アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

カナダより

2006年12月07日 | 旅行
12月6日(水) 気温-1℃(暖かい)

出張で、カナダに来ています。トロントの空港から車で約1時間のGuelph(グエルフ)という、小さな町にやってきました。


月曜日に到着したエアーカナダ002便は、予想通り、年配の乗務員が多く、50歳はゆうに越えていると思えるおばさん二人と、国籍不詳の日本語の下手な東洋人たちがサービスしてくれた。英語とフランス語のアナウンスの間に、とってつけた程度の下手な日本語のアナウンスが入る。ANAとの共同運航でも有り、日本人の乗客が多いのだから、もう少し日本語のサービスが多くてもいいのに。

空港に到着し、まずは換金。2万円がカナダドル$175に換わる。レートがいいのか悪いのかよくわからない。係りの若いお嬢さんが、我々二人の日本人を見て、自分の名前を日本語で書いてくれと言う。

まずは、Anita Sing(アニタ シン)を「愛似田 信」と男のような名前に変えると、非常に喜んでくれた。そしたら、もうひとりも自分の名前を書いてきたので、次は、Diana Ereiz(ダイアナ エレイス)とあるので、いい漢字が浮かばず、「大穴 江零津」とした。彼女が、次に日本語のわかるひとに自分の名前を自慢したら、「大穴」は笑われるだろう。美人で、若い女性なのに、冗談が過ぎたかも知れない。しかし、Francisの「腐乱死」よりはまだましだろう。

到着した日は快晴で、気温が肌をさすように冷たい。-5℃程度とのことだったが、周りに雪はなく、あまり心配することはなかったようだ。と思っていたら、その晩から小雪がちらつき、朝起きたら一面薄化粧をしていた。朝はまた快晴で、気温は低いが、道路は車が多いので雪は残っていない。

初めてのカナダなので、森に囲まれたフィンランドと同じような景色を想像していたが、全く違う。木々は少なく、ただ広い土地に、道路が一直線に走り、その両側には、平屋建てのカーディーラー、レストランが並んでいる。工業団地のようだ。

二日目は朝からどんよりと曇り、ボタン雪が降ってきた。終日屋内の会議室にこもっているので、寒さを感じることはほとんど無かったが、気がつくと一面真っ白の雪景色になっていた。しかし、快晴だった前日より暖かく感じる。

(事務所の前の駐車場)


雪の積もった道路を歩くと、この出張用に買ってきた靴の効果がよくわかった。滑らない。なかなかいい性能だ。

仕事が早く片付けば、半日くらい時間を浮かせてナイヤガラの滝まで足を伸ばそうかと企んでいたが、残念ながら会議は二日間びっしり続き、明日は昼の便で帰国する。

14時間の時差があるので、昼間は眠くてしようがない。明日ぐらいにやっとジェットラグも回復するだろうが、そのタイミングで帰国して、また日本でジェットラグになる。中途半端な出張だ。

下手をすると、年明けに、今度はアメリカに来ることになるかもしれない。予定がなかなか決まらない。体力だけが頼りだ。

ところで、カナダの食事は量が多い。前菜の野菜だけでボールに山盛りで出てくるので、まじめに食べたら、それだけで腹いっぱいになる。味は大味で、ファストフードに少し手を加えた程度に思える。また体重が増えているだろう。


会議では、Richard、Michael、George(リック、マイク、ジョージ)そして秘書のKathy(キャシー)さん、お世話になりました。彼らの会社の方針で、アメリカ支社からはサウジアラビアには出張させないとの事なので、現地での工事監督はドイツ支社から人が派遣されるらしい。もう2度とこの町に来ることは無いだろう。

(追記)
Air Canadaの日本食はまずい。味噌汁は最低。インスタントの味だとすぐわかるが、今どき、コンビニのインスタント味噌汁は美味い。更に、ご飯がひどい。ビジネスクラスは茶碗で給仕してくれるが、あのモサモサ感はどんな保存をしているのだろう。思うに、日本人が試食したことがないのだろう。形だけの日本食は、ブエノスアイレスの最悪の寿司屋を思い出させる。

帰国前に両替をして、ほとんど使わなかったカナダドルを円に戻した。ドルを買ったときのレートで14000円余り残っているはずが、11000円しか戻ってこなかった。3000円ものピンハネ、日本の銀行だけかと思っていたら、カナダの銀行もあくどい商売をしている。







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