Loomings

映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

ドラマ『ジェネラル・ルージュの凱旋』最終回

2010-06-23 23:48:28 | 雑記
のちときどき
関西テレビ(フジテレビ)系で放映、昨日最終回を迎えたドラマ『ジェネラル・ルージュの凱旋』ですが……

ジェネラル・ルージュの凱旋 公式サイト

初回を観た時ここで書いたように、やはり原作とはまるっきり別物でしたね。終盤の超展開にはびっくりです。
とりあえず一件落着した後に、このドラマシリーズではもうやらないかな、と思っていた最後の大連鎖事故を持って来たことは、構成としてはそれなりに巧いと思うけれど、あそこで断ち切ってしまうのは、あちこちで言われているように「俺たちの救命はこれからだ!」エンドみたいでもありました。
原作にないエピソードを入れ過ぎた感がある一方、原作に登場する(シリーズとして見た場合の)重要人物が全く出て来なかったり、原作ファンとしてはモヤモヤが残ります。同様の脚色が施されても、『チーム・バチスタ』の時にはそれなりに納得できたし、人間関係にもいろいろ広がりが感じられたのですが、この違いは何なんでしょうね。
そもそも速水先生の重病設定って必要だったんですか?原作ジェネラルって、殺しても死なないような人じゃないですか(笑)。『ナイチンゲール』での初登場時の颯爽たる
「お困りのようだな、行灯クン。何かお手伝いしましょうか」
に惚れた読者としては、何とも困った感じです。西島ジェネラルも、それ単体として見れば好きなんですが。
島津さんや猫田師長や姫宮も見てみたかったけど、それより、せっかく登場してくれた黒崎教授のアレが描かれなかったことが残念至極。

というわけで、この作品については、やはり原作が好きです。

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)
海堂 尊
宝島社

このアイテムの詳細を見る


ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)
海堂 尊
宝島社

このアイテムの詳細を見る


別物ついでに、未見の映画版も観てみようかな……
私にとって、最も原作ジェネラルのイメージに近いのはコミック版でした。表紙だけ見た時には、なんて人相悪い速水先生……と思ったものですが、通して読むとなかなかでした。

ジェネラル・ルージュの凱旋 (ワンダーランドコミックス)
海堂 尊
宝島社

このアイテムの詳細を見る

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ヴァン・ヘルシング』次週... | トップ | ヒューヒュー!・669 舞台の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

雑記」カテゴリの最新記事