9月4日(日)
朝は、一寸先が見えないくらいの霧。朝食を食べていると、9階の窓から、霧が流れているのが見える。新聞の天気予報は雨。今日は出かけるのが億劫だなと思っていたら、昼前にすっきり晴れ上がった。気温も上がり、そろそろ春の気配だ。
今週は、東京本社とお金の話で、仕事が手につかなかった。
アパートがやっと決まったので、契約書を作ってもらい、サインをすれば入居できる。ところが、支払うお金がない。当初、会社のコーポレートカードを利用して、銀行でまとめてお金を借りて支払うつもりで銀行に行ったら、お金が借りられない。ひょっとして、アルゼンチンなんぞという、遠いところで金を借りようとしているので、VISAの会社で、カード盗難を警戒して、身分証明の確認でも必要かと、VISAに連絡をとってみた。
日本との時差12時間だが、カード会社には盗難等の不測の事態を想定して、24時間連絡ができる。ところが、自動回答で、「あなたのカードのキャッシング残高は・・・0円です。」ときた。「品物を購入する場合は、あと266万円使用できます。」しかし、キャッシングができなければ、お金を借りられない。約束が違うじゃないのと、東京本社の人事部門にメールで連絡をとると、翌日「会社のカードは、経理部門が担当しており、キャッシング機能を付加するのには、難色を示している。」と返事が返ってきた。
我々は、長期出張用に生活費だけしかキャッシュを持ってきておらず、家賃の3倍(家賃一ヶ月+保証金+手数料)の契約金なんて払えるはずがない。しかも4人分。送金方法について相談したら、現地のパナソニックの駐在員が相談にのってくれるというので、電話番号を調べてやっと連絡したところ、「個人の送金は難しいですよ。法律の絡みも有り、簡単に答えられないですよ。」と迷惑そうな、冷たい返事。アルゼンチンは、一度経済が破綻し、国民が銀行を信用していないし、税金が高いので、銀行を経由しないキャッシュでの取引を好む。家賃もキャッシュでないと受け取らないと言う。こちらで銀行口座を作ると、便利さよりもトラブルの元になる、とは、先に同じような問題を経験した、同じ職場のイギリスのメンバーの情報。一番いい方法は、現地に来る人に、持ち込み限度額いっぱい(US$10,000)のキャッシュを持ってきてもらうことと、送金はほぼあきらめている。
早くお金をくれと本社に催促すると、「とりあえず、自分の口座から引き出してくれないか。」とあきれた返事。金を引き出して、その補填をタイムリーにやってくれるのかと、会社も信じられなくなってくる。
運良く、今度、一人追加で赴任してくることになったので、キャッシュを持ち込むように頼んだが、それでも2人分しか契約できない。会社からは、送金方法を検討していると返事があったまま、それ以降連絡がない。仕方なく、メンバーに、銀行からお金を下ろすようにお願いした。CITI BANKのATMは一度に900Peso(約33,000円)しか下ろせない。試してもらったところ、とりあえず9回連続して下ろすことができた。(8,100$=約29万円)CITI BANKの説明書によると、50万円のキャッシングが出来るそうなので、たぶん、15回まで連続でいけるだろう。しかし、毎月家賃を個人個人で下ろすのは危険も伴う。何とか送金方法を決めてほしいが、本社が何とも頼りない。
明日、新たに赴任してくるS君が、無事お金を届けてくれれば、初回の契約金は何とか目処がたったので、やっとアパートに引越しできる。家賃はホテル代の1/4で会社の経費削減に協力しようと言うのに、会社の事務方は何を考えているのだろう。我々を島流しにしたまま、勝手に生活しろとでも言うのだろうか?
愚痴はともかく、アパートも、最初決めたところが一部抵当に入っているとのことでキャンセルとなり、新しいところをやっと決めたが、契約が完了するまで安心できない。なんせ、契約は2日で出来ると言いながら、一週間以上かかっているし、2~3分で着きますと言って、10分後に遅刻してくる土地柄だ、下駄を履くまで安心できない。
昨日は、新しく決めたアパートの近くのスーパーマーケットを偵察してきたが、これがまたでかい。何でも揃っているし、野菜も、肉も、魚も豊富にある。さすがに農業国、量が豊富で値段も安い。見つからなかったのは米くらい。これはチャイナタウンに行けば手に入る。ワインなどは、ボトル5$(約200円)から無数の種類が並んでいる。アパートから歩いて5分程度の便利な位置にある。これで、生活の心配はなくなったが、あとは来月の家賃を支払うまでに、送金方法を決めてくれるかどうか。設計の仕事をしに来たのに、生活費で頭を悩ますことになるとは。
朝は、一寸先が見えないくらいの霧。朝食を食べていると、9階の窓から、霧が流れているのが見える。新聞の天気予報は雨。今日は出かけるのが億劫だなと思っていたら、昼前にすっきり晴れ上がった。気温も上がり、そろそろ春の気配だ。
今週は、東京本社とお金の話で、仕事が手につかなかった。
アパートがやっと決まったので、契約書を作ってもらい、サインをすれば入居できる。ところが、支払うお金がない。当初、会社のコーポレートカードを利用して、銀行でまとめてお金を借りて支払うつもりで銀行に行ったら、お金が借りられない。ひょっとして、アルゼンチンなんぞという、遠いところで金を借りようとしているので、VISAの会社で、カード盗難を警戒して、身分証明の確認でも必要かと、VISAに連絡をとってみた。
日本との時差12時間だが、カード会社には盗難等の不測の事態を想定して、24時間連絡ができる。ところが、自動回答で、「あなたのカードのキャッシング残高は・・・0円です。」ときた。「品物を購入する場合は、あと266万円使用できます。」しかし、キャッシングができなければ、お金を借りられない。約束が違うじゃないのと、東京本社の人事部門にメールで連絡をとると、翌日「会社のカードは、経理部門が担当しており、キャッシング機能を付加するのには、難色を示している。」と返事が返ってきた。
我々は、長期出張用に生活費だけしかキャッシュを持ってきておらず、家賃の3倍(家賃一ヶ月+保証金+手数料)の契約金なんて払えるはずがない。しかも4人分。送金方法について相談したら、現地のパナソニックの駐在員が相談にのってくれるというので、電話番号を調べてやっと連絡したところ、「個人の送金は難しいですよ。法律の絡みも有り、簡単に答えられないですよ。」と迷惑そうな、冷たい返事。アルゼンチンは、一度経済が破綻し、国民が銀行を信用していないし、税金が高いので、銀行を経由しないキャッシュでの取引を好む。家賃もキャッシュでないと受け取らないと言う。こちらで銀行口座を作ると、便利さよりもトラブルの元になる、とは、先に同じような問題を経験した、同じ職場のイギリスのメンバーの情報。一番いい方法は、現地に来る人に、持ち込み限度額いっぱい(US$10,000)のキャッシュを持ってきてもらうことと、送金はほぼあきらめている。
早くお金をくれと本社に催促すると、「とりあえず、自分の口座から引き出してくれないか。」とあきれた返事。金を引き出して、その補填をタイムリーにやってくれるのかと、会社も信じられなくなってくる。
運良く、今度、一人追加で赴任してくることになったので、キャッシュを持ち込むように頼んだが、それでも2人分しか契約できない。会社からは、送金方法を検討していると返事があったまま、それ以降連絡がない。仕方なく、メンバーに、銀行からお金を下ろすようにお願いした。CITI BANKのATMは一度に900Peso(約33,000円)しか下ろせない。試してもらったところ、とりあえず9回連続して下ろすことができた。(8,100$=約29万円)CITI BANKの説明書によると、50万円のキャッシングが出来るそうなので、たぶん、15回まで連続でいけるだろう。しかし、毎月家賃を個人個人で下ろすのは危険も伴う。何とか送金方法を決めてほしいが、本社が何とも頼りない。
明日、新たに赴任してくるS君が、無事お金を届けてくれれば、初回の契約金は何とか目処がたったので、やっとアパートに引越しできる。家賃はホテル代の1/4で会社の経費削減に協力しようと言うのに、会社の事務方は何を考えているのだろう。我々を島流しにしたまま、勝手に生活しろとでも言うのだろうか?
愚痴はともかく、アパートも、最初決めたところが一部抵当に入っているとのことでキャンセルとなり、新しいところをやっと決めたが、契約が完了するまで安心できない。なんせ、契約は2日で出来ると言いながら、一週間以上かかっているし、2~3分で着きますと言って、10分後に遅刻してくる土地柄だ、下駄を履くまで安心できない。
昨日は、新しく決めたアパートの近くのスーパーマーケットを偵察してきたが、これがまたでかい。何でも揃っているし、野菜も、肉も、魚も豊富にある。さすがに農業国、量が豊富で値段も安い。見つからなかったのは米くらい。これはチャイナタウンに行けば手に入る。ワインなどは、ボトル5$(約200円)から無数の種類が並んでいる。アパートから歩いて5分程度の便利な位置にある。これで、生活の心配はなくなったが、あとは来月の家賃を支払うまでに、送金方法を決めてくれるかどうか。設計の仕事をしに来たのに、生活費で頭を悩ますことになるとは。
赴任して早一ヶ月。アパートに移って、まだまわりの地理もわからない状態です。今後の展開をお楽しみに。