アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

ミュンヘンの一日

2008年09月05日 | 旅行
9月5日 35℃ 湿度59%

寝過ごしてしまった。
金曜日の朝は、いつもは海にいる時間だが、目が覚めたら日が高くなっていた。先週の旅行疲れが出たようだ。今日はのんびりと、今週末の一時帰国の準備でもしよう。

そこで、先週の旅行先、ミュンヘンのご紹介。



8月28日 23℃ 湿度も低く快適な気候

ジェッダからまずフランクフルトに飛び、そこから南に40分引き返して、ミュンヘンに到着。空からみると、緑の森の中を切り開いた整然とした農地と針葉樹林ばかりで、砂漠がない世界が気持ちを和らげてくれる。

右も左もわからない街で、近くのチケットカウンターの小太りのお姉さんに、ホテルの住所を見せて、場所を確認したが、「私は電車のチケット売りなので、そんなことわかりません。」と無愛想。昔、フランクフルトの街角で地図を広げていたら、頼みもしないのにやってきて、「なにかお困りですか?」と尋ねてきたドイツ人の親切さを期待していたが、若い人はどこも似たようなものか。次に、サウジリアルをユーロに両替しようとすると、換算表にない。ここは田舎の空港か?仕方なく、キャッシュカードでお金を引き出す。

空港からタクシーで街の中心街にあるホテルまで飛ばしたら、40分で63ユーロ(約10,000円)も取られた。高い。(帰りは、空港生きのリムジンを利用したら、10.5€だった。)ホテルの予約は、なぜかキャンセルされていたが、空き部屋がありセーフ。着替えて、L社に向かう。電話で場所を聞いたが、ドイツ語の地名はわかりにくい。幸い、電車の一駅手前の駅がわかりやすかったので、その地名を頼りに電車で行った。

ミュンヘンは大都会だが、電車に乗ると、周りが緑に囲まれて、田舎の町を走っているような錯覚に陥る。緑の中に街を造っている。電車と地下鉄と市電が網の目のように走り、きわめて交通の便がいい。

(ホテル近くの駅:まるで田舎の駅、切符を近くの検札機に入れないと、無賃乗車になってしまう。15分から20分ごとの列車到着は、東京とは比べてはいけない。)


会議を終え、夕食をご馳走になったが、川の見える森の中のレストランで、オープンテラスでの食事。早い時間で、老人たちがトランプに興じている。これが都会のど真ん中とは思えない。平和な風景だ。久しぶりに飲むうまいビールと、豚のステーキ。ところが、夜行便での睡眠時間3時間と、久しぶりのアルコールがこたえ、早々にダウン。千鳥足で電車に乗りホテルまで。あとは爆睡。

会議後の時間に余裕が出来たので、ドイツ博物館を見学した。理科系の人間には面白い場所だ。ドイツの産業発展の様子がわかる。水車からポンプ、自動車のエンジンから飛行機、モーターから発電所、石油の精製設備、船舶に潜水艦、物理学、医学とあらゆるジャンルの展示があり、半分見たところで疲れてギブアップした。

(ジャンボのエンジン。本物です。:ドイツ博物館にて)


館内で食事。大きなレストランは混雑も無く、豚のスペアリブとポテト。安くて美味い。特に、ポテトが、日本のもち米を混ぜたような食感で、非常に気に入った。

ミュンヘンはドイツで3番目に大きい都市と言うが、街の中心には古いゴシック建築が残されており、緑を残すため、駐車場はわざと地下にするなど、街全体が田舎町のように緑に囲まれている。いい季節に訪れたためか、気候もベストだった。(アルプスが近く、冬には気温が-20℃に下がることもあるらしい。)

(街の中心、休日でもないのに歩行者天国は超満員)



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