禁煙と挫折と政治と

禁煙を目指すブログのはすが、政治の話が多くなってます。禁煙は失敗と再チャレンジを繰り返し継続中。。

日本学術会議の価値

2020-10-27 09:23:44 | 日記
昨日スガ総理が「答えられることと答えられないことがある」という、新たなよくわからない説明をしだした日本学術会議の任命問題。

他にも「会員が一部の大学出身者に偏っている」とも発言していましたが、これ「東京大学」と「京都大学」なのではないでしょうか?

日本の学術の代表機関に日本の最高学府である東大、京大(もしくは各分野の最有力校)の出身者が多くなるのは当然の事だと思いますが、、



もちろん日本学術会議を含む学問の世界にも「派閥」や「利権」の争いはあるでしょう。でもその争いは政治家の世界に比べたらきっと些細なものだろう、という事は容易に想像できます。

コロナ禍の中ですら、政治の世界は派閥と利権にまみれていることは一連の給付金やGOTO、先の自民党総裁選を見ても明らか。

むしろコロナの混乱に乗じて「今がチャンス!」とばかりに自分達の利権を拡大している様に見えるのは私だけでしょうか?

そんな政治家が、「日本学術会議は改革すべき」と声高に叫ぶのだから、ブラックコメディもいいところです。



前置きが長くなりましたが、今回は

日本学術会議の価値

について考えてみました。


私はフツーの会社員なので正直言って日本学術会議の提言など見てもよくわかりません。

よくわからないながらも、過去の日本学術会議の提言の題目を見ると、色々な日本の問題点を学問の視点から「総合的・俯瞰的に」指摘しているなあ、とも思います。



今朝の記事で、「学術会議が核のゴミ問題に提言していた」という記事がありました。



記事では「核のゴミ」への提言と任命問題を絡めていますが、それは憶測になってしまうので置いておいて。

学術会議は2012年と2015年の2回に渡り「核のゴミ」問題について提言しているそうです。

政府が進める地下300m以上に埋める処理は世界にも例がなく、保管期間が「数万年」にもなるために学術会議は

「今の科学では数万年もの間地層が安定したままである確証は持てない」

とし、暫定措置として50年間の地上保管を提言して、未来の知見で処置を決めるべき、と意見しているとのこと。

また今後も増える核のゴミの対策として総量上限を設けて限界以上に増やさない事も提言しているそうです。



「原発」「核」といった問題は素人では判断などつくはずもなく、どうしても学者の意見に頼るしかありません。

学術会議の意見が絶対正しいとは言いませんが、各分野の専門家が揃う学術会議であれば「原発利権」などで意見が左右される可能性は低いと思われます。

少なくとも「原発利権」にズブズブの自民党政権と比べればはるかに「科学的知見」にのっとった提言をしているだろうと思います。

政府は「日本学術会議は役に立ってない」と盛んに言っていますが、実はただ単に政府が「役立たせていない」だけなのではないでしょうか?


このような素人では判断のしようがない問題について、各専門家が議論し結論をまとめて提言する日本学術会議は、

科学やデータに基づいた知見

で物事を判断する現在では逆に重要性が増しているのではないでしょうか。


政府が学術会議を改革

するよりも、

学術会議が政府を改革

する方が遥かにマシな世の中になると私は思います。








日本学術会議の既得権益

2020-10-12 11:40:08 | 日記
日本学術会議の問題について。

「問題」となっているのはあくまで

6人を任命拒否した理由

のはずですが、なぜか存在意義や活動の有益性、既得権益などがやり玉に挙がっています。

しかも政府が率先して「10億円の税金を使っている」「人件費に5億円使っている」など、いかにも

学者が既得権益を得ている

というような発信をしています。


そこで日本学術会議が得ている「既得権益」についての記事を見てみましょう。





記事によれば、会員である学者が得られる額は

年間に21万円

だそうです。


しかも一番支給を受ける事が多いであろう「旅費」については、支給で得られるのは普通席、エコノミークラス料金だけだそうです。



国会議員などはグリーン車や指定席、ビジネスクラスなど無料で何度でも使える特典があるらしい。

世間を騒がせし続けている杉田水脈は年間うん千万円の収入を得て、国会議員特典も使い放題。

自民党がどちらを先に修正すべきかは明らかではないでしょうか。






GO TOキャンペーンの闇

2020-10-12 08:15:11 | 日記
昨日驚きのニュースがありました。
じゃらんやヤフートラベル、楽天トラベルなどが

GOTOトラベルの割引上限を3500円にする

と発表したのです。





つい先日、今までのGOTOトラベルの割引還付合計額がまだ760億円くらいで想定の2割程度、というニュースが流れたばかりです。

「なんだ、まだまだ全然使われてないじゃないか」

と思った矢先のこの展開。


問題なのは各社に振り分けられている「予算配分」にあるらしいですが、いくらなんでもこんなに早く「予算」がなくなるなんて、、

1.7兆円のうち760億円しか使ってないんですよ!??


GO TOイートも「錬金術」などに見えるずさんな制度設計が問題になっています。

やはりというか、「またか」というか、どうもこのGO TOキャンペーンは、思っていた以上に「深い闇」があるのではないかと思います。



日本学術会議に10億円

2020-10-10 08:11:04 | 日記
日本学術会議に10億円の税金が使われている事が問題となっています。



そこで、今年になり色々な政策で使われた税金をここで振り返ってみましょう。


・アベノマスク
家庭向け: 260億円
介護・幼児施設向け: 504億円

・持続化給付金: 769億円
そのうち20億円をサービスデザイン評議会が中抜き

・go to キャンペーン: 1.7兆円
そのうち1895億円をツーリズム産業共同提案体が中抜き




かがでしょうか。

アベノマスクの費用で総額700億円以上かけています。日本学術会議レベルの団体が70個運営出来る額です。



日本学術会議の実態や全体像はよくわかりませんが、

「サービスデザイン評議会」

「ツーリズム産業共同提案体」

などと比べて、どちらがより「怪しく」「役立たない」組織だと思われますか












コロナについて最近思うこと

2020-10-06 11:04:37 | 日記
最近またプロ野球界でコロナ感染が増えています。また日本各地でも毎日のように「クラスター」が発生しています。

既に東京や大阪といった大都市だけの蔓延ではないのかな、という感じが、なんとなく、薄ぼんやりと感じられ、この「薄ぼんやりとした不安」がコロナの1番厄介なところなんだと思います。


そんな中でふと思ったのですが、日本のコロナ対策である「クラスター・濃厚接触者追跡」というやり方で、どれだけの「実際に感染している人数」が把握できるんでしょうか?


「クラスター」が発生した場所にいた人を把握して、その人の行動を確認して過去に濃厚接触した人を探し出す、というのがやり方なんだと思います。

その「過去の濃厚接触」については本人の自己申告がメインにならざるを得ないはず。

例えば私の会社でクラスターが発生して私も感染したとして、前日に取引先の会社でミーティングをしていたとしたら。

自分の行動がクラスター対策班にバレてそうなら申告しますが、バレないようなら申告しない方がいいんじゃないかと悩むと思います。迷惑かけてしまうので。


また、「濃厚接触」というのが

・2m以内で、マスク無しで長話した

というような定義です。いまどきマスク無しで長話することなんてありません。

マスクしていたら「濃厚接触」でないなら、仕事で訪問した先などは全て「濃厚接触」でないことになります。

もしそうなら、「クラスター追跡」で判明する感染者はとても限定されているのではないでしょうか。


またプライベートで友達と会っていたとして、その友達の事を申告するかというと、これもけっこう悩むと思います。


夏以来のコロナ再拡大ではほとんどが無症状ですし、「経路不明」の感染が全体の半数以上になっています。

「もし自分が感染したら」と考えた時に、あえて自分から周囲の人に「感染疑い」を向けさせる必要を感じないのです。




いま1番恐ろしいのはコロナの症状ではなく、「コロナに感染した」と周りから見られることだと思います。

万一自分が感染したら、自分や家族の事はもう腹をくくるしかないですが、その時に取引先や友人に会っていた事を申告するのは、ある意味「チクリ」のように思えてしまうのは私だけでしょうか?



また、そもそも論として

・感染したとしても症状がひどくなければ、そのままやり過ごせば2週間後には回復する。

・高齢者以外はほとんど無症状


これが本当なら、「感染したかも」と感じても、あえて自分から検査をして「陽性」と世間に公表する必要ないんじゃないかと思います。

せめて検査を受けるハードルが低くて、いつでも・誰でもすぐ検査を受けられるなら「周りの為に」と受ける決断も出来るかもしれません。

でも日本の場合は検査を受けられるかどうかもわかりませんし、自分から希望して検査すると数万円かかると言われています。

この状況で、あえて自分で検査を受けようと思う人がどれだけいるのかな、と正直思います。私は優柔不断なので、こういうハードルがあると「じゃあしょうがない」と止めてしまう方の人間なので。。




結局は一般人で「陽性」と判明するのは

・クラスター追跡で自分に連絡が来た人

・体調がひどく悪化して、耐えられず病院に行くことで検査を受ける人

・正義感がある人で、社会や身近な人のために検査を受ける人

この3つの場合だけなのではないでしょうか?

私にはこの3つに当てはまる人はかなり少ないのではないかと思います。

だとしたら、毎日報道されている「陽性者数」は本当に実態を伴わない数字なのでは。。



私は「だからコロナなんて恐くないんだ」と言いたいわけではないです。

逆に、水面下でコロナ感染が拡大しているとしたら、これから冬になってどうなるのかを心配しています。


風邪でもなんでも、気温と湿度が下がる冬に増えますし亡くなる方も増えます。

今は無症状だとしても、冬になると一斉に悪化する可能性は「絶対にない」と言えるんてしょうか。


なんとなく、夏以降の今までの期間はある意味「症状の軽いボーナス期間」だったんじゃないかと、本当になんとなくですが思えて仕方がないです。