方、恵那司の3人が、その場で八百長を認めたという。十両の清瀬海は八百長を否定した。
理事会に出席したある親方によると、「4人は即刻解雇だ!」と主張する理事もいたが、他の9人との関係がまだ解明されていないとして、処分は打ち出せなかった。
理事会終了後に会見した放駒理事長(62)=元大関魁傑=は「大変憤りを感じており、心苦しい」と謝罪はしたものの、後に続いたのは自浄能力の欠如を浮き彫りにする言葉ばかり。「(八百長は)過去には一切なかったこと。新たな問題」とし、調査はメールで取りざたされた12人のみが対象であり、過去にさんざん噂された八百長疑惑には踏み込まないことを明言。
さらに「すぐ大阪場所がくる。(調査を)その前に片づけたい」と、3月13日の春場所までに八百長問題の処理を済ませたい意向を示し、危機感が極めて薄いことをあからさまにしたのだ。
そもそも、今回の事情聴取は、1人あたり5分にも満たなかった。
放駒理事長が「最終的な確証は得られなかった」と歯切れが悪かったのも当然だ。「調査をしても、どうせ今回、名前が出た12人を処分して終わるだけ。トカゲの尻尾切りに終わるのは目に見えている」と自嘲気味に話す相撲関係者もいる。
大相撲は、真剣勝負を意味する“ガチンコ”を強調してきたことで、国民の人気と信頼を受け、それを背景に、政府からは公益法人という地位を得てきた。八百長発覚に、所管の文部科学省は財団法人資格の剥奪も辞さない構えで、高木義明文科相は2日、「厳しい対応を検討しなければならない」と言及。同省のスポーツ・青少年局の幹部は「相撲協会の存立にかかわる問題」と語った。
相撲協会は現在、公益法人制度改革に伴う形で、2年後をめどに税制面で優遇される公益財団法人への移行を目指している。
八百長が発覚したことで、移行どころか、現在の財団法人の資格すら危うくなってきた。
公益法人でなくなった場合には、内部留保金の国庫返納や、両国国技館の返上も迫られることになる。
一度解散して出直しする・・・そんな形が良いと思いますが?
みなさん、どう思われますかしら?
これを簡単に処理して、次があったらと思うと~ぞっとするね
まずは、相撲取りだけの組織を完全に廃止して、民間の手腕で改革しないと建て直しは無理でしょうね