禁煙と挫折と政治と

禁煙を目指すブログのはすが、政治の話が多くなってます。禁煙は失敗と再チャレンジを繰り返し継続中。。

9月に入っての米国 コロナ状況

2021-09-06 10:31:20 | 日記

菅首相の退陣で株価が高騰、という皮肉めいた状況の日本ですが、世界の経済を牽引する米国の状況は暗雲が立ち込めています。

 

米国の直近の新規陽性者数と死者数です。

 

新規陽性者数

9/3  約30万人

9/4  約56000人

 

死者数

9/3 約4000人

9/4 約500人

 

 

相変わらず1日の差が大きいですが、新規陽性者数・死者数ともに今年始めの最悪の時期と同じような水準の増加ペースです。

 

世界的に見るとヨーロッパこそ増加が抑えられていますが、他のほぼ全ての地域がデルタ株の感染拡大が抑えられていません。

 

特にアジア地域で深刻なため、世界へのモノの供給が不安視されています。

 

各国のインフレ懸念は変わりませんし、輸送コンテナ不足も一向に改善しません。

 

日本でもトヨタの部品供給不足による生産の4割減を筆頭に、現実の問題となりつつあります。

 

その中で、世界経済の中心である米国で再度 感染拡大が大問題となったら、世界経済はどうなるのでしょう。

 

 

ワクチンの3回目 ブースター接種を行い、経済再開に無理をしてでも進もうとする先進国。

 

対してワクチン供給不足に苦しむ途上国。

 

 

先進国のエゴによるアンバランスが、先進国に跳ね返る状況が近い将来訪れるように思えてなりません。

 

 

こんな状況のなか、日本の政治は総裁選という「政局」1色です。それを当然のように盛り上げるメディアに、「ここぞ儲けるチャンス」とばかりに高騰する株価。

 

「狂乱」としか思えません。

 

 


総裁選と自民党の体質

2021-09-04 07:09:22 | 日記

菅首相の電撃発言により新たな局面に入った自民党総裁選。

 

菅首相の不出馬を聞いて河野氏や野田氏らが続々と名乗り出ていますが、本命が岸田氏なのは間違いないでしょう。

 

今の自民党は 二階派 安倍派 麻生派 の3派の意向+選挙のための大衆ウケ でほぼ全てが決まります。

※もし二階氏が幹事長から降りても、あの二階氏が影響力を失うわけがありません。必ず裏で影響力を持つ形を残すはずです。

 

3派に対して軋轢が少なく、(恐らく)操作しやすく、柔らかいイメージで一般受けも良い岸田氏は、はた目からも現状では1番適任と思えます。

 

しかし「3派の意向」を汲める、ということは、結局は菅政権のやってきたことから大きく変化出来ない、という意味も含まれると思います。

 

 

そして、この3派(というか自民党自体)の体質として、

 

政策をややこしくしてお友達企業に利益を回す

 

という点があります。

 

 

例えば「住宅政策」。

 

私は2019年に中古住宅を購入し、同時にリフォームを行いました。

 

空き家対策 や 住宅の熱効率改善 などの政府の方針があるので、補助金を利用しようと色々調べましたが、結局断念しました。

 

というのも、数々の「使えそうな」補助金はあるのですが、どれもまず「登録業者による工事」であることが前提条件だったのです。

 

私は地元の大工にリフォームを頼んだので、その時点で全ての補助金が使えない事になりました。

 

もし登録業者で工事するにしても「全窓を二重窓にする」「壁・床・天井のうち2面を断熱する空間を40平米以上」というような、無茶振りだったり理解が難しい内容だったりの上、使用する建材が厳密に決められており、付き合いのある建材業者を利用する地元工務店などではまず不可能。

 

その結果、補助金を利用できるのは実質的に「補助金を利用するために立ち上げた業者」だけ、というような状態になっています。※そのため、「エコ」「ロハス」を謳ったヨコ文字の新規建築業者が世の中に溢れていると思われます

 

この新規業者は「補助金が得られますよ」とうたっていますが、実際には工事単価などが従来相場より高いので結局補助金分は業者に入る形になります(実際に見積もり取って確認済)。

 

もちろん、ちゃんと補助金分をお客に還元する良心的な業者もあるでしょうが、その業者を見極めることは一般消費者には不可能です。

 

そして補助金を利用する際は「建材」も決められているため、大手建材メーカーは自動的に自社の建材が選ばれるためこちらにも利益が出るでしょう。けれど利用者当人である個人には還元が望めないのです。

 

そのくせ「経産省」や「国土交通省」などが同じ内容の補助金をカブって設定しているため(両方は受けられない)、見た目だけ「充実した補助」になっています。

 

つまり、結局は「中古住宅を買う」「リフォームする」当人にメリットが回らず、それを請け負う業者に利益のある制度になっているのです。

 

 

この構造、何かに似ていませんか?

 

コロナ対策における「持続化給付金」や「休業支援金」。これらもかなり似た構造です。

 

減税や確定申告を利用すれば手間を抑えてより公平に「実質的給付」を行えるはずなのに、敢えて煩雑な手続きを規定することで中間業者や下請け、孫請けに業務を受けさせての「中抜き」。

 

「休んだ本人」にお金を出すのではなく、勤める企業が申請する形にすることで制度自体が複雑化して、本当に給付の必要なフリーランスやパート・アルバイトに給付が行き渡らない「休業支援金」。

 

名目や方向性は合っていても、「やり方」が決定的に間違っているために本当に困っている人に回らない。しかもその間違いは利益誘導のために故意に行われる。

 

これは菅政権の問題ではなく、歴代の自民党政権に通じる問題で、自民党の体質と言っていいと思います。誰が総裁になろうと変わらないでしょう。

 

いくら新しい総裁が有効な政策を打ち出しても、実行において「これ」が起きてしまったらなんの意味もありません。

 

それだけに、総裁選後の衆院選挙が大切なのだと思います。

 

政権交代とまで言わなくとも、常に危機感を持たせていなければ、自民党にはまともな政策は期待出来ないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空き家の中古住宅を買ってリフォームすることに変わりはないのに、

 

 

 


米国のコロナ最新状況と新たな変異株

2021-09-02 10:18:42 | 日記

しばらく更新サボっていました、、

 

サボっていた間に発表された米国の新規陽性者の概数は

 

8/30 254000人(死者1200人)

8/31 150000人(死者1400人)

 

でした。

 

週始めとしてはかなり多い数です。特に最近の死者数の増加はかなりのペースになっています。

 

感染拡大によりワクチン接種をする人が増えて現在は1回目接種済が70%を超えているそうですが、それでも感染拡大が収まる気配はありません。

 

米国の感染拡大はワクチン接種済の人から未接種の人へ感染し、未接種感染者が重症化することで拡大しているとのこと。

 

特に未成年はまだワクチン接種をしていないため、子供の感染被害が深刻とのことです。

 

1か月間で「子どもの感染者」が4倍以上の増加=米国

 

米国でも間もなく夏休みが終わります。学校再開を控えて子供の感染対策が喫緊の課題となっている様子。

 

ワクチン未接種者が重症化する=子供が重症化する

という事がわかっているのに、それでも12歳以下への接種は年内には認可が出ない可能性があると記事では書かれています。

 

裏返せば、それだけ未成年者へのワクチンの影響を懸念しているということでしょう。

 

 

見通せないワクチンによるコロナ対策をよそに、南米コロンビアで発生した新たな変異株「μ(ミュー)株」が、感染拡大を懸念される「注目すべき変異株」とされました。

 

そして既に日本でも成田の空港検疫で2件のミュー株が確認されました。しかもUAEとイギリスから到着した人から検出されたとのこと。

 

南アフリカでも新しい変異株が発見されたという話もあります。

 

デルタ株の拡大の中、学校再開が迫り、新たな変異株の足音が近づく。

 

検査数が絶対的に不足している日本は、感染拡大の実態を掴めないまま、すでにまともな対策のないまま学校再開しました。

 

日本が新たな変異株の感染拡大の震源とならないことをただただ祈ります。

 

 

 

 

 


8/27 米国で過去最多の新規陽性者

2021-08-30 08:21:27 | 日記

昨日更新出来なかった間に、米国で過去最多の新規陽性者が発表されました。

8/27 約32万人

先週も30万人を超えて、米国としての過去最多だったのですが、さらに更新した形です。

 

8/27の死者数も3163人を数え、年末の最悪だったときの平均数並み。

 

では翌日の8/28はというと、

新規陽性者数 56000人

死者数 554人

 

拍子抜けのような数ですが、これは米国の発表がいつも金曜日に偏っているため。翌土曜・日曜は極端に減るのが通常です。また月曜日〜木曜日は金曜の数の半分くらい(新規陽性者15万人くらい)で推移して、次の金曜にドンと増えるのが米国流。

 

それにしても、いくらなんでも極端です。。

 

 

ちなみにイギリス8/28新規陽性者数は、週末としては多い32000人でした。相変わらず押さえ込んでいますが、増加傾向がだんだん鮮明になってきています。

今週には新規陽性者数40000人を超えるかもしれません。

 

 


感染プログラム引率の先生の感染について

2021-08-30 07:40:56 | 日記

ついにというか、やはりというか、、

 

パラリンピックの学校観戦プログラムで生徒を引率した教師二人の新型コロナ感染が明らかになりました。

 

驚いたのは、「複数の教師の体調不良が相次ぎ、検査したところ陽性が判明した」という所。

 

観戦プログラムの前後で、簡易抗体検査などしないのでしょうか?

 

千葉市から1台のバスで、集団で東京都心まで行き、恐らく他校の生徒達もいる環境で数時間観戦などして過ごすのです。

 

パラリンピック側としても、例のバブル方式はどこに行ってしまったのでしょうか?ワクチンも検査もしていない集団を泡の中に入れていいの?

 

公的な企画で、普段と違う場所に行き、普段と違う人達と同じ空間で過ごす。しかもパラリンピックという「泡の内側」で。それを行うなら出発前と出発後の検査は必須と思うのですが。。

 

 

本格的なPCR検査でなくても、今はすぐに結果の出る簡易抗体検査キットがあります。たとえ偽陽性、偽陰性が出たとしても、簡易検査で陽性となった人をPCR検査することでかなり正確性が上がります。諸外国はどこもこのやり方で陽性者の徹底した隔離を図っています。

 

 

いくら「観戦希望者のみ参加」とはいえ、勝手にこのプログラムを実施することを決めたJOCにはそのくらいする責任があると思います。

 

 

思い返せば、オリンピック・パラリンピックに参加する選手達に、IOCは

 

「新型コロナや熱中症で死亡したり、後遺症が残っても自己責任」という念書にサインさせ、さらに「生涯にわたりIOCを提訴する権利を放棄します」という念書まで書かせています。

 

もしかしたら観戦プログラムでも同じ様な「同意書」を書かせているのでは、と邪推したくなってしまいます。