アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

濃霧の紅海沿岸

2007年10月05日 | 雑感
10月5日(金) 濃霧 36℃

今日は少し寝坊をして、6時半過ぎにアパートを出ると、周りがすっかり霧に覆われている。これは初めての経験。季節の変わり目の現象だろうか。

海岸へ車を向けると、ますます霧が深くなり、10m程度先が見えない状態。早朝で車はほとんどいないが、念のためヘッドライトをつけて、そろりそろりと運転する。先週、ダイバーの連中がバラクーダの群れを見たと聞き、今日はいつもと違う初めての場所でバラクーダを狙う。

昨日、浜辺で小さめのホラ貝を見つけたので、それを短冊状に切った餌と、ショッピングセンターで買った食用の冷凍エビを念のために持ち、ルアーが不調の時の餌釣りの準備も万端。

準備をして海辺に出たものの、一面真っ白の世界で、なにも見えない。とりあえず沖に向かって歩くが、途中で方向が分からなくなり、沖合から聞こえる波の音を頼りに歩く。グーグルアースで事前に概略の地形は確かめておいたが、方向が分からないとどうしようもない。200m程度先に岩礁の突端があるはずだが、なかなか到着しない。ダイビングならともかく、釣りにコンパスは持ってこない。

やっと突端に到着したが、いつもの場所より深い。こうなるとやけくそで、泳ぎを覚悟で移動する。やっと、腰までの深さの岩場を見つけて、まずはルアーを試してみるが当たりなし。早々にルアーをあきらめ、先週多くの釣り師がやっていた浮き釣りを試すが、浮きがロッドにからまって自由が利かない。結局、浮きを外して投げ釣り。

従来は、冷凍小エビがすぐ魚に取られていたが、今日の貝の切り身は硬くて、針に刺しにくい反面、魚がつついてもなかなか取れない。水面近くで小魚につつかれながらも、餌が沈み、すぐ当たりがあった。しかし、あっという間に根掛かり。と思ったら、根から外れ、ユカタハタが上がってきた。それからも、当たりがあるたびに根掛かりする。無理に引かず、ロッドを緩めてやるとしばらくすると出てくる。このハタは、食いつくと、すぐ穴にもぐりこむ習性があるようだ。

一時間ほどして、バラクーダの情報提供者のGさんがやってきたが、霧で周りが見えないせいもあり、いつもの場所と違い、周りはひとりも釣り師がいない。二人で粘っていたが、食用になるだけ釣れたので、先に引き上げることにした。ユカタハタ2尾、アオノメハタ1尾、タイのような魚1尾、そしてベラとクマドリ各1尾。小さなキュセン2尾は逃がしてやり、8尾の釣果。ルアーで大物狙いだけしていたが、とりあえず餌釣りで釣果があると楽しめる。

今日の収穫は、貝の餌の効果を確認できたこと。来週は連休があるので、食用のササミとか、砂肝を試してみよう。案外、ナマコの短冊切りでもいけるかもしれない。

(今日の釣果)


タイ、カワハギ(クマドリ)、アオノメハタ(ガルーパ)は昼食で刺身にして、美味しくいただきました。ハタはなかなかいける。クマドリは少し身が硬い。タイは、刺身にすると、身が柔らかくていまいち。クマドリの皮を剥ぐのにはいつも苦労するが、今回、釣り仲間のZさんの経験を聞き、ペンチを使ってうまく剥ぐことができた。日本で買ってきた、包丁とエラ落としがやっと役に立った。ベラとユカタハタ2尾は、夕食に煮付けにする予定。

(追記)
霧はやっと昼ごろ解消。風が出てきたせいか。
相変わらず、帰ってきてみると、向こうずねに傷だらけ。とりあえずオロナイン軟膏を塗っておく。


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