のち一時
昨日は炎天下を遊園地に行ってへとへと。
今日は朝から大雨洪水警報と、東京は相変わらず不安定な天気が続いています。
疲れたけど、【日曜洋画劇場】の『X-MEN 2』はしっかり観ました。
11時24分までの放送でしたが、それでも少しカットされている部分はありましたね。
ローガンが戻って来てプロフェッサーとセレブロにはいるシーンの葉巻のエピソードとか、深夜の食堂でローガンがボビー(アイスマン)に「ローグとはどういうつきあいなんだ?」と、おとーさんみたいに訊ねる所とか。
アメコミ原作と言ってもダークで重かった第一作と違い、今回は派手。初めから大作として作られ、ミュータント一人ひとりの見せ場もそれぞれに用意されています。
その中で見せ場をさらって行くのは、やはりウルヴァリンとマグニートーで、特にサー・イアン・マッケランの、いかにも舞台俳優な「見得」の切り方が楽しいです。パトリック・スチュアートと(たぶん意識的に)正反対の方法論で演じているのが面白いなあ、と思いました。
道具立てが派手になった分、第一作で見られた彼らの感情の描写は稀薄ですが、迫害されて生きて来たのに、純粋で心優しく信仰深いカート(ナイトクローラー)のキャラクターや、ストームとの心の通い合いは好きでした。3にカートが出ないのは、やはり残念です。
それでも、ストライカー大佐とジェイソン父子からは、十分「障碍を持った子とその親」のメタファーが読み取れるし、ボビーとその家族のシーンなどは、はっきり「自慢の息子にゲイをカミングアウトされた家族」の対応そのものです。
ただ、そこに問題意識はあるにしても、第一作のような胸締め付けられる思いは、あまり感じ取ることが出来ませんでした。
ミュータントたち一人ひとりには、それぞれ隠されたドラマがある筈ですが(たとえばパイロが見せた怒りは、ボビーの身に起きたことが、かつての彼自身の体験と重なったためではないか?とか)、初めに述べたように、優先されたのはヴィジュアルとしての「見せ場」であり、彼らの背景に触れる余裕はなかったようです。
と言って、そちらばかり掘り下げても、本当に暗く辛気くさい話になりそうで、匙加減は難しいところでしょう。
ところで、終盤のジーンの「決断」、改めて観たら、これってまんま、映画『スター・トレック2~カーンの逆襲』じゃないか!と思いました。エンディングのナレーションがジーンである所までも。意識的なことだったか偶然かは判りませんが。
そして、実は今回初めて気づいたのですが、ラストの湖面に微かに見える「影」って、もしかして…?
吹替は先週の第一作と同じメンバー。こういう風に統一してくれるのは嬉しいです。相変わらず中原さんのサイクはいいですね~
でも、ナイトクローラーが随分と軽い感じのキャラになっていたのには、ちょっと驚きました。
あと、大佐(ブライアン・コックス)の声、どこかで聞いたような……と思っていたら、デネソール侯(勝部演之さん)ではありませんか!
マグニートーの声がDVD版と同じガンダルフの有川博さんだったら、それはそれで愉快なことになったでしょうね。
昨日は炎天下を遊園地に行ってへとへと。
今日は朝から大雨洪水警報と、東京は相変わらず不安定な天気が続いています。
疲れたけど、【日曜洋画劇場】の『X-MEN 2』はしっかり観ました。
11時24分までの放送でしたが、それでも少しカットされている部分はありましたね。
ローガンが戻って来てプロフェッサーとセレブロにはいるシーンの葉巻のエピソードとか、深夜の食堂でローガンがボビー(アイスマン)に「ローグとはどういうつきあいなんだ?」と、おとーさんみたいに訊ねる所とか。
アメコミ原作と言ってもダークで重かった第一作と違い、今回は派手。初めから大作として作られ、ミュータント一人ひとりの見せ場もそれぞれに用意されています。
その中で見せ場をさらって行くのは、やはりウルヴァリンとマグニートーで、特にサー・イアン・マッケランの、いかにも舞台俳優な「見得」の切り方が楽しいです。パトリック・スチュアートと(たぶん意識的に)正反対の方法論で演じているのが面白いなあ、と思いました。
道具立てが派手になった分、第一作で見られた彼らの感情の描写は稀薄ですが、迫害されて生きて来たのに、純粋で心優しく信仰深いカート(ナイトクローラー)のキャラクターや、ストームとの心の通い合いは好きでした。3にカートが出ないのは、やはり残念です。
それでも、ストライカー大佐とジェイソン父子からは、十分「障碍を持った子とその親」のメタファーが読み取れるし、ボビーとその家族のシーンなどは、はっきり「自慢の息子にゲイをカミングアウトされた家族」の対応そのものです。
ただ、そこに問題意識はあるにしても、第一作のような胸締め付けられる思いは、あまり感じ取ることが出来ませんでした。
ミュータントたち一人ひとりには、それぞれ隠されたドラマがある筈ですが(たとえばパイロが見せた怒りは、ボビーの身に起きたことが、かつての彼自身の体験と重なったためではないか?とか)、初めに述べたように、優先されたのはヴィジュアルとしての「見せ場」であり、彼らの背景に触れる余裕はなかったようです。
と言って、そちらばかり掘り下げても、本当に暗く辛気くさい話になりそうで、匙加減は難しいところでしょう。
ところで、終盤のジーンの「決断」、改めて観たら、これってまんま、映画『スター・トレック2~カーンの逆襲』じゃないか!と思いました。エンディングのナレーションがジーンである所までも。意識的なことだったか偶然かは判りませんが。
そして、実は今回初めて気づいたのですが、ラストの湖面に微かに見える「影」って、もしかして…?
吹替は先週の第一作と同じメンバー。こういう風に統一してくれるのは嬉しいです。相変わらず中原さんのサイクはいいですね~
でも、ナイトクローラーが随分と軽い感じのキャラになっていたのには、ちょっと驚きました。
あと、大佐(ブライアン・コックス)の声、どこかで聞いたような……と思っていたら、デネソール侯(勝部演之さん)ではありませんか!
マグニートーの声がDVD版と同じガンダルフの有川博さんだったら、それはそれで愉快なことになったでしょうね。