アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

世界一周旅行

2005年11月04日 | 旅行
2005年11月4日ミラノのヒルトンにて

(フランクフルト)
世界一周切符の第一日目にフランクフルトを選んだ。ANAとスターアライアンスのグループ、ルフトハンザに接続している。ホテルはヒルトン。N旅行社に依頼したら、いいところを紹介してくれた。空港からホテルまで、約12Kmで、タクシーで約25ユーロ(3500円)。ブエノスアイレスのヒルトンと同じような吹き抜けのつくりで、朝食の豪華さは、26ユーロ別料金を出しただけはある。おかげで、翌朝は食べ過ぎて胃がもたれた。

フランクフルトの街は、あまり見るところが無い。一通り、ガイドブックにあるところを歩いて周り、マイン川沿いを歩いて、最後は市立の美術館で時間をつぶした。朝9時にホテルを出発して、2時に帰るまで、半日歩いて、ほとんどの目ぼしい場所は見物できた。ドイツ人は親切だ。街角で地図を広げていると、”Can I help you?” と英語で尋ねて来る。頼まないのに、半日に2回も道を教えてくれた。

残念ながら、ドイツ人の女性には美人が少ない。アルゼンチンの引き締まった小さなお尻と、美人の小顔を見慣れているせいか、大柄の女性の大きなお尻が目立つ。ゲルマン民族、アングロサクソン、そしてラテンとやはり違いが大きい。

夕方出発のため、空港に行き、ルフトハンザのラウンジを利用したが、人が多く、座る席を確保するのが難しい。喫煙席と同じ空間で雰囲気は良くないし、JALのラウンジとは比べ物にならない。

(ミラノ)
二日目はミラノ。4~5年前に数回来ているので、特に見物したい場所も無い。レオナルドダビンチの「最後の晩餐」を前回見ることが出来なかったが、修復後の絵は、なにか迫力が無く、あまり見る気もしない。

マルペンサ空港に到着後、シャトルバスでミラノ中央駅まで。予想外に遠く、市街地まで約50km、ちょうど一時間で到着。料金は5ユーロ(700円)でお得だ。昔の記憶をたどりながら、駅近くのヒルトンホテルを探した。しかし、街並みの様子が違い、30分程度迷った挙句、あきらめてタクシーをひろった。駅から、90度違う方向に歩いていた。勘違いもいいところだ。

少し遅れたが、9時過ぎにレストランで待ち合わせ、ミラノのプロジェクトメンバー4人と食事。翌日、オフィスへ行って仕事の確認をしようと思ったが、面倒なのでやめた。駅前のイタリアレストランで食事後、メンバーとサウジでの再会を約束して別れた。

このヒルトンホテルは、ブエノスアイレス、フランクフルトのヒルトンと違い、以前来た時はあまりいい印象が残っていなかったが、案の定、部屋のアメニティ備品が少なく、スリッパもバスローブも無い。スリッパが無いのはヨーロッパのホテルでは多いので、日本からの全日空便のスリッパを持ってきたので問題なし。ただ、バスローブくらい用意しろよ、と言いたい。部屋の広さ、造りは申し分なく、朝食も豪華で満足したが、部屋のサービスの悪さは、やはり他のヒルトンと比べてランクが落ちる。

幸いインターネットが接続できたので、午前中に仕事を片付けて、昼食はS君とドゥオモの広場で待ち合わせて、4年前に入ったレストランを探して昼食。平日だと言うのに、ドゥオモの周りは人であふれている。日本人の観光客も多い。残念ながら、改修中か、肝心な正面が全て仮設のネットで覆われ、美しい姿を拝むことができない。

昼食後、一人でホテルに帰り、そのまま空港へ。ANA、ルフトハンザと乗り継ぎ、次はVARIG?聞いたことの無いエアラインだが、ルフトハンザの広いチェックインカウンターの片隅で手続きを行っていた。手続きを終え、入場ゲートに向かっていると、後ろに並んだのがT君。昔千葉の同じ職場にいたが、彼はこのプロジェクトの、イタリアのチームの一員で、これから日本に帰るという。全く、我が社も国際化したものだ。何か、とんでもない背伸びをしているような気がしないでもないが。

ANAで日本を発ってからは、飛行機の中は日本語で問題なかったが、空港に一歩着いたとたん、周りはドイツ語。その後、ミラノではイタリア語、イタリアを出発した飛行機の機内はブラジルのエアラインのためポルトガル語。到着する前のアナウンスは、スペイン語が混じり、全く混乱のきわみではあるが、共通言語として英語は通じる。英語はわかって当たり前の世界で、プラスアルファとして、各国の言葉が飛び交っている。スペイン語だけでも話せるようになれば、世界はもっと楽しくなるだろう。

(追記)サンパウロの空港にて

(VARIG Brasil Airline)
ミラノのマルペンサ空港からVARIG(バリグ)ブラジルエアラインを利用して、サンパウロ経由でブエノスアイレスに向かった。サンパウロまで12時間、トランジット3時間、ブエノスアイレスまで3時間弱、合計18時間の旅。ジャンボジェットの航続時間は12~13時間で、ヨーロッパから一気にブエノスアイレスまで行くことができない。

VARIGの名前は初めて聞くので、どんなサービスか期待したが、機内設備が古い。個人用の映画モニターがないのは寝ていればいいので我慢できるが、リクライニングシートが、いま流行のフルフラットとは程遠い旧式で、今時の、長距離バスのリクライニングシートの方がましかもしれない。フットレストは十分上がらないし、シートも十分に倒れない。寝返りがうてないので、仰向けのまま何とか眠ろうとしたが、睡眠不足になった。

幸い、食事等のサービスは良く、予定時間より45分も早くサンパウロに到着した。食欲は健康のバロメーター、朝食を全部平らげて、今日も快調。早朝5時の空港はさすがに静かで、ひげをそり、歯を磨いて、やっとすっきりした。あとは、次の便で3週間ぶりにアパートに帰って一休みできる。

(追記の追記)
ところが、サンパウロ発のVARIGに乗ったところ、席が無い。ビジネスクラスの13C、ビジネスクラスの列は12までしかない。13、14が欠番で15列からはエコノミーになっている。幸い、空席があったので問題なかったが、満席だったらどうなったことか。10年前の、バンコク発シンガポール行きのロイヤルネパールエアラインの自由席を思い出した。昨日、ミラノを発つときにコンピュータで座席指定したのに、このエアラインはちょっと心配だ。

予定通りブエノスアイレスに到着。今回のレミスは65Peso、ちょうど12時にアパート到着。1日に届いているはずの国際郵便の宅配便が届いていない。部屋に入ると、留守の間に取り付けてあるはずのエアコンがついていない。また憂鬱な、現地での一日が始まった。



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